《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1253)
日時:2016年04月23日 (土) 07時43分
名前:平賀玄米

    
       第二十五章<家庭幸福の心理学>


         <家の中心を大切にせよ>

 人間の幸福は人間自身の「我」の固まりから来るものではないのであります。「幸(さいわい)」と云う字が「割き延え(さきはえ)」と云う語源から来ているのは神の生命の分割延長流入によってのみ人間の幸福があるからである。

 神の生命が流れ入らなければ人間に幸福などはあり得ないのであります。神の生命が流れ入るには神の生命の法則に随わねばなりません。神の生命の法則とはすべて「家」には中心があると云うことです。即ち大は「宇宙」と云う家から、小は物質原子と云う家にさえも中心があると云うことであります。

 あなたの家が若し幸福でなかったり、誰か家族に病気が起っているようでありましたならば、家の中心がおろそかにされていはしないかと云うことを反省なさらねばなりません。家の「中心」とは何か、それは祖先である。あなたの祖先祀りは大切になされていますか。毎日礼拝なさいますか。

 墓はきれいに掃除してございますか。礼拝なさいましても、ただ習慣で形式上、お供えをポンと棚に上げてお辞儀をすると云うような「形式」ばかりではいけないのであります。神はまことであらせられ、御先祖もまことであられますから、これを礼拝するには誠を以って真心を以って礼拝しなければならないのであります

 御先祖様にお礼の心で「悟りの糧」となるべきお経を供養するのは「法施」と申しまして、供養の中でも最も貴い供養であります。勿論生きている父母があれば父母に対する中心帰一が必要なのは申すまでもありません。

 家の中心が整いましたら、その中心から分化したところの陰陽の調和夫婦の和という事が必要でございます。私は読者から病気に就いてよくご相談を受けますが、ご本人竝びにお子さんの健康をよくする上にも一番必要なことは「夫婦の和」であります。

 教育勅語に「父母に孝に・・・・夫婦相和し」と云う事を、明治天皇がお示し下さいましたが、まったくこれは眞理のみ言であって、古今を通じて誤らず中外に施して悖(もと)らざる宇宙の大眞理、大生命の法則であり、これに則ることによって人は栄もすれば幸福にもなるのであります。
が、この簡単な眞理を実行なさる人が誠に少ないのであります。

 特に夫婦の和と云うことが一家の運命を支配する大切な鍵になっています。だから夫婦と云うものは互いに、あんたがいてくれればこそこういう風にこの家庭が幸福になれるのだというように、相手に「こそ」をつけて相手を拝むような気持になることが必要であります。

つづく
       <平成28年4月23日 謹写> ありがとうございます 合掌。

尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1277)
日時:2016年04月24日 (日) 07時16分
名前:平賀玄米

       <身心の相互関係>

 アメリカのウィリアム・ゼームズ教授やドイツの心理学者ヴント教授は、心というものは表情によって変化するのであるということを発見したのであります。心が変化すれば表情が変化すると云うのでありますが、更に又表情が変われば心が変わって来るということを発見致しまして、そうして表情と心というものは互いに影響し合うものであるということを唱えたのであります。

 実際皆さんが笑顔をなさいますと自ずから可笑しくなって来るのです、或は嬉しくなって来るのです。或いはしかめっ面をなさいますと自ずから気持ちが悪くなって、腹立たしい、いら立たしい気持ちがして来るのであります。

 試みに眉間をしかめて、苦虫かみつぶしたような表情をしてご覧になりますと、何だか、頭から物が覆い被さったような気になって気持ちが悪いのですが、そこで眉毛と眉毛との間をのんびりと伸ばしてご覧になると我々の心持が非常に明るくなって来るのであります。

つづく

       <平成28年4月24日 謹写> ありがとうございます 合掌。


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1286)
日時:2016年04月25日 (月) 07時53分
名前:平賀玄米


          <表情をよくする為に眉を伸ばせ>

 そこで家庭を幸福にしょうと思うならば、先ず顔の表情を明るく愉快にしなければならない。
それには眉を伸ばす稽古をしなければならないということになるのです。

心が乱れれば眉が乱れるものでありまして、人相から云いましても、眉の毛があち向き、こちら向き、上向いたり下向いたり、交叉しているというような場合には心が非常に顚倒しているものであると云われております。

 そこで心を平らかにする為には眉を真直ぐになだらかにしなければならない。そこで怪しいものを見ると、こちらの心を先ず平静にしなければならないから眉に唾を附け、「眉唾物だ」というのでありますが、詰まり何か不調和なことがあり、何か欺(だま)されそうな、心に落着きがない、

