《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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ご縁あってtapirさんの発言を調べて驚きました。なぜかtapirさんのご意見は朝敵・日本共産党にそっくりなのです!!憲法論も歴史観も日本近代史論も、その他もろもろ… (13893)
日時:2021年12月11日 (土) 12時30分
名前:管理人

tapirさんは
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=6558
の48番目の記事、
昨日の続きです (29545)
名前:tapir

のなかで、破邪顕正さんと対話を行い、そのなかで自分の改憲論を語っておられます。

まずtapirさんは、

>谷口雅春先生の「日本国実相顕現」のお心にお答えする憲法改正とは何でしょうか。

と発問して、すぐあとでご自身の改憲論を次のように述べておられます。少し長くなりますが関連部全体を引用して、その次に一文一文を点検いたします。

>谷口雅春先生の「日本国実相顕現」のお心にお答えする憲法改正とは何でしょうか。自衛隊を明記するだけ、文言が少しでも変わればよい、実質は何一つ変わらなくても(むしろマイナスであっても)、という安倍自民党改憲案を通すことでないことは確かです。それは、日本がアメリカの属国から、真に独立するための改憲であるはずです。

>具体的には、「戦力」という言葉を文言に入れて、その戦力をどのように統制するかを書くことが必要です。安倍のように自衛隊の明記に反対し、「戦力」という語を憲法に記入して「自衛隊は戦力に」国防の事、その他、国民の間で広く議論をして、今の日本に現実にかなう憲法改正を行う。ざっと、このように考えています。



さて、それではtapirさんの発言(以下、青色太字)を一文ずつ確認しましょう。

自衛隊を明記するだけ、文言が少しでも変わればよい、実質は何一つ変わらなくても(むしろマイナスであっても)、という安倍自民党改憲案を通すことでないことは確かです。

ここでtapirさんは「確かです」と決めつけていますが、tapirさんは自分の意見と「谷口雅春先生のお心」とが一致するという証拠を挙げていません。

管理人の見たところでは、tapirさんはここで例のようにジコチュー的な決めつけ発言を行っているだけです。

以下、そのご説明です。



まず、谷口雅春先生は日本が軍隊を持つことを認めておられました。

かつて「原水爆時代に日本の再軍備なんか何の役にも立たない」と言って再軍備反対論がありましたが、…日本の再軍備は必要であります。(『私の日本国憲法論』p.320~p.321。初出は「聖使命」紙。昭和34年12月1日号)

したがって、その軍隊(現実には自衛隊)を合理的に憲法上に位置付けなければなりません。

ところが、残念ながら今の憲法の前文や第九条のままでは、自衛隊をすっきりと憲法上に位置付けることは困難です。

もともと現行憲法は(簡単にいうと)「国際法に違反して押し付けられた憲法」でした。だから、総理大臣あるいは国会が「無効宣言して帝国憲法に復元・改正」するのが簡単な解決法です。

それにもかかわらず、当時の総理や国会は無効宣言を行いませんでした。先生は政界(特に自民党)に対して厳しい批判をあびせました。次のお言葉に以上の内容が含まれています。

どうして現政府や愛国の党たることを標榜する自民党の諸賢は何故"無効宣言"しないのであるか。自衛隊存在の合理性を憲法の上にも基礎づけるために現行憲法の無効を何故宣言しないのであるか。(『私の日本国憲法論』499頁~500頁。初出は「民族と政治」昭和48年11月号)

このお言葉の中で谷口先生は、「自衛隊存在の合理性を憲法の上に基礎づける」ことの必要性を訴えています。これは確認していただきます。

…ところが、

そのあとも自民党は無効宣言を行いませんでした。

それでは、今の憲法のままでも(次善の策だが)自衛隊を有効に機能させるために何をすれば良いのか…。

谷口先生は、新聞記者を経て衆議院議員さらに内閣官房副長官を務めた佐々木盛雄の見解に賛同して、次のように述べておられます。

佐々木盛雄氏は、明治憲法復元が実行せられないならば「非常事態法」を急速につくって有効に、自衛隊の治安効力を発揮し得る準備を整えておかなければならぬといっている。これは、まことに、もっともな建言である。(『私の日本国憲法論』192頁。初出は「理想世界」誌。昭和44年8月号。『続占領憲法下の日本』に掲載。傍線は引用者)

ここで谷口先生は、たとえ今の憲法の下であっても、「自衛隊の治安効力を発揮し得る(法的)準備を整えておかなければならぬ」と主張なさったのです。

…ということは、

今の憲法を変えずに「非常事態法」という法律を作って法的準備を整える

よりも、

憲法そのものに自衛隊の正当性を書き込む

ほうが遥かに自衛隊の治安効力を発揮させる法的準備が整う…このことは明白でしょう。

したがって、

もし谷口雅春先生が生きておられたら、

今の憲法を変えずに「非常事態法」という法律を作って法的準備を整える

よりも、

憲法そのものに自衛隊の正当性を書き込む方が遥かに自衛隊の治安効力を発揮させる法的準備が整うのだ…

と、おっしゃるでしょう。

だから、

tapirさんの先ほどの

自衛隊を明記するだけ、文言が少しでも変わればよい、実質は何一つ変わらなくても(むしろマイナスであっても)、という安倍自民党改憲案を通すことでないことは確かです。

という決めつけは、谷口雅春先生の御文章を真剣に読み込むことをしていない者の「ジコチュー的きめつけ発言」にすぎません。

というよりも、

……実は、これが重要なのです……

tapirさんは、本当は自衛隊が活躍することを嫌がる、あるいは避けたがる本心を持っておられるようなのです。

それはtapirさんの続く一文から見えてきます。

それは、日本がアメリカの属国から、真に独立するための改憲であるはずです。

この発言によってtapirさんが日本共産党のような政治思想を持っておられることが見えてきます。

なぜならば、ここでtapirさんが「核武装」について提起せず、「敵基地先制攻撃」さえも提起しておられないからです。

…と言っても解りにくいかもしれませんが…

ここでtapirさんは、「日本がアメリカの属国から、真に独立するための改憲」を論じていたのでした。

ということは、

tapirさんは具体的には日米安保条約を破棄して国交断絶(これは極端ですが)、あるいは「対等の日米友好条約」を結ぶような改憲を主張しているわけです。

しかし…

tapirさんが言うように「日本がアメリカの属国から、真に独立するための改憲」を行ったならば、

日本はアメリカの軍事的な庇護なしに、単独で中国やロシアの軍事的脅威から自分を守らなければなりません。

つまり日本は、中国やロシア以上に核弾頭を搭載したICBM(大陸間弾道弾)やSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の開発・装備を行い、

