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ジュタ(まっつん)ホープフルS出走へ |
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管理人
(4328)投稿日:2024年12月26日 (木) 20時41分
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当歳時のセレクトセールでは3億2000万円(税抜き)の値がついたジュタ(牡・矢作)。ドゥラメンテの最終世代にあたり、母シャンパンエニワンが米GUガルフストリームオークス(ダート1700メートル)勝ちの実績を持つ良血馬だ。
「牧場の時から、(芝とダートの)どっちでも行けそうという話でした」と明かすのは久保助手。東京の芝1800メートルで迎えた初陣は、内めの好位を追走すると、最後まで楽な手応えのまま後続を1馬身3/4差突き放す快勝劇だった。今回の中山2000メートルは、2度の急坂をこなし、かつコーナー4つの内回りコース。2歳馬にとってタフな条件であることは間違いない。ならば、パワーとスタミナを備えるダート血統がプラスに働く可能性は十分だ。
「男馬にしては、おとなしいドゥラメンテという感じですね。縦列調教では馬の後ろで我慢を利かせていて、砂やチップを浴びせてもひるまなくなりました。乗りやすい馬ですし、時計もしっかりと出ます」
矢作厩舎が取り入れている縦列調教を通して、精神面の確かな成長を感じ取っている。キャリア1戦でのGT挑戦は容易ではないが、矢作厩舎ではステイフーリッシュ(2017年3着)やミスタージーティー(23年5着)が見せ場をつくってきた。
久保助手は「右回りとか小回りというのはあまり気にしていません。他に重賞を勝っている馬がいますし、経験がないところがどうかでしょうね」と相手に敬意を払いつつも、舞台適性に関する不安は打ち消した。今年のGT戦線をにぎわしてきた矢作厩舎&坂井のコンビで挑む素質馬に注目が集まる。
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