養育費未払い元夫に対して兵庫県の試み

先月テレビのニュースでチラっと見ただけですが、兵庫県のとある自治体で案が持ち上がっているそうです。養育費未払いの夫が増えたせいで、母子家庭が困窮し社会問題になっていることにいち早く反応したことは、さすが！と思いました。

養育費未払いの夫の実名を出すという議案に賛否両論あります。「実名出したら、働きにくくなって余計に養育費どころか夫の生活もままならなくなるのでは？」という意見もわかりますが、長い目で見ると私としては賛成です。

自治体が提案するほど、悪質だからです。もし、養育費が毎月決めた金額毎月振り込まれたら子どもは希望すれば望む教育が受けられる可能性が上がります。いじめ・差別・虐待・事件事故が格段に減る可能性が高いと思います。

小さい子どもがいる、というだけで母親は仕事に就くのに未だに不利なのが残念ながら日本の現実です。やっと仕事が見つかっても、子どもは突然熱を出したりで職場で肩身のせまい思いをしています。

もし毎月定期的に養育費が入ったら、その分母親は色々なことを一人で背負って体にムチ打って働いたりしなくてよくなります。
子どもも「パパとママは別れちゃったけれど、私には養育費だけはきちんと欠かさず振り込んでくれた」と父親に対して少しは感謝や尊敬すると思います。

けれど、中でもＤＶやモラ夫はケチです。被害者ぶったり、自分の方が大変だアピールを自治体にもしたりします。もう児童相談所も対応に困っていることは、こちらのみなさんもご存じでしょう。

どんな理由にしても養育費未払い夫の実名公表の案は少なくとも抑止力にはなると思います。荒削りであることは承知の上で、その議案が始めの一歩になって欲しいので可決を願います。

特に見逃されがちなＤＶやモラハラ夫は、離婚しても別のターゲットが出来たら別の女性で同じことを繰り返すことがとても多いからです。これ以上、貧困母子家庭を増やさないためにも全国の自治体の先がけとしてやっていただきたいです。そして同時にこの試みが全国の自治体にも広がりますように。

選挙の公約とか、法案として通して欲しいくらいです。

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