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(114)投稿日:2005年01月14日 (金) 11時58分
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04年の企業物価指数、前年比1.3%上昇 --------------------------------------------------------------------------------
日本銀行が14日発表した04年の国内企業物価指数(速報、00年=100)は96.1となり、03年と比べ1.3%上昇した。年平均で前年比プラスとなったのは97年(0.6%)以来7年ぶりで、伸び率は90年(1.5%)以来の高水準となった。世界経済の回復、原油高を受けて素材関連が上昇し、企業間取引ではデフレ脱却の傾向が鮮明となった。
04年12月の企業物価指数は96.7となり、前年同月比で1.9%上昇。伸び率は11月の2.0%から縮小し、足元の上昇ペースは落ち着きつつある。
04年平均の指数を製品別に見ると、原油高を反映し、石油・石炭製品が前年比9.0%上昇した。中国など海外需要が旺盛で、鉄鋼が同13.8%、非鉄金属が同13.0%と2けたの伸びを示した。鉄くずなどのスクラップ類は同30.5%と大幅に上昇。コメ不作による米価高騰の影響が残る農林水産物も同4.5%上がった。
一方で、価格競争や技術革新を理由に、パソコンなど電気機器は同4.5%下落した。自動車など輸送用機器も同1.1%下がった。
需要の段階別にみると、素原材料は同10.0%上昇したが、最終製品である最終財は1.3%下落した。「川上」の価格は上がっているものの、「川下」への波及は進んでおらず、消費者物価の段階でのデフレ脱却には至っていない。 (01/14 11:16)
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