No.4031 お待ち致しておりました^^ 投稿者:杉江香代子 投稿日:2022年10月26日 (水) 10時58分 |
林さん、お待ち致しておりました^^V 私はこれからの作品作りに山梨県の笛吹川に行っており、拝見が遅れてしまいました。
この作品を何度も読ませて頂く中で、どれほど意味を含んでいるのか?細やかな男女の気持ちの奥行きが有るのか?気が付きました。これが林さんと言うお人柄だと判断しますと、何という事か?!私の前作の「出会った確率…」は、全く私らしく有りませんので^^:!と、弁解したくなります。これは小説を書くような意識で書いた創作です(何を弁解してるのと言われそうですが…(笑))
現在・過去・未来の形で書かれている作品ですが、同じ水たまりなのに…始まりの頃はただ、ただ、嬉しくて未来よりも今が嬉しくて仕方がない女性の気持ち。虹色に見えた水たまり。
そして、1節では淡い光に映る水たまり…深まる気持ちが苦しくなってきて、どうしようもない気持ちと現実をまだ受け入れている女性。それでも淡い光を放つ心の水たまり。
3節がすごく意味を含んでいると感じて、小説の続編を更に拝読したいと思いました。 「明けの鴉」で、どうして「鴉」の字を使われたのだろうか?と思う中で、意味を感じました。「明けの鴉」には、「明け方に鳴くカラス。 また、その声。 夜明の鴉には男女の交情の夢を破る、つれないものの例として用いられる」のですよね。そして、女傘を差し出す女性。「明けの鴉と女傘」にものすごく意味を感じております。
女傘をそっと差し出すのは…男性の姿を隠してあげようとする女性の愛情でしょうか?鴉からの目を逸らしたいとする愛情。そして、夢を破られたくないと思う愛情。ただ、雨に濡れるといけないと思う、単純な愛情ではないですよね?「きぬぎぬ」のフレーズにも、多くを語らずとも大人の秘めたる情愛の濃厚さを感じさせます。流石!
女性の気持ちがとても良く分かると同時に、この男性の「ずるさと迷い」も同時窺えそうな作品です。それを「水たまり」で表現なさっている林さんのテクニックと上品さに最敬礼を致しております。 どの様な曲想にするとこの繊細さをリスナーに伝えられるのか、伝えるのか?更に興味が沸き起こってきます。
1つ…1節の「枕濡らして〜秋しぐれ」はお迷いになられましたか?3・4行を入れ替えると5行目への繋がりが女性的で優しくなると思うのですが…反論をお待ち致しております^^*
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