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(110)投稿日:2005年01月13日 (木) 11時19分
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2005年1月7日(金) 需給相場における経済指標の取り扱いは実に厄介なものです。市場参加者が手控える要因となった今晩の米国雇用統計ひとつとっても、予想より良ければ金利上昇圧力が強まり、経済の好転にもかかわらず、金融相場の基盤が崩れてしまいます。雇用統計が予想より悪化した場合は金利低下となり、金余り相場にはフォローとなりますが、ファンダメンタルズの悪化自体は歓迎されません。予想に反する結果が出れば、雇用改善でも悪化でも「取り扱い注意」に違いありません。 FRBが「住宅バブル」を気にしていることはFOMC議事録で示され、これ以上、利上げ方向にFRBを刺激したくないというのが市場の本音でしょう。しかし、住宅市場のソフトランディングを目指したいFRBの打つ手は限られているように思えます。株式市場としては、どとらでもない中立的な数字が出てくることを望むしかないようです。
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