それによって日本単独で中国あるいはロシアと戦って勝てる軍事力(少なくとも核兵器を使用しない敵基地先制攻撃能力)を持たなければなりません。

しかも、まんいち中国とロシアが同盟を結んで日本と戦うようになった場合は、日本は単独で中露二か国を叩き伏せる核兵器や敵基地先制攻撃能力を持たなければならないのです。

ところが…

tapirさんは、ここで「日本は核武装しろ」と言いません。

「核武装に関する議論が必要である」とさえも主張しません。

また、核兵器を使わない敵基地先制攻撃についても、その必要性を主張しません。

それどころか敵基地先制攻撃の必要性を日本の女性政治家のなかで初めて訴えた高市早苗議員について、tapirさんは、

https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=7154
の上から12番目の記事、
「今の高市早苗氏には、自民党総裁になってほしくない (44053)」
のなかで、

>日本会議と学ぶ会が一押しの候補者は、それだけで心配の種が尽きません。…日本会議の傀儡が総理大臣になれば、安倍政権同様の問題を起こす可能性大であり、日本のためにならないと思います。

と述べて、敵基地先制攻撃に関する議論そのものを封殺しているような状態です。

そうすると、

tapirさんが言うように、

核武装もせず、敵基地先制攻撃能力も持たず、

しかし日本がアメリカの属国から「真に独立する」ためには…

常識的に考えるならば、日本が日米安保条約を破棄して、中国やロシアと平和条約あるいは軍事同盟を結ぶ以外に方法はありません。

ということで…

これは実質的に「朝敵・日本共産党」の主張です。

なぜならば、「朝敵・日本共産党」は最新の「綱領」の中で、

日米安保条約を…廃棄し、アメリカ軍とその軍事基地を撤退させる。対等平等の立場にもとづく日米友好条約を結ぶ。
https://www.jcp.or.jp/web_download/2020/02/2020-manifesto.pdfの31頁

と、高らかに宣言しているからです。

しかも、

…これを申すと閲覧者の方々は驚くでしょうが…

実は、tapirさんも自衛隊が機能しないようになることを主張しているのです(後出)

ここまで来ると、tapirさんの政治思想が日本共産党の思想と酷似していることが見えてきます。

具体的には、「戦力」という言葉を文言に入れて、その戦力をどのように統制するかを書くことが必要です。

この一文が、tapirさんが日本共産党のような本心を持っておられることを示しています。

ここでまず、具体的な事実の確認を行っておきます。

tapirさんはここで、「戦力という言葉を文言に入れて…」などと、憲法に初めて「戦力」という言葉を書き加えるようなことを言っておられますが、

「戦力」という言葉は、すでに憲法第9条の第2項、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」という文言の中に書かれています。

だから、「戦力という言葉を文言に入れて…」というtapirさんの提言は、まったく意味を成しません。

ただし、

tapirさんは少し後のところで、

>「戦力」という語を憲法に記入して「自衛隊は戦力に」

とも書いておられるので、

おそらくtapirさんはここで、「憲法に『自衛隊は戦力である』という文言を書き加えろ!」と主張したいのでしょう。

そう理解するならば、「それならば結構だ。tapirさんは常識的だ」と思う人が出てくるかもしれません。

管理人も、「tapirさんは意外と常識的だ!」と申したい気持ちが無いわけではありません。

しかしながら…

憲法9条の第2項には上述のように、

「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と書いてあります。

それなのに、tapirさんはこの文言を変更することを全く主張していません。

ここで確認しておきますが、tapirさんは憲法9条に手を付けることを全く主張していません。

tapirさんは憲法のどこかに「自衛隊は戦力である」という文言を書き加えることを主張しているだけです。

したがって、たとえtapirさんが主張するごとく憲法のどこかに、「自衛隊は戦力である」という文言を書き加えても、

憲法9条の第2項がその戦力(自衛隊)を「保持しない」と宣言しているのだから、いつまで経っても「自衛隊は違憲である」という主張が発生します。

しかも、

ご丁寧なことに、

tapirさんはこのすぐ後で、

>その戦力をどのように統制するかを書くことが必要です

と続けています。

つまりtapirさんは、これからも自衛隊を「違憲状態」にしておいて、

さらにその自衛隊を統制する(少し乱暴に言えば、動けなくする)憲法改正が必要である…と主張しているのです。

これも実質的に「朝敵・日本共産党」の主張と同じ政治思想です。

なぜならば日本共産党は「綱領」の中で、

自衛隊については…軍縮の措置をとる。…憲法第9条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる。(同上32頁)

と、自衛隊の消滅を計画しているからです。

だからtapirさんの改憲論は実質的に「朝敵・日本共産党」の主張と同じ内容です。

…さらに、

続けてtapirさんの発言です。

安倍(元総理)のように自衛隊の明記に反対し…
tapirさんは自衛隊を合憲にしたくないのです

「戦力」という語を憲法に記入して「自衛隊は戦力に」
自衛隊を戦力と規定して、9条2項で否定したいのです。

国防の事、その他、国民の間で広く議論をして、今の日本に現実にかなう憲法改正を行う。ざっと、このように考えています。

ここでtapirさんがおっしゃっている「国防の事…今の日本に現実にかなう憲法改正」の具体的内容は不明ですが、以上の内容から、tapirさんが「朝敵・日本共産党」の綱領と同じような憲法改正を考えておられることは間違いありません。

tapirさんの改憲論は、谷口雅春先生の「日本国実相顕現」のお心にお答えする改憲論ではなく、なぜか「朝敵・日本共産党」の改憲論にそっくりの改憲論なのです。

なんとも不思議なことです。


(「tapirさんの歴史観に続く」)



なぜかtapirさんの歴史観は「朝敵・日本共産党」の唯物史観(史的唯物論)にそっくりです!! (13894)
日時:2021年12月11日 (土) 13時05分
名前:管理人

tapirさんは
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=6558
の上から49番目に、
「2016年9月の伊藤哲夫氏宛の投稿を再掲いたします (29550)」
を投稿して、

<愛国本流掲示板>
http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=daityouwa&mode=res&log=5682
に掲載された、日本政策研究センター代表・伊藤哲夫氏のご文章
「天皇陛下の「お言葉」をどう受け止めるのか」

に対する「反論」を述べておられます。

そのtapirさんの「反論」に関して本管理人が横から口を出すことは慎みたいのですが、

その「反論」の中に、tapirさんの歴史観が「朝敵・日本共産党」の唯物史観(史的唯物論)に極めてよく似ていることを示すtapirさんのお言葉があります。

それは、

平安時代の上皇や法王が広大な荘園を持っていたから権力をふるったが、皇室の財産が法律によって制限されている現代ではその恐れがない…

というtapirさんの発言です。

…と申しても何のことか解からない人もおられるでしょうから、

ここから正確さと閲覧者様のご理解を得ることを期して、一つずつ確認しながら論評します。

まず、伊藤哲夫さんが『明日への選択』誌(平成28年9月号)に、
「天皇陛下の『お言葉』をどう受け止めるのか」
http://www.seisaku-center.net/node/966
を発表なさいました。