狸にでも欺されるかも知れぬという時に眉に唾を附けて眉間の間を伸ばし心を落着けると、欺されないということになると云う伝説の理由もあるのであります。

 つまり眉に唾をつけると云うのは眉毛の乱れを直して人相上、心の混乱せる有様をあらわしている形を訂正するのですが、一つには眉の間を伸びやかにする働きであります。

つづく
       <平成28年4月25日 謹写> ありがとうございます 合掌。



尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1295)
日時:2016年04月26日 (火) 06時06分
名前:平賀玄米


 私は『生命の實相』第四十巻に人相の話を書いたことがあるのであります。その中に私の出身の市岡中学校の校医をしておった別所彰善という人の体験が載っているのであります。
別所彰善という人は旧い大阪の医学専門学校を出た医者でありますが、中学校の校医をしながら自分でも開業しておられた。

 ところが、胃腸が悪い、神経衰弱で夜は眠られない。奥さんはヒステリーであります。医者のことですから、有りとあらゆる医学上の方法を用いてその病気を征服しようとせられたのであります。ところがどうしても治らない。

 そこで到頭医学医術というものに愛想が尽きてしまったのです。自分の所へ胃病の人がやって来ると如何にも効きそうな顔をして、胃病の薬を調合してやるのですが、ところが自分は胃病であってどうしてもその薬では治らない、自分のやっている事は如何にもインチキ極ることをやっているような気がして、良心が咎めて余り面白くないのであります。

 そうして、こういうようなことなら医者を廃めてしまおうかと思っておられたのであります。
ところが或る日のこと机の上で書見をしておられまして、一寸横を見ると、そこに誰かが硝子越しに覗いているように見えたというのです。その顔を見た時に別所さんは驚いたのです。これは一体誰の顔だろうと思ったのです。

 それは實に物凄い陰惨な顔をしていて、もうこんな奴見るもゾッとするので怒鳴りつけて追い出してやろうかと思った位です。がそれは誰の顔かと思ってよくよく見ると、それは鏡に映っている自分の顔だったというのです。

 ところが別所さん、自分は他人に深切してやるつもりでも他人が中々自分に好意をくれなかったそうであります。そして世の中の人はみんな自分に敵意を持っている、自分に愛情を示す者は一人もないと考えて悲観しておられたのであります。ところがその鏡に映っている自分の顔を見た時に、自分ながらこんな奴には好意が持てないというような物凄い顔が映っておったのであります。

 そこで、成程これでは他人が自分に好意を持ってくれなかったのも無理がない、まるで地獄から出て来た亡者のような顔ではないかと気が付いたというのです。それから、何とかして自分の表情をよくしようと思って、鏡に向かって陰気な顔をしているのを何とか和らげるようなやり方を工夫してみますと、眉と眉の間を伸ばすようにすると大変穏やかな人相になる。

 しかし気が付かずにいると又何時の間にか習慣で眉の間がひそんで陰気になる。そこで眉を拡げておいてその上から鉢巻をしめて見る、それでも鉢巻が辷って何時の間にかしかめっ面になってしまうのであります。どうしたら好いかと考えておりますと、医者のことですから、其処に絆創膏が見つかった。到頭こめかみのところへ絆創膏を貼って、両方へ眉を拡げて引張るように工夫したのであります。こうすると、眉をひそめようとするとこめかみが引釣ります。

 そこで努めて眉の間を両方へ拡げるように筋肉を習慣づけるように努力したのであります。そうすると、さしもの眉間を皺める習慣がなくなって眉の間tが晴れやかに伸びる様になったのであります。眉の間がスガスガしく伸びてまいりました頃には別所さんの胃病も神経衰弱もすっかり治ってしまったのであります。

 それまでは茄子の浅漬けなんかでも一切れでも食べようものなら直ぐ食後に胃痙攣のように激しく痛んだのですが、ただこの眉の間を拡げるだけで治ってしまったのであります。そればかりか、奥さんのヒステリーまでも治ってしまったのです。夫が眉間を拡げただけで奥さんのヒステリーが治るということは、夫の表情が妻の感情をどんなに左右するかの証拠であります。

つづく
       <平成28年4月26日 謹写> ありがとうございます 合掌。


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1300)
日時:2016年04月27日 (水) 06時53分
名前:平賀玄米


