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| [270]011 予選会って? |
投稿者:田沼@長距離3年
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投稿日:2019年08月23日 (金) 18時52分
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こんばんは 3年の田沼です。 8/20の合宿の最終日に左目のまぶたをスズメバチに噛まれてしまい、左目が1/3くらしか開かなくなってしまいました。 どうぶつの森の主人公になった気分でした。 もう治ったので心配しないでください。 長距離3年は合宿中にハチに襲われるジンクスでもあるのでしょうか。。。
前置きが長くなってしまいました。 長距離は今、予選会予選会と言っていますが、そもそも他パートの皆さんから予選会とはなんぞやと思っている人がいるかもしれないので解説させてください。
予選会とは、第51回全日本大学駅伝対校選手権大会の地区予選会のことです。出雲、全日本、箱根が学生3大駅伝と呼ばれ、世間の注目度も格段に高いです。テレビ放送もあります。 東北大は6年連続で出ており、7年連続出場を目指して現在練習中です。
各地区の選考方式、枠の数も異なります。順に説明していきます。 6/16 九州地区予選@阿蘇 10000mを3組、最大10人出走し、上位8名の合計タイムが1位のチームに出場権が与えられます。 留学生で大きくタイムを稼いだ第一工業大学が代表校に選ばれました。
6/16 東海地区予選@刈谷 10000mを4組、8名が出場し、8名の合計タイムが上位2校に出場権が与えられます。 13分台の記録を持つ川瀬がいる皇學館大學、愛知工業大学の2校が出場権を獲得しました。
6/23 関東地区予選@相模原 10000mを4組、8名が出走し、合計タイム上位5校に出場権が与えられます。 東京国際大、明治大、早稲田大、日体大、中央学院大の5校が出場権を獲得しました。 なお、青山学院大、東海大、東洋大、駒沢大、帝京大、国学院大、法政大、城西大、拓殖大、順天堂大はシードにより出場権が与えられています。
6/30 関西地区予選@西京極 10000を3組、最大10名出走し、上位8名の合計タイム上位3校に出場権が与えられます。 非関東勢でトップの力を持つ立命館大学、昨年全日本で1区区間賞を獲得した石井がいる関西学院大学、全日本最多出場数を誇る京都産業大が出場権を獲得しました。
7/13 北信越地区予選@長野 10000mを3組、最大10名出走し、合計タイム上位1校に出場権が与えられる。 2組目まで信州大が大量リードを奪うも、3組目で新潟大が大逆転し、2年ぶりに新潟大学が出場権を獲得しました。 今のところ、唯一の国立大出場校となっています。
8/17 北海道地区予選@モエレ沼 8区間101.6qの駅伝を行い、優勝校に出場権が与えられる。 札幌学院大が2位に17分の差をつけ優勝しました。30度近い暑さの中行われ、2年ぶりの出場を目指した北海道大は5区途中棄権となってしまいました。 駅伝形式での選考は北海道地区のみです。
9/23 中四国地区予選@道後山 1チーム最大13名のクロカンでのレースを行い、上位8名の合計タイムが1位のチームに出場権が与えられる。 クロカンでの選考を行っているのは中四国だけです。
9/26 東北地区予選@北上 16kmの部4名、10qの部4名が出走し、8名の合計タイム上位1校が出場権が与えられる。
ここで注目してほしいのが、全員が完走する必要があるかどうかです。
九州、関西、北信越、中四国は全員が完走できなくても大丈夫です。8名以上が出走しているので、1名くらいが棄権や失速があってもなんとかなります。
東海、関東、北海道、東北は8名が出走し、8名の合計タイムで決めます。つまり1人でも棄権した時点で負けが決定します。 ここが難しいところです。
勝つためにタイムを狙わないといけないが、ゴールすることを最優先にしないといけません。
過去東北大学も予選会で途中棄権者が出て、出場権を逃したこともあります。 そうならないように入念なミーティングを重ねて毎年本番に臨んでいるのです。
予選会のことが少しでもわかってもらえたでしょうか? トラックの陸上競技にはない、戦略性、緊張感があり、見ている方は非常に面白いと思います。(選手はかなり緊張しますが・・・) もしこの掲示板を見て、今年は予選会見に行こうかなーと 思ってくださる方がいれば本当に嬉しいです。 27大戦の2日後となかなかきついスケジュールですが、ぜひ見に来てください。応援してもらえると本当に力になります。
長い文章でしたが、読んでくださった方ありがとうございました。 |
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