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遊郭物語~小紫
①かぐわしき 花は夜露に 濡れそぼり 滴たりの ひとつひとつが 夢となる 疼く乳房に 虫の音響く Ah・・ 切なさは 長き苦界の 独り寝か 襦袢の裾も 寝乱れて 渇望の明け 果てしなき。
②肌寄せる 愛はいつかの 路と似て この身刺す ひとつひとつの 棘を抜く 痛みを隠し 素振りに出せず Mu・・ 恍惚に 秋の夜長を 恋い慕う 忘我する身の ときめきか 欲望もまた 戸惑いか。
③紅をひき 覗く格子戸 顔見世で 路を往く ひとりひとりに 尋ねてる 風に揺れてる ぼんぼり消えて Lu・・ 揺れる愛 堤(どて)は吉原 見返りの 人影の中 消えたひと 情念を観る いつの世も。 font>
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No.5026 何気に・・。 投稿者:小池蓮 投稿日:2024年10月16日 (水) 23時48分 |
符曲は自由に。
弁天小僧~菊之助
踏み板一枚 奈落底 今のおいらにゃ似合ってる 芸の肥やしと いい気になって 次から次に おんなを泣かせ 手練手くだの 美人局 (つつもたせ) 江の島稚児の 菊之助。 (ちご)
肩肌脱いで 尻端折り (しりばしょり) 額の傷を 凄んで見せる 背中の桜で 百両無心 悪くはないぜ 出雲の阿国 (いずものおくに) 稲生川土手 捕縛後は (いなせがわ) 白波五人 泡と散る。
浅葱幕開きゃ 新舞台 (あさぎまく) 見得切る先は 贔屓の姿 (ひいき) 大向こうから 掛け声掛かり 気合入るぜ 決め台詞 「知らざぁ~言って聞かせやしょう」 おいら弁天 菊之助。
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No.5020 5009符曲は中止にします。 投稿者:小池蓮 投稿日:2024年10月05日 (土) 02時00分 |
徳さん
江戸初期の話で、白井権八と小紫の物語を題材に大人の色香を綴ってみた作品にはほど遠く、推敲を只今再構築しています。
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No.5016 詞は作曲の原点。 投稿者:小池蓮 投稿日:2024年09月15日 (日) 17時13分 |
徳さん。
先の『おんな玉響夢飾り』は、ながいさつき氏の作詞で 『雪の浄閑寺』は作詞家:田浦賢氏の作詞となりますが比翼塚の解説フォローを有難うございます。
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No.5010 遊郭物語~小紫 投稿者:德田勝行(木津川市) 投稿日:2024年09月11日 (水) 07時24分 |
純愛とは・・・何か? 花魁「小紫」実在の人物の話。 目黒不動尊にある比翼塚(仲睦まじい鳥が翼を並べる事)と言うのが小紫の墓標という。130人を手に懸けたことから処刑された恋人、平井権八を追って後追い心中した非情を偲びたてられたもの。ネット検索では、これが資料にあるお話しでした。 小池作品には先に田浦さんの詞で「雪の浄閑寺」花魁若紫がありますね。アレっ?もう一曲、歌詞に「比翼塚」が出て来るのあったようにも思うけど。 小池メロの得意分野。聴かせていただきました。
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