その中で伊藤さんは、天皇陛下(現・上皇陛下)が「生前の御譲位」を願われたことに関して、

>いわゆる生前の「退位」は、①歴史上、上皇や法皇等のいろいろな弊害があった
から、
>政府には、慎重な上にも慎重な検討を求めたい。

という結論をお出しになりました。

それに対してtapirさんが上記の29550で「反論」を提出して、

>これは、平安時代のことを指すと思いますが当時は、上皇、法王が広大な荘園を持ち、その経済基盤を背景に権力をふるったのでした。皇室の財産が法律によって制限されている現代では、そのようなことは起こり得ないと思います。

との反論を述べておられるわけです。



実は、この「反論」はtapirさんの歴史観が唯物史観(史的唯物論)に酷似していることを示している発言なのです。

この「反論」は簡単に読むと、大変なことが書いてあるような印象を受けませんが、

気をつけて読むと重要な大前提(歴史観)が文章の背景に隠れています。

その歴史観とは「経済力が政治や歴史を決定する」という思想です。

それはマルクス主義とその一種である「朝敵・日本共産党」の歴史観です。

具体的にいうと、

マルクスは『経済学批判』の序言のなかで、この歴史観を理屈っぽく表現していて、「唯物史観の公式」などと呼ばれています。
(実物は、https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1061025の序文の3頁[6コマ目]を)

また、朝敵である日本共産党は党の社会科学研究所・所長である不破哲三さんが「しんぶん赤旗」の勉強会で、同じ「公式」を紹介・解説しておられます。
https://www.jcp.or.jp/kk_kyousitu/data/04-05_02.pdfの3頁)



さて…

話がもどって、

それでは、なぜtapirさんの「反論」の背景に「唯物史観の公式」が隠れていると言えるのでしょうか。

それは、tapirさんが「反論」のなかで、

平安時代の…当時は、上皇、法王が広大な荘園を持ち、その経済基盤を背景に権力をふるった…(しかし)皇室の財産が法律によって制限されている現代では、そのようなことは起こり得ない…

と述べたからです。

…と申すと、ここで管理人が堂々巡りを語っているようですが、そうではありません。

まず初めに伊藤哲夫さんが、「生前の御譲位」によって上皇(あるいは法皇)と天皇との不和さらに政治的混乱や「権威の分裂」が発生することを危惧なさいました。

そのとき伊藤さんは、「不和、政治的混乱、権威の分裂」は天皇や上皇さらに国民の「心」が原因で発生する…と思っておられました。

…といっても、もちろん管理人は伊藤さんに質問やインタビューをして確認したわけではありません。

しかし、今この文章を読んでいる閲覧者の皆様も(ついでにtapirさんも破邪顕正さんも)

「天皇政治の不和、混乱、権威の分裂」は、天皇や国民の「心」が原因で発生する…

と思っておられるはずです。これをしっかりとご確認願っておきます。

ついでに生長の家では、「環境は心の影」と申します。

ところが…

tapirさんは今の「反論」の中で、

「不和、政治的混乱、権威の分裂」は、「経済力」が原因で発生すると述べているのです。

ここでしつこいようですが、正確なご理解をいただきたいので、再度tapirさんの「反論」を提示します。

>これは、平安時代のことを指すと思いますが当時は、上皇、法王が広大な荘園を持ち、その経済基盤を背景に権力をふるったのでした。皇室の財産が法律によって制限されている現代では、そのようなことは起こり得ないと思います。

ここでtapirさんは、

平安時代の上皇や法皇は広大な経済基盤を持っていたから権力を振るえて混乱が発生した。

それに対して、今の皇室は財産が制限されているから権力を振るえず、また混乱が発生しない…

と言っておられます。

つまりtapirさんは、「権力を振るう・振るえない」の違いや、「混乱が発生する・発生しない」の違いが発生する原因は、「心」ではなく「経済力」にある…という無意識の大前提に立って論を展開しているのです。

この無意識の大前提は、「唯物史観の公式」のなかの、

人間は…物質的生産諸力の一定の発展段階に対応する生産諸関係にはいり込み…これらの生産諸関係の総体は、社会の経済的構造を形成する。これが現実の土台であり、その上に一つの法的かつ政治的な上部構造がそびえ立ち、その土台に一定の社会的諸意識形態が対応する。

…人間の意識がその存在を規定するのではなく、逆に、人間の社会的存在がその意識を規定するのである。
(上記の「しんぶん赤旗」勉強会3頁)


と、ほとんど同じような歴史観なのです。

…ということで、

なぜかtapirさんは「朝敵・日本共産党」の唯物史観(史的唯物論)にそっくりの歴史観を持っておられるようです。

さらにそのことが、tapirさんの日本近代史を語る言葉からも指摘することができます。

それは次の子記事で申し上げます。



なぜかtapirさんの日本近代史論も、「朝敵・日本共産党」の近代史論にそっくりなのです!! (13895)
日時:2021年12月11日 (土) 13時32分
名前:管理人

ふたたびtapirさんの投稿記事
「昨日の続きです (29545)」
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=6558
の48番目にもどります。

この記事の中でtapirさんは破邪顕正さんに対してご自分の意見を述べておられるのでした。

そのなかでtapirさんは「朝敵・日本共産党」の近代史論と非常によく似た近代史論を展開しておられます。

具体的には、「恩賜的民権から脱却し、恢復的民権による、改憲を目指す必要があります」というtapirさんのお言葉です。

このお言葉が、tapirさんの近代史論が日本共産党の近代史論とほとんど同じであることを表しているのです。

…と申しても、

閲覧者の皆様のなかには、

「恩賜的民権とか恢復的民権とか。それ何?」

と思う人も少なくないでしょう。それは当然の疑問です。

それは明治20年ごろに中江兆民という思想家が使った言葉です。

だから閲覧者の皆様が、「『恢復的(かいふくてき)民権』って何?」と思うのも当然です。

本来は、tapirさんがこの言葉の意味を論争相手の破邪顕正さんに、さらには一般閲覧者のために説明すべきでした。

しかし、tapirさんはこの二つの語句の意味を全く説明していません。

ともあれ…

ここで管理人は、

二つの民権概念を説明する責任を負っていないのですが、

一般閲覧者さんがこのスレッドの意味を正確に理解してくださることを願って、次に、

「恩賜的民権」と「恢復的民権」の言葉の意味と相違点。
この二つの民権をわざわざ言い出した中江兆民の本心。
tapirさんの主張が中江兆民の本心とは反対であること。
話が変わって「日本共産党の近代史論」と中江兆民の相違点。
tapirさんの近代史論が「日本共産党の近代史論」とそっくりであること。
を、論評いたします。