 人間には色々の癖があります。眉間に皺を寄せる癖とか、言葉に剣のある癖とか、それから陰気臭く前にかがむ癖とか、別所さんはこの三つの癖を直すことによって健康と運命が左右されるものであることに気がおつきになりました。別所さんは自分の家庭をよく観察してご覧になると、今まで夫婦の仲が悪かったのは、眉間に皺を寄せて呶鳴るような顔して何か咎め立てするような口調で物を云う、而も語尾が不明で、「あります」か「ありません」かわからない。「ありま」と言ってあとがボケているようなものの云い方をするのでした。

 奥さんはどんな声で物を言うかと云うと、金属性のカン高い声で、迚(とて)も鋭い針で刺すような語尾を以って物を言うのだそうです。それを聞いていると別所さんはいつもいらいらして来て怒鳴りたくなって来るのでした。ところが夫の方の声は語尾がハッキリしないものですから、何を云ってもハッキリよく聴き取れないのです。そこで奥様は聴き取れないためにイライラして「え!何ですか」と非常に鋭い、槍で突くような語調で反問する。

 夫の方は自分は優しく言ってるつもりなのに妻がイライラして金属性の声でやってくるものですから
「私がこう言っているのにまだわからぬか!」という様に怒鳴りつける――何処の家庭でも夫婦喧嘩と云うものは、またこんな些細な出来事、ただ言葉の調子一つで起って来るのであります。同じ事柄でも言葉の調子が柔らかであれば夫婦喧嘩等にはならない、まことに家庭の和というものは、言葉の調子にあると云えるのであります。

つづく
       <平成28年4月27日 謹写> ありがとうございます 合掌。



尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1313)
日時:2016年04月28日 (木) 10時29分
名前:平賀玄米


         <子供の強情の原因は親の言葉にある>

 我々の言葉の癖とか、語調の持つ特殊のヒビキは、自分自身には一寸わかり兼ねるもので、録音機に吹き込んでから、再生音を聞いてみたらわかるかも知れませんけれどもよく気をつけて柔らかい調子を出すこと、語尾がハッキリして相手によくわかるように気をつけて物を言わなければなりません。

 子供の強情とか、不従順とか云うことも、一つは親が不明瞭な命令を与える時に、子供はよく親の意思がわからないので、易々加減に胡魔化して置く。そしてその時に何とも云われなかったら、結局親の云うことは胡魔化してもいいものだというような習慣性がつくことがあるのです。

 また例えば子供が遊びに夢中になっているときに、親がハッキリ云っても聴こえない時がる、その意味がわからないで、そんなに重要なことでないと思って、そのままその言い付けを守らなかったら、「お前みたいな強情な奴はない。親が今こう言っているのにどうして言うことを聴かんのか。お前みたいな強情な奴は大きくなったら共産党になる」などと云いますといけません。それは言葉の力で「私は強情なものだ。」というところの観念を子供の潜在意識に植付けるということになります。

つづく
       <平成28年4月28日 謹写> ありがとうございます 合掌。



尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1316)
日時:2016年04月29日 (金) 06時37分
名前:平賀玄米


 実際は子供は強情に見えても、本当は強情でない、親の言うことが徹底していなかったので其の儘にしておいたと云うような場合が多いのであります。こう云う場合、強情だと云って「言葉の力」で親が断定すれば、本当に強情になって来るのであります。

 そこで皆さんが素直に子供を育てようと思えば、ハッキリと命令を出すことが必要です。それから余り遠距離から命令を出して意味が分からないようなことをして置いて子供を強情だと思ってはなりません。又子供が非常に子供自身に興味深いことを一所懸命やっている時に、親の云うことを聞き流しても、それは決して「強情だ」と云うわけではありません。それは注意集中の心理学的出来事であって、強情とは何の関係もありませぬ。

ですから本当に子供を従順に育てようと思ったら、子供が何かに熱中している時に呼ぶには、側まで
行って優しい語調でハッキリと、こういうようにして下さいよ、と、優しい語調で愛情を含めて云うことが必要であります。そうして子供がそれを果たしてくれた時には必ず称賛し感謝することを忘れてはなりません。

 善いことを果たした時や親の言い付けを守った時に誉められなかったら、善い事をする勇気がなくなったり、親の云うことを肯(き)くのが馬鹿らしくなって来たりいたします。ですから、子供を従順に、強情でなく、且つ善事を為すに勇敢な子供に育てるには、優しい声でハッキリと命令して、それを果たした時に誉める、こういう風な育児の仕方が大切であります。

つづく
       <平成28年4月29日 謹写> ありがとうございます 合掌。


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1324)
日時:2016年04月30日 (土) 07時34分
名前:平賀玄米

