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(97)投稿日:2005年01月07日 (金) 04時32分
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景気は年央から踊り場を脱し、成長を続ける見通し=竹中担当相
[東京 6日 ロイター] 竹中経済財政・郵政民営化担当相は、経済同友会主催の講演で、今年の景気見通しについて、年央から踊り場を脱し、成長を続けることができる、との見通しを示した。 竹中担当相は景気の現状について、「ここ半年は踊り場状態だ」と述べた。その理由として、1)IT(情報技術)デバイスの在庫調整が起きている、2)昨年4―6月期の米国の消費者心理が、原油高の影響で落ち込み、これが日本の輸出の伸びの減退になっている、の2点を挙げた。 その上で、竹中担当相は、「しかし、景気は年央から踊り場を脱して成長を続けることができるとみている」との見通しを示した。その根拠として、1)ITの在庫調整が早めに行われていることで、浅い調整で済む、2)米国、中国が引き続き安定成長を続けるとみている──という2点を挙げた。 さらに、竹中担当相は、「補正予算の中での自然災害対策費が、公的資本形成を通じ、景気の底上げになる。これは、意外に大きな要因だ」との見方を明らかにした。 また、竹中担当相は、今年のキーワードは”分かれ道”だと述べた。その理由として、「2007年は、大きな節目の年になる。人口減少社会に突入し、団塊の世代が高齢者の仲間入りする。2007年4月には、郵政民営化が行われる。小泉首相は、2006年まで増税は行わない方針を出しているが、2007年以降は、消費税引き上げを含めた大きな選択をしなければならない。こうした2007年以降の日本の看板をどうするのか決めるのは、今年だ。まさに今後の日本の分かれ道になる」と述べた。 (ロイター) - 1月6日20時32分更新
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