①「恩賜的民権」と「恢復的民権」の言葉の意味。さらに相違点。

「恩賜的民権」と「恢復的民権」という言葉は、明治20年ごろに中江兆民(以下、「兆民」とも)という自由民権思想家が、『三酔人経綸問答』という本の中で使った言葉です。

その本の中で兆民は、「世の中に民権は二種類ある。一つが恩賜的民権。もう一つが恢復的民権である」と、ほぼ独断的に語っています。

兆民によると、まず「恢復的民権」とはフランス革命やイギリスの名誉革命などの民権であって、人民が自分の力で獲得した民権です。

それに対して「恩賜的民権」とは、お上(かみ)が日本人民(と今は言っておきます)に与えた民権です。

よって民権は、「人民が自分の力で獲得した民権」なのか、「上から与えられた民権」なのか…この点で二つに分かれます。

この点で二つの民権概念の区別が明確になりました。

②二つの民権を言い出した中江兆民の本心。

そこで…

ネット上には、

兆民は「恢復的民権」をベターなものと考えていた…

と説明している記事があり、また、閲覧者の中にもそう考える人がおられるかもしれませんが、

実際には兆民は、「今の日本社会には恢復的民権よりも恩賜的民権の方が良いのである」と主張しています。

たとえば兆民は、今の両概念の違いを説明したすぐあとで、

恢復的民権は人民が獲得するから、権利の分量は人民が自由に決定できる。それに対して、恩賜的民権はお上が与えるから人民が権利の分量を決定することができない。

そうかといって、もし恩賜的民権を得た日本人民が急に恢復的民権を実現しようとするならば、それは今の日本の状況に合わない。大きな混乱を招くから、現在、恢復的民権を実現しようとすることは決して現実の日本社会を良くするためにならない。


と語り、またさらに続けて、

もし君主や宰相が社会の情勢を見極めて、社会の情勢に従い、人民の知識に適合する自由と権利を与えて、それが時勢に適合するならば、それが官民上下の幸福につながるのだ。

とも述べているから、

兆民は、当時の日本社会においては「恢復的民権」よりも「恩賜的民権」のほうが安全かつ着実な方策であると主張したのです。

(以上ここまでの説明をお疑いの人は国立国会図書館デジタルアーカイブ『三酔人経綸問答』
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/783132の123頁[64コマ目]をご参照)

③tapirさんの主張は、中江兆民の本心とは逆の方向を向いている。

さて、ここでtapirさんの「昨日の続きです (29545)」にもどります。

tapirさんはこの29545の中で、まず、「大日本帝国憲法復元改正の運動は、谷口雅春先生が御発表された時にはタイムリーで、重要な提言であり、意義のある運動であった」と断言しておられます。

しかし、今は現在の憲法が施行されて70年以上経ってしまった…

そのために、私達はより長い歴史的視点から憲法改正を考え直す必要がある…とtapirさんは主張します。

それでは私達はどのような改憲を考えるべきか…tapirさんは次のように主張しています。

>端的に申せば、恩賜的民権から脱却し、恢復的民権による、改憲を目指す必要があります。

この一文の中の「恩賜的民権」と「恢復的民権」とは、上で管理人が説明したように、中江兆民が『三酔人経綸問答』の中で語った二つの民権のことです。

そして兆民は、「恢復的民権」よりも「恩賜的民権」のほうが現実の日本社会に適した民権思想であると主張していたのでした。

しかしtapirさんはこの一文の中で、「恩賜的民権から脱却して恢復的民権による改憲を目指せ」と主張しています。

これは中江兆民が『三酔人経綸問答』の中で主張した思想とは逆の方向を目指す主張です。

しかも「恢復的民権」は、実際には王権を否定(英国は制限)した民権思想でした。

特にフランス民権思想は国王の首を撥ねて君主制を否定しました。

tapirさんの本心は天皇否定であるのかもしれません。

そこまでは行っていないのかもしれません。

その点について今は断言しません。

ともあれ、tapirさんの民権思想が中江兆民の民権思想と逆の方向を向いている…これは間違いのないことです。

④「日本共産党の近代史論」と中江兆民との相違点。

さて、話が変わって、ここで日本共産党の近代史論を見ておきます。

まず日本共産党の近代史論の特徴は…これは管理人の論評ですが…天皇を政治権力と一体のものとして見てしまう傾向が非常に強いということです。

たとえば、日本共産党が公開した「自由と民主主義の宣言」(1996年7月13日一部改定)
https://www.jcp.or.jp/web_jcp/1996/07/1996713.html
の中の、「2、日本の民主主義の過去と現在」は、

明治以来…日本の支配的ブルジョアジーが、民主主義的要求のにない手とならず、初期から絶対主義的天皇制のもとで自由と民主主義の抑圧推進者となってきた…。

と断言しています。

この一文のなかの「絶対主義的天皇制」という独特の用語は、日本共産党が、「明治以降の天皇と政治権力は一体であった」と考えているらしいことを示しています。

実際に、この少し後のところで、

明治10年前後から、農民の重税や徴兵反対のたたかいとも結んで、自由民権運動が国会開設、人民による憲法制定、人民の思想・集会・結社の自由の保障などを要求してひろがった。

ブルジョア民主主義運動として歴史的意義をもったこの運動は、天皇制政府の凶暴な弾圧と迫害によって挫折させられた。


とも述べて、「天皇制政府」という用語を使っています。

そして、その天皇制政府が自由民権運動を「凶暴な弾圧と迫害によって挫折させ」たのだ…と主張しています。

ところが…

中江兆民の天皇観は、

朝敵・日本共産党とは全くちがいます。

兆民は、『平民の目さまし』(明治20年10月)の中で、

>天子様は尊きが上にも尊く…政府方でもなく、国会や我々人民方でもなく、一国衆民の国民の上におられて…神様と同じようなものである。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/784366の14頁[13コマ目])

と述べて、

相対立する「薩長藩閥政府」と「自由民権派」の上に天皇を位置付けています。

実は、この兆民のような天皇観が当時の自由民権主義者たちにほぼ共通する天皇観だったのです(ここでは話が逸れるので実例省略)。

ともあれ日本共産党は、「天皇と政治権力を一体のものである」と考え、中江兆民は「天皇は権力や政治闘争の上に超越する存在である」と考えました。

この点で両者の近代史論は二つに分かれます。

それでは、tapirさんの近代史論は日本共産党の近代史論に似ているのでしょうか、それとも中江兆民の近代史論に似ているのでしょうか。

ここで先に結論を申してしまうと、tapirさんの近代史論は、「朝敵・日本共産党」の近代史論にきわめてよく似ています。

つまりtapirさんは日本共産党のように「天皇と政治権力を一体のもの」と考えているのです。

その説明は次の小節で…。

⑤tapirさんの近代史論は朝敵・日本共産党の近代史論とそっくりである

まず、ここまでのtapirさんのご発言を復習します。

tapirさんは、

>端的に申せば、恩賜的民権から脱却し、恢復的民権による、改憲を目指す必要があります。

と述べて、中江兆民とは逆の主張を展開しておられました。

だからtapirさんの本心が「天皇存在制の否定」である可能性もあるのでした。

さて、そこでtapirさんの「昨日の続きです (29545)」にもどります。

ここでtapirさんは次のように続けておられます。

>くだけた言い方をすれば、以下のようなことです。国民が、お上から与えられた憲法を有り難くおしいただき、何一つ文句を言わずに順守してきたのが大日本帝国憲法であり、GHQの占領憲法でした。大日本帝国憲法も、自由民権論者および庶民にとって、政府からの押し付け憲法以上の何物でもありませんでした。

