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投稿者:加地拓弥@ハードルM1
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投稿日:2021年07月30日 (金) 16時17分
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お疲れ様です。M1の加地です。院生ですが2回目の投稿をお赦しください。来年また通常に戻り院生が書くことが無ければ僕がこの掲示板に登場するのはこれが最後となります。
本当は色々書きたいことあるんですけど、やっぱり400mHに出場する2人について書きたいので書きます。
まず、幹太。
入部当初は真面目でおとなしいのかなという印象でしたが、実は心に熱い想いを秘めている二刀流ハードラーです!
東北ICでは長いブランク明けの大学初レース400mHで初戦から56.45を出しPBを1秒以上更新!(僕の大学初戦より速いです。)北日本ICでも110mH大学初レースを走り、初戦から15.60とこちらも今後に期待が高まる滑り出し。ですが、本人は満足している様子ではなく、まだまだこれから大きく伸びていってくれそうです!
マイルメンバー入りも視野に入れ、ロング系のメニューにも顔を出してくれますが既に300mとか速い。その様子は在りし日の羽根田さんを思い出します。
「110mHと400mH両方走れる選手ではなく、両方強い選手になろう。」 東北ICのレース反省で、そう幹太は書いてくれました。
その意気で京都の地で番狂わせを見せてくれ!!
そして、二ノ神。(ニノ神と書き間違える人多いんですけど二ノ神です。本人は半ば諦めてますけど…) 少し思い出話も入って長くなります。
入部したころから練習熱心で真面目な好青年。1年次から七大正選手として選ばれるも某鰻事件を始め様々な苦悩を抱えることに…(?) 同期や先輩(…え?俺だけ?)に向け隠れていた棘が見え隠れし始めたころ、彼のひたむきな努力が実り、2年次に大きく飛躍。怒涛のUB、PB更新ラッシュを見せてもらいました!その勢いのまま激しい七大戦正選手争いに勝ち抜き、そして七大戦予選を突破、400mHでは東北大のみ3名全員決勝に進出する激アツ展開となりました!得点こそ取れませんでしたがその経験がさらに彼に火をつけたことでしょう。七大戦明け、PCとなってからは現状メニューで満足せず、新メニューの提案や随時意見を取り入れながら自分のみならずパート員の成長を考えたメニューを毎月提示してくれました。
そしてさらなる飛躍を誓い54秒台突入へ燃える3年次、冬季練明けて本格的にシーズンに向けて上げていこうという矢先にコロナ流行。評定や付近の陸上競技場は漏れなく閉鎖されました。 しかし、閉鎖されるや否や彼は評定からハードルなど器具を借り出し、河川敷や公園に持って行って練習を行っていました。その切り替えの速さに自分も引っ張られ、あの時は彼のおかげで素早く気持ちを切り替えて練習を継続することができたと言っても全く過言ではありません。
そんな練習が始まってから2か月ほど経つ頃、彼は怪我をしてしまいます。加えて学部の忙しさから満足に走れる状態ではなくなってしまい、外に姿を見せなくなった期間が決して短くはない期間続きました。自分なら心折れてしまいそうな状況です。 でも、彼は腐らなかった。
彼は自宅で毎日のように多様な練習に取り組んでいました。地道にでも前に進んでいく、という姿勢が彼の練習日誌からひしひしと伝わってきました。ハードルパートメンバーなら練習日誌の「練習内容」欄、あるいは他パートの人でもウエイトルーム等で彼のスマホのメモにびっしり書かれたトレーニングメニュー、そして普段からトレーニングに励む彼の姿を見たことのある人もいるのではないでしょうか。 この年はなんとか試合に出場できましたが全く思ったようなレースができず、タイムも到底受け入れ難いようなものでした。 でも、彼はめげなかった。
評定が解禁され、徐々に質の高い練習を増やしながらオフシーズンを迎えました。日々どこかしらの脚の痛みと付き合いながら、再びコツコツと練習を積み重ねていき、状態を上げていった姿が印象に残っています。
そしてそんな彼も4年生となりました。怪我の無い完全体とはいかないまでも、質の高い練習を積めるようになっていき練習でもちらほらベストが出始めてきていました。 そして1年半ぶりとなるレース、東北ICで久しぶりにPBを更新しました!勢いはそのまま、彼はさらに調子を上げていきました。練習では、かなり速いタイムで走っているのに「割と力抜いて走ってました」と言っている彼を見て、彼は少し疑心暗鬼だったかもしれないけど、このとき既に54秒台は出せると確信していました。
7月、宮城県選。 400mHは3日目でしたがマイルメンバーの控えとして1日目からマイルメンバーに帯同してくれました。走ることは無かったですが自身の調整練習も欠かさない上で多様なサポートをしてくれて本当に助かりました。こういうところは彼の人の善さだと思います。 そして迎えた3日目、400mH決勝。完璧なレースではないながらも、PBを1秒以上も更新!ついに54秒台、それも54.2までタイムを伸ばしました!!!
