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投稿者:諸田直樹@主将
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投稿日:2021年07月27日 (火) 23時55分
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「七大戦男女総合優勝」
これは私1人では絶対に届かぬ夢です。私1人がどれだけ記録を出そうとも叶わぬ夢です。そして、部の誰一人として欠けても達成できない夢です。
一選手からしてみればあまりにも漠然としていて、実感が湧かない人も多いかもしれません。 何を隠そう私自身、一年生の頃はどうも自分事に置き換えられず、まるで地球の裏側の天気予報を耳にするような、どこかフワッとした捉え方しかできずにいました。まして今の1、2年生にしてみれば七大戦に出るどころか、観戦したことすらないのだから尚更です。おそらく、「インカレに出たい」であったり、「PB更新したい」、或いは「健康維持したい」のような自分の目標を追いかけるので精一杯のはずです。 私は別にそれでいいと思っています。なにせこれは主将が勝手に抱く野望だからです。 ただ、折角七大まで数日時間があるのですから、少しだけこの夢の景色を想像してみて下さい。
時刻は夕暮れ時。昼間ギラギラと照りつけた太陽も次第に橙色に熟れ始め、遠くではその日最後の蝉の声が聞こえるかもしれません。 「総合優勝…」というアナウンス、一瞬の静寂の後、堰が切れたように一斉に歓喜の声。顔は日に焼け、その赤みを帯びた瞳には笑みが溢れているだろうか、それとも感涙が滲んでいるでしょうか。きっとその日のレースの反省だとか、期末試験の不安だとかそんなもの一切合切全部吹き飛ばすような高揚感と感動に包まれる…そんな情景のはずです。 きっとその思い出は生涯の宝物になるだろうし、どんなテーマーパークよりも、どんな絶景よりも美しいものになるはずです。
繰り返し言います。私の夢は誰か一人が追い求めるだけでは到底及びません。そして、それは単に正選手のみが頑張ればいいというわけでもありません。もちろん惜しくも正選手になれなかった方に「七大戦総合優勝を目指せ!」なんて酷いことは言うつもりはありません。 では何が必要なのか、それは部全体で「良い雰囲気」を作ること」です。そう信じてこれまで主将を務めてきました。 「良い雰囲気」とは何でしょう?私は「全部員が部活が楽しくて仕方なく、全力で打ち込んでいる状態」のことだと思っています。先程も述べた通り、人によって目標は様々です。七大戦に賭けている人もいれば、全カレ出場の人もいるかもしれません。或いは、少し痩せたい筋肉をつけたいという人もいるはずです。なんだっていい。ただ、各々の目標に向かって全力で頑張って応援し合う雰囲気をつくっていきたい。だからこそ、誰一人として欠けてはならないし、誰一人として不完全燃焼ではいけないのです。 そして、ここまで読んでくれた人の中で、諸田の目標である「七大戦総合優勝」に「ちょっくら応援してやるか!」とか「諸田がいる期間くらいでも残り少し陸上に本気で向き合ってみるか!」と思ってくれた人がいるならば、力を貸して下さい。
この一年を振り返り、部員の皆さんには多大な不便をおかけしてきました。少しでも皆さんが「全力で部活に打ち込める環境をつくる」その一心で微力ながら職務に向き合ってきたつもりでした。しかし、立ち向かう壁は大きく複雑でした。中々上手くいかず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 主将はPC達のようにメニューを作るわけでもなければ、マネさん達のように日々の練習で具体的に何か部員のサポートをしているわけでもありません。 その癖に、私の場合は前主将の芦田さんや次期主将の佐藤のように何か華々しい実力で皆さんを引っ張るわけでもありませんでした。 ですが最後の試合、ほんの少しでも主将としての意地を結果で示せればと思います。その執念だけで、数年ぶりに怪我から復帰を果たし、何とか間に合わせることができました。
七大まで残り1週間を切りました。同時に私の任期もそこで終わることとなります。ここまでついて来てくれ、支えてくれたPCとボスマネの皆さん、顧問の先生方含めOBOGの皆様、そして全ての陸上部員の皆さんへの感謝の思いを胸に、主将として、東北大学学友会陸上競技部に優勝旗をもたらせるように最後まで職務を全うします。
そして最後、評定に戻ってきてからでも優勝旗を真ん中にみんなで集合写真でも撮りましょう!!
学友会陸上競技部主将 跳躍四年 諸田直樹
p.s. 3日前くらいから準備してやっと投稿できました。一個前の亜連の投稿を見て、良い後輩を持ったなと思わず感動してしまいました。歳ですね… 目標の200投稿までやっと折り返しです。些細なことでいいのでドンドン投稿しましょう。 |
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