これは合計三文あるので、ここからは「三文」と呼びます。

この「三文」の中でtapirさんは、「大日本帝国憲法も、自由民権論者および庶民にとって、政府からの押し付け憲法以上の何物でもありませんでした」と、断言しておられます。

この断言は…話が少しそれますが…史実と異なります。

帝国憲法は十年の時間をかけて政府と国民が意見を出し合って最終的に出来上がった憲法(現行憲法はGHQの小役人が一週間ほどで原案を作成)なのですが、

それを無視しても、もしその帝国憲法が政府からの押し付けだったのならば、「押し付け憲法だ!」との非難が出たはずです。

しかし憲法制定後に、「押し付け憲法だ!」と非難する声は自由民権派からも一般国民からも、ほとんど出ませんでした。

それどころか、

自由民権運動の激化事件の一つである加波山事件で逮捕されて、のちに足尾鉱毒事件が原因で死ぬまで明治政府を非難した自由民権活動家・田中正造は、

大日本帝国憲法を「ありがたい憲法」(『田中正造全集』第2巻104頁)と言って、帝国憲法の誕生を喜び、感謝しているのです。

自由民権派も一般国民も帝国憲法を認めたのであって、「押し付けだ!」と非難したのではありません。

だからtapirさんの日本近代史論は史実に基づかないデタラメです。

それにしても…

ここで話がもどって…

tapirさんはこの「三文」のなかで、「お上」や「政府」と「天皇」とを区別していません。

tapirさんの「三文」は初めから終わりまで、「天皇と政治権力を一体のもの」と前提しています。

ふたたび確認しますが、tapirさんのご意見は

>国民が、お上から与えられた憲法を有り難くおしいただき、何一つ文句を言わずに順守してきたのが大日本帝国憲法…。大日本帝国憲法も、自由民権論者および庶民にとって、政府からの押し付け憲法以上の何物でもありませんでした。

でした。

この中の「お上」や「政府」には薩長藩閥政府だけでなく「天皇」も含まれています。

もちろん、この近代史論は日本共産党が一貫して維持してきた近代史論の大きな特徴でした。

つまりtapirさんがここで言っている「お上」「政府」は、日本共産党の言う「天皇制政府」に極めてよく似た概念なのです。

そのことは、

tapirさんが同じ「昨日の続きです (29545)」の少しあとの所で、

>時代は令和へと進みました。…日本の歴史始まって以来初めて、国民自らの手による憲法を作り上げることができる時代を迎えつつあるのです。(傍線は引用者)

と述べていることからも確認できます。

この二文を普通の常識的な読み方で理解するならば、「国民」のなかに「天皇」は含まれていません。

つまりtapirさんはここで、「令和になって日本史上はじめて天皇を排除した国民だけの手による憲法を作ることができるようになった!」と言って喜んでいるのです。

…ということは、

tapirさんはやはり「帝国憲法は薩長藩閥政府と一体となった明治天皇が国民に強制した憲法であった」という近代史観を持っていたのです。

この近代史観はもちろん日本共産党の近代史観に酷似した近代史観です。

さて、

ここまでの、

本スレッドの親記事以降の全ての内容をまとめると、

tapirさんは、「令和になって天皇を排除した国民だけの手で憲法改正を行うことができるようになった…」と喜び、

さらに、「自衛隊を『違憲』と位置付けて身動きできないように縛り上げ、そのうえで日米安保条約を破棄する憲法改正を行え!」と主張なさっていた…

のだから、

tapirさんの歴史理論や政治理論は(かりにご本人が「共産党嫌い」を表明なさったとしても)朝敵・日本共産党の歴史理論や政治理論とそっくりである…と言わざるをえません。

tapirさん。

tapirさんは、この「昨日の続きです (29545)」のなかで、

>谷口雅春先生の「日本国実相顕現」のお心にお答えする憲法改正

を主張しておられたはずなのに、

なんと「朝敵・日本共産党」の歴史理論や政治理論とそっくりの主張を、あの手この手で言い広めておられたのですね…。



あやうく騙されるところでした。



(まだ続きます)




tapirさんは外国からの日本侵略を容認して、結局、日本の自由と独立を放棄しておられます。見ようによっては中露からの侵略を歓迎しておられる。 (13906)
日時:2021年12月15日 (水) 14時39分
名前:管理人

tapirさんは、
「昨日の続きです (29545)」
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=6558
の48番目の記事。
名前:tapir

のなかで、

国民が、お上から与えられた憲法を有り難くおしいただき、何一つ文句を言わずに順守してきたのが大日本帝国憲法であり、GHQの占領憲法でした。大日本帝国憲法も、自由民権論者および庶民にとって、政府からの押し付け憲法以上の何物でもありませんでした。(傍線は引用者)

と、平然と語っておられました。

ここで管理人がどうしても見過ごせない点があります。

それは、「帝国憲法がお上からの押し付けだった」という史実に反する発言ではなく、

「帝国憲法も今の憲法も政府から押し付けられた憲法であった」(これを「tapir命題」と名づけます)と、tapirさんが言っている点です。 

この「tapir命題」が、tapirさん自身がアメリカの日本侵略を容認して、結局、日本の自由と独立を放棄した人間であることを示しているのです。

…と申しても、tapirさんにも一般閲覧者様にも解りにくいでしょうから、

ここから一つずつ確認しながら論評していきます。

【1】tapirさんは占領軍GHQを日本の政府として認めている。

まずtapirさんは、

今の憲法がGHQの日本占領期間中に作成・制定された憲法であることを、

谷口雅春先生の著作を(先生を利用するために)読み込んでよく知っているはずなのに、

わざと無視して、「GHQの占領憲法も帝国憲法と同じように政府からの押し付けであった」と断言しています。

しかし、

この断言には重大な見落としがあります。

その「重要な見落とし」とは何かというと…

帝国憲法が国民に押し付けられたとしても、
それは日本人が日本人に押し付けた憲法にすぎない。

それに対して今の憲法は、外国人が日本人に押し付けた憲法である…という点です。

tapirさんはその違いを完全に無視しておられる。

実際にtapirさんは、帝国憲法も現行憲法も同じ「政府からの押し付け憲法」だったと主張しているのです。

つまりtapirさんの論理によれば、現行憲法を日本人に押し付けたマッカーサー率いるGHQは正当な日本「政府」であった、ということです。

もっと簡単にいうと、tapirさんは占領軍GHQを日本政府として認めているのです。

だから「tapir命題」は、とんでもない命題です。

アメリカの日本侵略を容認して日本の独立を否定する命題です。

当たり前のことですが、アメリカの侵略を許してはいけません!(tapirさん。嬉しいでしょう)

