No.5206 拝見いたしました。 投稿者:田浦 賢 投稿日:2025年07月27日 (日) 16時35分 |
詞はその作品の風景が見えなければ、リスナーの方の共感を呼べないと教わってきました。 この点はお見事だと感じます。その中でひとつ作曲家の 高 幸吉先生からアドバイスを頂いたことがありますので 書いてみます。 我々、詞書きが忘れてはいけない事があります。我々が 書くものは【詩】ではなく【詞】であること。つまりメロディに乗せる言葉と言うことです。 作曲家の人がご苦労なさることのひとつに各節各行の言葉の閉め方がばらつくと曲が付けにくいと言うことです。 行の終わりのことがが次の行に続いているのか、はたまた終わっているのか? どちらでも取れるのか? 数行の違いであれば作曲家の先生と相談し調整が出来るかと思いますが、これが考えられていないと曲にして頂くのが難しくなります。
例えば行の終わりが【宵の港に】ならば次の行に続きます。 これが次の節の同じ行の終わりで【ひとり満月】などの行を閉める言葉が来ると曲が付けにくくなります。 善雄さんの感覚は素晴らしいものをお持ちと感じます。 この作品、ご自分で各行の終わりに【、】か 【。】か打ってみて下さい。 どのくらい違っているか お分かりになると思います。 それで推敲をしてみられると数段階内容がアップされるかと思います。
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