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ブラウンラチェット(いとけん)阪神ジュベナイルF追い切り |
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管理人
(4299)投稿日:2024年12月05日 (木) 21時56分
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余力十分の脚取りで年長オープン馬を圧倒した姿は、超良血らしい才能にあふれていた。ブラウンラチェットは砂路線で世界レベルの活躍を続けるフォーエバーヤング(父リアルスティール)の半妹。しかし、兄とはタイプが違い、芝でこその軽快さが武器だ。この日は美浦Wコースで俊敏にラスト1ハロン11秒6(6ハロン83秒6)をマーク。先行していたオーキッドロマンス(OP)を馬なりでかわして半馬身先着した。
「調教は予定通り。動きに関しては言うことがない」
見守った手塚調教師は納得の表情でうなずいた。今回は放牧先でなかなか馬体が回復せず、先週の時点で434キロ(前走は440キロ)。関西までの輸送が控えており、前走から体重減になる可能性は大きい。それでも、指揮官は「心肺の方はできているので問題ない。前回は内で脚をためることもできた。どんな競馬でもできるし、最後に必ず脚を使ってくれる」と能力の高さには大きな自信を持っている。
新馬、アルテミスSはともに好位から鋭く抜け出して連勝を飾った。「操縦性が高いのが一番。あとは全身を使った走り。そういったセンスの良さが2歳馬離れしています」と担当の名畑助手。「ルメール騎手は『仕事が分かっている馬』だと。初戦が終わったあとは『5歳馬みたい』でしたが、2戦目のあとは『6歳馬みたい』と言っていました」と笑みを浮かべる。
古馬顔負けの巧みなレースセンスは頼もしい限り。デビュー3連勝で昨年の全日本2歳優駿を制した兄同様に、ブラウンラチェットが無傷V3でビッグタイトルをつかむ。
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