 
       <利己を捨て最大多数の幸福に奉仕せよ>

 さてこの別所彰善さんは眉をひそめる癖を治すと同時に、夫婦互いに言葉をハッキリ且つ優しく云うことに努め、いつも心を伸びやかにして姿勢も前かがみにならないように工夫せられますと、夫婦とも健康となり、家庭も次第に隆昌になり健康法の講習会など開くと人々が殺到して経済的にも恵まれる様になったのであります。

 別所さんの道歌に、「自他のため、体裁張らず眉よせず、腹をのばして、いつもニコニコ」と云うのがあります。人間が病気になる原因の一つは利己主義であります。天理教祖も「欲と高慢これが心塵(ほこり)」と云っていられます。利己主義というものには本当の喜びがないのであります。
喜びがあるように見えても、その喜びが本当は魂の底から来るのではないのであって、利己主義を完うした後の喜びには何か寂しいものがあります。

 人間は本来、一つの神から生まれたのですから自他一体の本性を持っているのであります。ですから、他人が喜んでいる時には楽しいが、我々御飯を一人で食べてもそれほど美味しいことはない。
ところが皆と会食すると非常に美味しいのは、みんなの喜びが自分に反映して来て楽しいのであります。家族全体が団欒して食べるのと、家族が何処か旅行してしまって一人だけ留守番してコソコソと御飯食べるのとは味が違うのであります。同じ一つの食物でも、みんな互いに喜んでくれるので初めて楽しく嬉しいのであります。

つづく
       <平成28年4月30日 謹写> ありがとうございます 合掌。

 

尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1328)
日時:2016年05月01日 (日) 06時25分
名前:平賀玄米


 ですから眞に人間が幸福になる為には、自分の為のみならず他人の為に尽くしてやるということが必要になるわけであります。それが魂の眞の喜びであるから又健康の為にもなるのであります。
そこでこの別所さんは、健康の教則の第一に「自他のため」の一句をお書きになったのであります。

 他人の最大多数の幸福の為に自分の利己主義を捨てて、自分と他人と自他一体の働きをする――
他人に深切をする――こうしておりますと、自然に魂の悦びが湧いて来て人間が健康になります。
それから人間は体裁ぶると可(い)けません。これは自分を人前に飾る心で、一種の利己心であり、
他を征服する心であり、従って他人のことを常に気にしていなければならぬから神経が疲れて病気になります。

 人間は虚栄心や人前をつくろう心を捨ててのんびりとなると健康になるのであります。腹をひろげると云うのは、姿勢を真直ぐにして前こごみにならぬことであるとともに大度量になって、何でも腹中に入れてしまう、争わない心、どんな悪い者も咎めない心、お腹が大きいのんびりした心であります。そうして何時もニコニコ笑っていれば健康の道にかなうのであります。

 この五ヶ條の健康の法則を人々に授けて別所さんは忽ちのうちに経済的にも健康にも大変恵まれて幸福な生活を送られ、晩年には一部の人々から神の如くに尊敬せられていたのであります。 

つづく
       <平成28年5月1日 謹写> ありがとうございます 合掌。


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1339)
日時:2016年05月02日 (月) 07時58分
名前:平賀玄米


        <神想観中に眉をひそめるな>

 皆さんの中には何でも一所懸命になると眉をひそめる癖があって、神想観をなさる時にも、一所懸命になって眉をひそめて神想観しておられる人々もありますが、あれは可けません。神想観の前に、一寸眉を伸ばす心持になり、そうして、その心持を持続して神想観して頂けばよいのであります。眉間に皺がありますと、皺の寄り方にもよりますけれども、あまり、よい運命が来ないのであります。眉間は運命に波長を合わすバリコン見たいな所であります。

 この眉間は、人相で云うと、「印堂」と称する部分で、顔全体が宇宙であって、宇宙の真中、即ち顔の真中に「我」を現している鼻があります。鼻の上部即ち眼から上は「上停」と云って目上を現し、又幼少年時の運命を現しています。幼少年時は自分の目上が育ててくれるから目上の運命は
即ち自分の運命に関係を持っています。

 鼻から下は「下停」と云って自分の晩年の運命を現しているといわれています。晩年以後の運命のいい人は割合に口が大きい人であります。尤も女の人は余り大きいのは男性を圧迫し勝ちでありますから、恰度好い加減がいいのであります。男の唇は大きいほどよろしい。そうして肉付きがよく唇の色艶の好いのがよいのであります。

つづく
       <平成28年5月2日 謹写> ありがとうございます 合掌。


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学> (1354)
日時:2016年05月03日 (火) 06時12分
名前:平賀玄米

