岩崎宏美さんが離婚したとき、子供を引き取らず、夫のもとへ残した。普通ちいさな子供は母親がひきとるものと思っていたので、ずいぶんおかしなことをする人だと思っていた。
後になって、彼女が「子供に会えないつらさで、真剣に自殺することを考えた。」と言うのを聞いて、そうだったのか、とわかりました。胸が痛くなります。
森昌子、岩崎宏美、伊藤咲子は堀越学園高校の同級生でした。伊藤咲子は1つ年上なので同級だったかどうか不確かなのだが、もうそんなことはどうでもいいことです。
3人が同級生だということはすばらしいことだ、これからきっと苦しいこと、悲しいことが生きていく上で起こるだろう、そのとき言葉で相談できる人間は何人もいるだろう、しかし本当に必要なのは、そういう人間よりも、むしろ、何も言わずに抱き合って泣ける、そういう友達だ ---- 昔、そう思ったものです。
岩崎宏美さんはホームページからずっと伊藤咲子さんへLinkを張り続けている。苦しかったとき彼女はどのようにして危機を乗り越えたのだろう、伊藤咲子さんと抱き合って泣いただろうか、森昌子さんと会って苦しみを語っただろうか ----
純粋で、けなげな、彼女たちを見ていると胸がつまります。この世の中、決してそれほど美しいとはいえない。むしろ、ますます刹那的で、非人間的になりつつある。彼女たちのような人間にはつらい世の中かも知れない。そういうとき、必要なのは言葉でなく、抱き合って泣ける友達だと思います。
本田美奈子さんが急性白血病で入院されました。1日も早く回復されるよう祈っています。
21世紀に入った今、多くの美しい日本の歌、その著作権が切れました。日本の著作権は一部を除いて50年と定められています。「早春賦」「宵待草」「ゴンドラの唄」「緑のそよ風」その他 ----
森昌子、岩崎宏美、伊藤咲子、本田美奈子 すばらしい歌手です。いつか、彼女らが小さな劇場で4人そろって歌ってくれることを夢見ています。