今から「tapir命題」への論評を申し上げます。



【2】「祖国への侵略」と「憲法の押し付け」を容認する者は、世界に一人もいない

最初に少し難しいことを申すようですが、

国家の最高法規である憲法が外国から押し付けられたということは、

押し付けられた国は(日本でなくても)実質的に外国からの侵略を受けたということです。

それについて、

(1)管理人は祖国が法的・軍事的に侵略されることを認めません。
(2)tapirさんがトキ45166で称讃している植木枝盛も認めていません。
(3)さらに植木枝盛が尊敬したフランスの民権思想家ルソーも認めていません。

結局、tapirさんだけがGHQを正当な日本「政府」と見なしてアメリカの日本侵略を承認し、その結果、日本の自由と独立を否定しているのだ…ということを次に説明いたします。

まず(1)について。

管理人を含めて世界中の国民は、tapirさんを別として、すべて他国からの侵略を認めずに、断固戦います。

次に(2)について。

tapirさんは、

「破邪顕正様のご投稿を拝見して (45166)」
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=7187
の上から28番目

のなかで、破邪顕正さんに対して、

自由民権運動の中核的存在だった植木枝盛氏作詞の「民権田舎歌」に、自由、権利の理想が、よく表わされています。…。“人権〟〝自由〟を得ることは、明治時代から、民の悲願でした。唯物論的人間観に彩られた占領憲法の産物と、軽んずべきものではありません。

と、ご立派な説教を垂れて、植木枝盛を一推ししておられます。

ところが、

その植木枝盛は、

「民権を強化することによって初めて日本の国を守る力が強化されるのだ」と主張していました。

植木枝盛は『民権自由論』の第五章のタイトルに、

民権を伸張しなければ、国の権威を伸張して国の独立を保つことができない。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/783715/13?tocOpened=1の31頁[36コマ目])

と書き、その第五章の中で、

国の独立を維持するには、国民の独立を本としなければ実現できない
(同urlの32頁[37コマ目])

と明言しています。

しかも、その『民権自由論』の最後には、

「民権田舎歌」(これはtapirさんが破邪さんに一推しした歌)を書き加えて、

その中で、もちろん「自由」と「民権」の伸張を読者に熱心に訴えているのですが、

枝盛はその「民権田舎歌」の最後の結論として、自由と民権によって「ある物」を実現せよ、と訴えて「民権田舎歌」を終えています。

その「ある物」とは、

国の威光を輝かし、秀で栄えて行かしめよ。
(同urlの45コマ目)

です。

この命令文でtapirさんご推薦の「民権田舎歌」が終わっているのです。

tapirさん。

この命令文をご存じなかったでしょう。

明治22年に帝国憲法が制定されるまでの激しい自由民権運動には、

このような「愛国・独立」の意識が「自由・民権」とともに一貫して存在していたのです。

…もっとも、植木枝盛には日本国家を社会契約論で説明するなど、本を数冊読んだだけで全てを理解したと思い込む青臭さが(枝盛を推薦するtapirさんと同様に)見られるのですが、

それでも、植木枝盛が「自由」「民権」を主張した最大の心理的根拠が「国の独立と威光」にあったのだ…ということは間違いありません。

だから…

もしも植木枝盛がtapirさんのご主張、

アメリカに押し付けられた現行憲法は、日本政府が国民に押し付けた憲法である…

という「tapir命題」を聞いたら激怒して、

「tapirといふ者は、外国からの押し付けである憲法を、『日本政府からの押し付けである』などと主張して、外国からの日本侵略を容認あるいは歓迎する国賊である!!」

と断言するでしょう。

最後に(3)について。

tapirさんが一推しする植木枝盛は民権思想家ルソーを尊敬していました。

その民権思想家ルソーもまた祖国が侵略されることを絶対に認めなかった人なのです。

おそらくtapirさんは「日本共産党のお勉強」と「谷口雅春先生を利用する方法」ばかりを考えてこられて、

下賤な共産主義に利用される以前のルソーのお勉強をしておられないようだから、ここで密かに管理人がお教えしましょう。

ルソーはtapirさんと違って、祖国の自由と独立の維持に強い情熱を持っていました。

たとえばルソーは『社会契約論』のなかで祖国の防衛を重視して、

祖国がわれわれを必要とする(戦争のような)時に、祖国に奉仕する務めをまぬがれるために国を去ることはできない。この場合の逃去は犯罪であり、罰せられねばならぬ。
(岩波書店『社会契約論』143ページ)

と述べて、戦時の国外逃亡を違法と断じました。

さらにルソーは、ジェノヴァからの独立のために激しい独立戦争を敢行したコルシカ島の島民を高く評価して、

この(コルシカ島の)人民が自由を取りもどして守った勇敢不屈さは、(世界の)賢者が自分の自由をどのように維持すべきかを教える価値を示している。
(中央公論社『世界の名著・ルソー』の「社会契約論」272頁。括弧内は引用者)

と述べて、祖国の自由奪還のための戦いを高く評価しています。

さらにまた…しつこいようですが…

ルソーは国民が信仰すべきモットー(信仰箇条)を提出して、

それ(モットー)を信じない者は国家から追放できる……(国家の)緊急の際に義務のために生命をささげることのできない者であるから。
(中央公論社版355頁)

