まり3様
お返事ありがとうございます。
↑を書かれたのが01時32分ですので、よく眠れていないのではないですか?車中泊は寝苦しいでしょうから当然ですね。早くお布団の上で平らになって眠れるといいですね。
さて、周りの人から理解されないとのことですが、ここで少し私があの本を書いたきっかけをご説明しようと思います。
日本は昔から「親を大切に」というのが教育現場でも普段の生活でも常識とされてきました。儒教の教えから「親孝行」は当然のように強要されてきました。男性は家を守る、女性は家庭を守るという守備範囲が徹底されていたため、特に女性に家族のケアを押し付けられました。
だから団塊の世代以上の人たちは「親孝行」を自分の責務として考えています。
「でもまり3さんの周りの人たちは若いけど?」とお思いですね。それは親孝行は責務と考えている人たちが周りに多ければ、大抵の人はそれに染まりますし(まり3さんも染まってましたよね)、同じ考え方として「親が子を虐げるはずがない」と思うのです。
だから「毒になる親」(スーザン・フォワード著)
https://amzn.to/3D4whSVが出版されたときは大センセーショナルでした。「親は子の幸せを一番に考えている」「子どもを愛さない親はいない」といった考え方に大きく反旗を翻したのです。子を利用する親、ストレスのはけ口にする親、自己満足のために自慢の道具とする親など、それまで一部の人たちが親に対して思っていた違和感に対して、この本が謎を解いたのです。それは天から稲妻が落ちてくるような出来事でした。
ここはモラハラ被害者が集まるサイトですが、モラハラも同じです。「夫が怒るのは私が至らないから」「夫は私のためを思って叱ってくれている」「夫を怒らせないようにもっとがんばろう」「がんばればいつか夫は変わってくれる、幸せになれる」と思っていた大勢の人たちへ、
「モラル・ハラスメント人を傷つけずにはいられない」(マリー=フランス イルゴイエンヌ (著))という本は、
https://amzn.to/4go97oY夫が怒るのはあなたのせいではない。夫がおかしいのだという、とてもシンプルな答えを与えてくれました。これはもう「毒になる親」と同じように天地がひっくり返る大きな衝撃でした。
さて、「毒になる親」は一部の人たちに密書のようにひそかに読まれていました。なぜならまだまだ「子を愛さない親はいない」「親の悪口を言う人は責任転嫁している」というような声が大きかったからです。だから心の中で「私は悪くない」と思っていても、口に出せばあちこちから非難の声が上がり、むしろ「親の悪口を言う悪い人」と後ろ指を指されてしまうからです。
静かに広まった「毒になる親」に、今度はさらなる大波が起こりました。
「母が重くてたまらないー墓守娘の嘆き」(信田さよ子著)
https://amzn.to/3BkSonrの出版です。読みにくい翻訳本ではなく、日本の文化事情を反映した、世の中に大砲を打ち込むような本でした。これは大勢の墓守娘たちから絶賛され、大ベストセラーとなりました。ひそかに読まれていた「毒親」ではなく、大勢の墓守娘たちを墓守から解放しました。墓守娘とは「家を守る」ひいては家族を守る、つまり「お母さんを大切にしてね」という使命を受けた娘たちです。自分の人生を棄てても家族のために尽くす、親の思うがままに人生を送ることを強いられた多くの娘たちに気づきを与えました。
ただ、私はこの本は私とは違うと思っていました。この墓守娘たちは過保護過干渉の中で自分を失っていく人たちでしたが、私のように(まり3さんのように)、虐げられ、罵声を浴びせられ、親の言うことは黙って聞けと強要され、逆らうと更なる怒号があるといった、いわば虐待されている娘ではないと思ったのです。「いいじゃない、欲しいものを買ってもらって世話をやいてもらって、優しくしてもらって。私の立場とは違う」と思いました。そこで書いたのが「母を棄ててもいいですか?」です。
確かに墓守娘の本は根っこのところは「子どもは自分の人生を歩めない」という同じようなものなのですが、私とは違うという思いがどうしてもありました。
この本でまり3さんがACという言葉を知り、自分の立ち位置に気づかれたのならば、結構のたうちながら書いた私としては苦労が報われる思いです。
たくさんACの本を読まれたとのことですが、もしまだ未読でしたらお勧めしたい本があります。
「私は私、母は母」(加藤伊都子著)
https://amzn.to/3BicezGという名作です。
この本の中で加藤さんは「問題のある母のことを理解できない人には話さず、わかってっくれる人たちと話しましょう」と提唱しています。モラハラも同じですが、そういう目に遭ったことのない人には私たちの苦しみはわからないのです。そこをわかってもらおうとするには多大な労力がいりますし、その割にかなりの反撃に遭いますので、かえってこちらのダメージになります。
ネットの世の中ですので、「毒親」「AC」で検索すればたくさん仲間たちとお互いの境遇について話ができると思います。ただ、良い仲間だといいのですが、昨今、わかったようなふりをして近づいてくる悪い人たちがいますので、そこは注意しましょう。
https://seijo-salon.net/こちらは母娘問題に特化したサイトです。カウンセリングはなかなかお高いので手が届きませんが、無料のものだけでも共感できるところが多いのでお勧めです。
あなたの生きづらさを理解してくれる人は必ずいます。理解してくれない人のところに行くのはやめましょう。今スクールカウンセラーにご相談されているとのことですが、SCさんは沢山の学生を見ていますので、わかってくれると思います。関係は途切らせず続けて下さいね。もう未成年ではないので、行政で支援できるところは限られているのですが、住民票のある役所などで(いい職員さんに巡り逢えたら)もしかしたら支援に結び付けるかもしれません。ダメ元であたってみてください。
今は生活に困窮しているので、ネガティブなことしか考えられないでしょうが、まずは食べるものと寝る場所が確保できれば、また違う方向が見えてくるかと思います。
今が一番暗い時かもしれません。そうならばあとは明るくなるのを待つだけです。
昔は母に虐げられた私ですが、今母は私の言いなりです。母の生活は私が握っています。年に数回2時間ほど優しくしてあげますが、後はまったく距離を取っています。母は不本意でしょうが、優しくしてもらいたかったら、それなりのことをすればよかったのにね(笑)
せめて今からでも挽回できるのに、90歳を過ぎてもまったく変わらない人(笑)
ともかく寒いと何かとさみしくなるので、暖かくしてお休みくださいね。
こちらから応援のオーラを送ります。