これを書くと本人から怒られそうですが、レース後、彼の目には光るものがありました。 彼のレース反省で知ったのですが、前日のマイルB標切りの流れに乗りたいと思う一方、メンバー入りが遠のいた事実とそれを直接指摘されたことで非常に悔しい思いをし、結果で見返そうと燃えていたそうです。 彼の今までの陸上に対する熱い想い、糧にしてきた数え切れないほどの悔しさ、それをバネにコツコツと重ねた弛まぬ努力が報われ、一つのカタチになった瞬間だったのかなと振り返っています。ただ、これは彼にとってゴールではなく、まだまだ通過点に過ぎないことでしょう。
宮城県選の前には、互いに調子の良さを認め、これまで一度もできていなかった同時PBを二人の目標にしました。 正直二ノ神のPBはほぼ確実だったので自分次第だと思っていました。自分がPBを更新できたことそのものより、その通りにこうして二ノ神と二人で同時に2つの"PB"の文字を速報に並べることができて本当に嬉しかったです!!
去年は中止になってしまった七大戦。PCとして引っ張ってくれた二ノ神と(同期の井戸端と)再び七大戦決勝の舞台に立ちたかった。その願いはついえてしまいましたが、彼は今大会に向け、かつてないほど熱い想いを周りにさらけ出し、自分を、そしてチームを高めようとしています。
前回大会とは打って変わって、今年は個人でもリレーでも高得点を稼がなければならない立場。予想される得点をしっかり取り切るのはそう容易なことではありません。これまで速かったかどうか、予選で速かったかどうかなど関係なく決勝で速いかどうかが重要なのです。プレッシャーのかかる大一番に最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。
そんな戦いに臨む彼に、僕からのエールを。
ラスト七大戦という晴れ舞台、全力で楽しんで出し切ってこい! そして勝ちに行け!! 今の二ノ神なら絶対できる!!ファイトだ!!!
いい報告を待ってるよ!
…はい。書き出したら止まらなかったですね。めちゃくちゃ長くなっちゃった。
幹太にも、もう一言笑 初めての七大戦でわからない部分もまだまだあるだろうけど、二ノ神の姿からその熱い想いを感じてくれると思う。幹太も七大戦という特別な舞台を目一杯楽しんで、その上で勝ちに行くということを忘れずに、悔いの残らないよう戦ってきてほしい!
今日は2人ともいい動きしてたよ! 2人でW得点、W表彰台獲ってこい!!!
ここまで400mH陣の話でしたがここまできたらショートも紹介したくなったので少々。
110mHには、二刀流幹太に加え、この掲示板では奇怪な投稿が目立ち、正選手で写真を撮るといえば1人だけ真顔で写り1人勝手にポーズをとるなど変人っぷりを発揮してますが、競技に対しては芯が通った次期副将兼ハードルPCの熱いこの男、東北ICでは予選決勝で部記録を樹立しながらも全く満足せず、さらなる高みを狙う「たうこうといさ」こと晃汰、 そしてネボウダイ…いや、ロングスリーパーは強者の証(多分!)、驚異の身体能力でやり投でも高跳でもハードルでもなんでもこなしちゃう超人ネモダイが出場します! 100mHには、こちらも高得点と部記録に期待がかかります、PBは100mHも400mHも既に部記録超え!大学初レースの北日本ICでは天候に恵まれない中400mHでさらっと部歴代2位を叩き出しリレーも含めてフルで走り切っちゃう、一躍女子短距離ハードルのエースとなった萌々子ちゃんが出場します!
強い強いなんて言われてた僕たちの代がいなくなっても近年でも最強のハードルチームは健在です!皆さん、ハードルパートの活躍に是非ご注目ください!!
みんなでここまで引っ張ってくれたなかむ〜⭐︎PCにパート優勝を、諸田と明音ちゃんに総合優勝をプレゼントだ!!!
以上。 ありがとうございました。 出場する全種目の後輩たちの活躍を願って、仙台から応援してます! |
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