とも述べて、「国民は国家緊急の時には生命を捧げなければならない」と断言しているのです。

さて、

tapirさん。

驚きましたか。

「本来の生長の家」も、

「實相円満完全」を根本信仰として「和顔・愛語・讃嘆」で生活しながらも、

国家の緊急時には肉体生命を棄てるぐらいの強い覚悟と精神性を常に維持していたのですよ。

ということで、

いそいで話をもどして…

その民権思想家ルソーに言わせるならば、

GHQを正当な日本「政府」であると認めるtapirさんは、

「国民としての祖国防衛責任」と「祖国の独立回復責任」を棄てた人間だから、

ルソーから「国外追放」あるいは「終生禁錮」などの重い法的処分を科せられるでしょう。

上記のように祖国の自由と独立に厳格だったルソーは「tapir命題」を絶対に許さないはずです。

tapirさん。

tapirさんは、

天皇を排除した日本人民だけの憲法改正を行って、

自衛隊を今までのように日本共産党が「違憲状態!」と非難できる状態に置き続け、

日本が核兵器もICBMもSLBMも通常兵器による敵基地先制攻撃能力も持たない状態で日米安保条約を破棄して、

(明言はなさっていないが)中国やロシアと「友好条約」や「軍事同盟」を結び、そのあとで中露に騙されて、突然、日本が軍事侵略を受けても構わない(そのほうが良い?)…と主張しておられると理解するしかない発言を続けて来られました。

tapirさん。

tapirさんは、

トキ掲示板に見られる中途半端な生長の家信者に共産主義を刷り込む発言

そのために谷口雅春先生を信じているように見せかける発言

「今だけ好都合」の発想で行い続けて来られたようですが、

トキ掲示板のお遊び投稿者達の目をちょろまかせても、

本掲示板を真剣に読んで下さっている閲覧者や

管理人の目をごまかすことはできません。

心の底から悔い改めなさい。

そして本気になって谷口雅春先生の御著作を読み込みなさい。


(まだ続く…かも)



拙文を取り上げていただき有難うございます (13913)
日時:2021年12月17日 (金) 21時13分
名前:tapir

拙文を取り上げていただき、光栄に存じます。

以下は、別のスレッドに投稿したことですが、このスレッドに関係が深いと思いましたので、こちらにも転載いたします。

+++++++++++++++++++
憲法論等についてNEW (13911)
日時:2021年12月17日 (金) 20時48分
名前:tapir

管理人様は、別スレッドを立てて、私の1年前の憲法論等の文章について、色々と書いておられます。

管理人様のご期待に水を差すかも知れませんが、あれは、私の素人考えで自分の学習用に文章をまとめた、ただのメモ書き、いわば議論のたたき台です。他の人と議論を重ねれば、いくらでも変更し得る未完成なものです。

管理人様が気に入られたのなら、ご自身の知識を披歴するために、どうぞご活用ください。

>これをまとめてゐると、ひどく元気になりますので、

余計なお気遣ひをなさらずに、今後も投稿をお続けください。(管理人様)<


ただし、以下の2点をご留意ください。

1、憲法論等文章について、建設的な意見交換をなさりたいのであれば、トキ掲示板にご投稿ください。私は、貴掲示板で、憲法論等の文章について意見交換するつもりはありません。憲法論は、多くの人々の間で広く意見交換したいテーマです。投稿者が制限されている貴掲示板の環境では、多くの人たちとの幅広い意見交換はできないからです。

ご自身のお考えを述べるだけで満足である、他の人たちとの意見交換は求めないということであれば、それでも結構です。誰にも批判されない貴掲示板で「一を読んで十を妄想する」持論を伸び伸びと展開なさってください。


2、しかしながら、管理人様の投稿文で、私の思想等に関する誹謗中傷を書いて、拡散されるのは、非常に迷惑なので、事実と明らかに違う点は、抗議いたします。

デマに関する抗議の第一号として、スレッドのタイトルに「日本共産党にそっくり」と書いておられますが、それは管理人様の勝手な妄想で、事実無根の誹謗中傷です。私は、日本共産党とのかかわりなど全くなく、不勉強で、共産主義の本を読んだこともありません。事実と異なる印象を読者に与える文言を、文中ならともかく、一番人目を引きやすいタイトルに書かれたことに、強い憤りを覚えています。タイトル中の、該当部分の削除、または変更を希望いたします。

+++++++++++++++++++++++++++

tapirさん。上の13913を拝見しました。さっそくですが… (13918)
日時:2021年12月19日 (日) 18時40分
名前:管理人

管理人様は、別スレッドを立てて、私の1年前の憲法論等の文章について、色々と書いておられます。管理人様のご期待に水を差すかも知れませんが、あれは、私の素人考えで自分の学習用に文章をまとめた、ただのメモ書き、いわば議論のたたき台です。他の人と議論を重ねれば、いくらでも変更し得る未完成なものです。

それは素晴らしい。

tapirさんの憲法論が、「いくらでも変更し得る」のならば、今までのtapirさんの、

(谷口雅春先生のご意志を実現するのは、)自衛隊を明記するだけ、文言が少しでも変わればよい、実質は何一つ変わらなくても(むしろマイナスであっても)、という安倍自民党改憲案を通すことでない

を、

(谷口雅春先生のご意志を実現するには、)自衛隊を明記するだけ、実質は何一つ変わらなくても(前向きであれば)良いから、自民党改憲案を通すことが必要である

に変更することをお考えください。

なんといっても、今のtapirさんのご意見に従っていますと、

日本の自衛隊が「違憲状態だ!」と日本共産党から否定されているままで、

核兵器はもちろん単なるICBMや通常兵器による敵基地攻撃能力さえ持たない状態で

日米安保条約を一方的に破棄して(これで世界最強の米国を敵にすることもありえます)、

日ソ不可侵条約を一方的に破って北方領土や北海道に進軍したソ連の国家的体質を引き継ぐロシアや

「南沙諸島はわが国の領土あるね」と一方的に主張して、しかも「軍事基地は作らないあるよ」と言いながら軍事基地を作っている中国と

「平和条約」あるいは「軍事同盟」を結んで、数年後に日本が突然、軍事侵略を受けて、押し付け憲法を強要されて皇族は人知れず森の中に連れて行かれ…

ある日突然、「こちらの人たちが神武天皇の血を引く本当の天皇家の人たちである。今までの天皇家は偽物であった。偽物は現在、行方不明である。今日から、偽物を本物と言う者は厳罰に処する」

ということになりかねませんからネ。

それともtapirさんは、日本が中国やロシアに侵略されることを願っているのですか?



管理人様が気に入られたのなら、ご自身の知識を披歴するために、どうぞご活用ください。

これはこれは…。

お褒めをいただき感謝の言葉もありません。

そこでお言葉につけこむようですが…tapirさんは知識がありませんネ。

と言っても、管理人は知識をひけらかすためにスレッドを立てたのではありません。

もし自分の知識をひけらかすつもりならば、すでに本掲示板に投稿して見せつけています。

元々このようなことを申すつもりはなかったのですが…

管理人は今までに本(単著)を四冊上梓して、その一冊は日本教文社の出版です。

また、専門の分野(人文系。憲法学ではありません)では都の西北にある私立大学の反日左翼の有名な教授の名前と文章を単著の中で取り上げて、

その教授への批判と自分の考えを明示した上で、その都の西北の大学の教授と大学図書館にその単著を郵送したことがあります(反論はいただけませんでした)

管理人のその専門分野は99%がリベラルor左翼の研究者なのですが、その学会の専門誌(岩波書店発行)の「研究史」が管理人の主張を「最新の研究動向」の中で取り上げて、