 
 目から上が目上を現しております。その目上の一番上部が「神」でありますカミ即ち頭髪がその象徴であります。カミから流れ入り来る恵が「自我」の象徴たる鼻に流れ入る入口が眉間であって、此処に暗い影があったり、悪い皺が出来ていたり、悪い色のホクロが出来ている時にはその人の運命が悪いのであります。

 ですから眉と眉の間は適当に広いのが良いのであって、左右の眉が余りくっついているのは人相の上から云うと癇癪持ちであります。癇癪持ちは天分があっても、その天分を自分が怒ったり、他を怒らせたりして、癇癪の為に逃がしてしまうということになります。

 眉根(まゆね)の間は出来るだけ広々としているのがよろしいから、眉根の間に余り毛が生えている人は適当に剃ってしまった方が宜しい。それは人工的であっても、接する人にノンビリとした感じを与え自分もノンビリしてまいります。私などは、若い時は非常に癇癪持ちで真直ぐ一点張りでよく人と衝突する性質であって、そのために幸運を常に逃がしておりました。

 その頃は眉間の間が狭かったのであります。ところが段々心が変わって来ると眉間の間の毛が抜けて適当になって来ました。これはやはり心の投影で、人相も段々変わって来るのであります。
 近頃、天然の眉を剃って、その上へ「く」の字を横にしたような変に湾曲した眉を描いて得々として闊歩しているご婦人がありますが、人相学から云うと「眉曲がりは淫乱の相」という諺があります。こう云う婦人にはパンパンが多いのだそうでありますが、自分には好いつもりでも、観る人から観ると「私は淫乱です」と広告して歩いているようなもので、滑稽で仕方がないのであります。

 眉間の広い人で、眼尻の美しい人は、品行が正しく、度量の大きい人でありますから、配偶を選ぶにあたってはそのつもりで相手を判断なさることが必要であります。額の広い人は頭もよろしく天の恵みが多いのですけれども、天の恵みを受容れるところの関門であり堰に当たる眉間に皺があるようでは何と言っても駄目でありますから皆さんは出来るだけ眉間を広く伸ばすように心懸け、既に皺の出来ている人も、これを伸ばして皺の部分を毎日マッサージでも致しますと人相もよくなり運命も拓けて参ります。
 
 私はヒットラーの写真を見て、その眉間の皺が深く刻まれているのを見て、「これは苦難の相だ、
物事が90%の処で瓦解する」と申したのでありますが、それは的中したのであります。

今回にて第二十五章は完、次回から第二十六章「新生活への出発」です。

       <平成28年5月3日 謹写> ありがとうございます 合掌。


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』(平賀玄米様御謹写)のリンク (1356)
日時:2016年05月03日 (火) 18時34分
名前:水晶

 いつもありがとうございます。
 前回同様、マリーゴールド様の御投稿を元にリンクを追加して貼らせていただきます。

善き人生の創造「目次・はしがき」
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yuyu6&mode=res&log=90


善き人生の創造「第一章 善き生活の創造原理」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15378114


善き人生の創造「第二章 生命の不可思議」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15388555


善き人生の創造「第三章 幸福の門を開くには」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15411570


善き人生の創造「第四章 平和への第1か条」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15438445



善き人生の創造「第五章 大調和の生活」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15449068


善き人生の創造「第六章 “迷い”は無いと云うこと」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15457932


善き人生の創造「第七章 健康のための心理学」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15462218


善き人生の創造「第八章 人間は何のために生まれたか」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15472518


善き人生の創造「第九章 根を培うこと」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15477843



善き人生の創造「第十章 神にあずけて祈る心」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15482726



善き人生の創造「第十一章 女性の愛の力」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15489061



善き人生の創造「第十二章 常住の祈りと云うこと」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15501071




善き人生の創造「第十三章 人間は肉体ではない」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15512588



善き人生の創造「第十四章 業の浄化について」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15524152



善き人生の創造「第十五章 業を去り功徳をうるには」
http://kaerou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=15535550


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第十六章「あなたは本来罪がない」
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=8


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第十七章「自縄自縛からの解放」
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=41


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第十八章「わが魂の願いと祈り」
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=77


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第十九章「成功のための心理学」
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=99


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十章「繁栄を来たらすための信仰」
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=113


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十一章 <致富原理の中心となるもの>
   http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=159


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十二章 <繁栄の豊かなる流入>
   http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=199


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十三章< 不景気に処する道>
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=227


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十四章 <クラーク教授の「神に近づく道」>
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=235


尊師・谷口雅春先生著『善き人生の創造』第二十五章<家庭幸福の心理学>
http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=277



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