フリー
飛鳥の里 恋幻歌(あすかのさと こいげんか) 作詞:河邑民部
「あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る」 額田王
飛鳥の里を旅すれば 昔の恋の幻が 浮かんでは消え また浮かぶ 香久山と耳成山の はざまに生きた王(おおきみ)の 心の内を 誰(たれ)が知る 古(いにしえ)もかくてあれかし うつせみも 女心の (女心の) なやましさ
「吾(あ)をまつと君が濡れけむあしひきの 山のしづくに成らましものを」 石川郎女
飛鳥の里を旅すれば 昔の恋の幻が 浮かんでは消え また浮かぶ 草壁と大津の皇子に 慕われ生きた郎女(いらつめ)の 揺れる心を 誰が知る 古もかくてあれかし うつせみも 女心の (女心の) さだめなさ
「飛鳥(とぶとり)の明日香の里を置(おき)て去(い)なば 君があたりは見えずともあらむ」 持統天皇
飛鳥の里を旅すれば 昔の恋の幻が 浮かんでは消え また浮かぶ 大君の隠れしあとに 藤原の宮打ち建てた 鵜野讃良(うののささら)を 誰が知る 古もかくてあれかし うつせみも 女心の (女心の) しなやかさ
※河村先生が執筆に注力されているところでして、作詞が止まっています。ついては小生がお預かりしている中から代理投稿させていただいて居ります。ご了承を! ※1・2行目は各番同じです。3・4行目が各番前の和歌が反映されて、6行目最後の5文字に集約される作者の想いが籠もった作品と受け止めました。 徳田 拝 font>
|
|