尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十四章 <クラーク教授の「神に近づく道」> (1031) |
- 日時:2016年04月06日 (水) 06時41分
名前:平賀玄米
あなたが若し単にある人間の作った経典、或は教義の書物や仏像や神殿の前で朗読することだけを神に近づく方法だと考えられるならば、それは決して神を完全に愛する方法ではありません。 また某々教会で説く神のみを礼拝し、他の教団で説く神々を嘲笑したり、他の教団と争うことによって勝利を得んとせられるならば、あなたは形で宗教を信じながら、内容では神に遠ざかっているのであります。イエスは「われ旧約を毀(こぼ)たんがために来たれるに非ず、旧約を成就せんがために来たれるなり」と云っているのであります。
併し、その旧約の成就は単に説教することによって成就するのではない。説教するために彼は来たのではなく、生活に眞理を実証せんが為に来たのであった。彼は中空なる鐘の鳴る如く教義を説かんが為に来たのではなく、愛を実践せんが為に来たのであります。
「主よ主よと呼ぶ所の数千数万の人々が、本当にキリストが来た時にそれを如何に拒むかを思え。 何となれば彼等はキリストの内部精神を見ることを拒んでおり、唯キリスト教的な外部的装いを好んでいるからである」とグレン・クラーク博士は喝破しているのであります。
つづく <平成28年4月6日 謹写> ありがとうございます 合掌。
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