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投稿者:田沼@長距離PC
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投稿日:2019年08月01日 (木) 23時56分
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こんばんは。長距離PCの田沼です。 これを含めてあと2回書きます。PCとして最後の投稿です。 次期長距離PCは明日書いてくれるはず。
みなさんは「箱根駅伝不要論」という言葉を聞いたことがありますか。 東北大と関係ないやんと思っても、読んでください。
日本の大学生の長距離ランナーにとって、箱根駅伝という大会があまりにも大きすぎるあまり、箱根駅伝で燃え尽きる選手が多い、20qを走ることに特化した選手が増えてしまった。 (1500mに適性のある選手が20kmの練習をしすぎていますね・・・。) そのせいで、日本のマラソンおよびトラック種目が衰退してしまっているという考えです。
これを僕ら長距離パートに置き換えて考えてみましょう。
関東の大学生が箱根を意識しながら1年間練習しています。それと同じように僕ら長距離パートは全日本大学駅伝を目標に1年間練習しています。しかし部の最大の目標は七大戦です。 ズレが生じていますね。
七大戦の種目は5000mです。僕らは1年間七大に向けて5000mに特化した練習をしているかと言ったら、はっきり言ってしていません。 駅伝を見据えた10q以上のレースを想定した練習が多いです。
7月に入り、他パートが七大を意識したメニューが増えます。 しかし、長距離パートは夏に向けてさらに長い距離を意識した練習を増やし始めています。 7大の5000mが終わった後から、距離を増やし、夏合宿等で走りこんでも駅伝シーズンには間に合わないからです。 また、七大の1週間前に仙台大10000mに出たのも七大のためではなく、はっきり言って駅伝の為です。
つまり、駅伝を意識しているうえでは、七大戦は非常に難しい時期にあるわけです。
部の目標の七大戦のためにスピードに特化した練習を増やすか、秋以降の駅伝シーズンのための土台作りのメニューを増やすかのギャップの中、長距離部員は今日まで練習してきました。
ここまで読んだ方なら思うかもしれません。 七大戦を目標にしている東北大陸上部なら「駅伝不要論」が出てくるのではないかと。 駅伝を目標にしている長距離パートからしたら「七大戦不要論」が出てくるのではないかと。
長距離パートは日ごろから駅伝を目標にしているのは、他パートのみなさんもお分かりかもしれません。 それによって、大会、合宿も別行動をさせてもらうことも多々あります。 長距離七大勝つ気あるの?と思った人いても仕方がないと思います。
それでも僕らが出した結論は
「両方取ります」
です。
全日本大学駅伝あるからこそ、多くの長距離部員が入部し、目標にすることで、個人の走力は確実に上がっています。 距離は違えど、駅伝を目標に培った力は必ず七大でも活きます。 その証拠に今年は複数入賞を狙える陣容で挑むことができています。3000mSCに出る力のあるルーキーも全日を走りたいと実際に入部してくれました。
七大に向けて選手選考が過熱しました。 5000mの3番手は最後の最後まで揉めました。こないだの仙台大でやっと決まりました。最遅ですね。 でもそこで培った層の厚さは必ず駅伝に活きてきます。脇田さん頼りにしてます。
だらだらと書いてきましたが、まとめると ・長距離パートは駅伝を目標に練習しているが、本気で七大勝ちに行きます ・駅伝があるからこそ七大で戦える力がついてくる
です。
明日も書きます。 |
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