戦後の研究は、(千九百)五十年代までの研究に見られた天皇主義~をいかに克服するかを一つの重要な課題としてきたが、(千九百)九十年代に入って、逆に(管理人から)さらにラディカルな天皇主義~が提示されたということになるだろう。

こうした研究史を踏まえて、これから(この研究)に着手しようという人によって、今後、どのような~が描かれるのか、非常に興味深いところである。(カッコ内は引用者。波線部の本文は省略)


と、(おそらく気に食わないのだろうけれども)管理人の論文を評価していただいたこともあります。この文章が「研究史」の最後の部分なのです。

それから…しつこいようですが…

その学会トップの教授が書いた本の書評を産経新聞社から頼まれて「産経新聞・夕刊」に書かせていただいたこともあります。

そこでは、tapirさんの日本会議に対する批評と違って、80%は相手の長所を評価し、20%の欠点は遠回しに否定しました。

また…

tapirさんは驚かれるかもしれませんが、

tapirさんが尊敬して自分の論拠にしておられるらしい田中卓先生の著作、

『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか』(幻冬舎新書)に対する批判と改善案を、

田中先生のブログ
http://www.seiseikikaku.jp/special/renketunotomohe/
(今はなぜかこのブログはリンク切れになっています)に送信したこともあります。

管理人の意見は、

「田中先生の論にはかなり無理なところがあり、論理の展開法にも強い疑問を感じる所がある」

ということと、

「先生のような大家が、皇統の危機とはいっても無理な主張や怪しい論理展開を行っていただいては困る」ということ等々でした(もちろん丁寧に申し上げました)。

その結果、

先生からブログ上で返答や反論をいただくことはなく、

ただeメールで、「貴方の真情と真剣さは理解した。ただ私も年なので…」という返信をいただいただけです。

その時に実際に先生はご高齢で体が不自由であられたので管理人はそれ以上追及することをせず、「ご体調を知らずに無理を申したかもしれない。御身お大切に…」を申し上げて交信が終わりました。

…ということで、

管理人は今も田中卓先生を尊敬していて、また他人の通信内容をさらすことは出来ないので、これ以上交信内容を述べませんが、

管理人はtapirさんのように「生長の家」の中だけで、しかも「トキさん掲示板」の中だけで物を言って一人前になった気になっているような人とは違うのです。

管理人は「本来の生長の家が持つ人類史上最高のレベル」を維持し、さらに一般社会の「本来の生長の家」を知らない一般人や学者知識人にも首肯されるような発言を(未熟ですが)行ってきたつもりです。

tapirさんも、

今までの竹田恒泰さん批判、八木秀次さん批判、日本会議批判、日本青年協議会批判、日本政策研究センターの伊藤哲夫さん批判…をご当人たちに郵送あるいはメール送信して、本気で論争してごらんなさい。

…ご健闘を祈ります。



…以下の2点をご留意ください。
1、憲法論等文章について、建設的な意見交換をなさりたいのであれば、トキ掲示板にご投稿ください。


残念ながら、

このご依頼は断固、拒否します。

なぜならばこのご依頼は、各個人が投稿掲示板を選択する自由を奪うことにつながるご依頼だからです。

本管理人は投稿してくださる人たちに「本掲示板だけに投稿してください」などと依頼も命令もしたことがありません。



私は、貴掲示板で、憲法論等の文章について意見交換するつもりはありません。

ご安心ください。

管理人はtapirさんのように、「この掲示板で発言しろ」などと申しません。



憲法論は、多くの人々の間で広く意見交換したいテーマです。投稿者が制限されている貴掲示板の環境では、多くの人たちとの幅広い意見交換はできないからです。

おやまあ。

tapirさんは論理の展開を誤っておられる…。

投稿者が制限されている貴掲示板の環境では…」のすぐあとに続く言葉は、

「投稿したくても投稿できない人が出てきて不便(あるいは不公平)です」が、正しい。

しかしtapirさんは今も立派に投稿できるではありませんか…。

お祝を申し上げます。

…それから、

多くの人たちとの幅広い意見交換はできない」とのお言葉ですが、

掲示板が異なっているぐらいのことで意見交換ができないことはありませんよ。

少し前までは、真剣な論争は異なる雑誌や新聞の上で行われました。

たとえば故・福田恒存さんが平和論者たちと論争したときには、

福田恒存さんはたった一人で月刊『中央公論』誌上で発言し、

多くの平和論者たちは『世界』や朝日新聞で発言して、

両者が相手の意見を知ることができなかった…などということは全く起こりませんでした。(これが嘘だとお思いならば、ウィキペディア「平和論にたいする疑問」を)

だから、

「異なる二つの掲示板では意見交換ができない」などとtapirさんがおっしゃっているのは、

tapirさんに本気度が不足しているのか、あるいは管理人を批判するために「今だけ好都合」を語っておられるのかにすぎません。



ご自身のお考えを述べるだけで満足である、他の人たちとの意見交換は求めないということであれば、それでも結構です。

おや…。

冗談を言っていただいては困ります。

管理人は自己満足でスレッドを立てたのではありません。

管理人は、tapirさんの過去の投稿内容を拝見して、それがあまりに幼稚で、

しかも(幼稚だけならば放置しますが)日本共産党にすりよる発言を語っておられるから、

「これでは本来の生長の家が持っていた人類史上最高のレベルがさらに落ちてしまう」という危機感を持ち、

しかもtapirさんが今まで「トキ掲示板」の中でトキさんや訊け君たちの甘い声援を受けて一人前になったつもりでおられたようだから、tapirさんを叱っているのです。

tapirさん。

もしこう言われてご不満ならば、

管理人のように、貴方が批判してゐる人に直接、批判文を郵送あるいは送信しなさい。

その郵送先は、竹田恒泰さん、八木秀次さん、日本会議、日本青年協議会、日本政策研究センターの伊藤哲夫さん…がおられました。

tapirさん。

もし管理人がtapirさんだったら既にこれらの人や組織に直接郵送して、激しい論争を始めていますよ。

…頑張ってください。



誰にも批判されない貴掲示板で、「一を読んで十を妄想する」持論を伸び伸びと展開なさってください。

あれまあ…。

今度は事実誤認をお語りですか…。

管理人はトキさん掲示板で、ごみ箱からあふれるほど多くのご批判をいただいております。

これによって管理人がトキ掲示板の井戸端おしゃべりスズメの皆様に、「私たちは仲が良い」という一瞬の幻想を差し上げることができたようなので、管理人はそれで満足でございます。



2、しかしながら、管理人様の投稿文で、私の思想等に関する誹謗中傷を書いて、拡散されるのは、非常に迷惑なので、事実と明らかに違う点は、抗議いたします。

はて?

管理人が誹謗中傷を書いている…?

どうも不可解なので、ウィキペディア「誹謗中傷」を検索しました。それによると「誹謗中傷」とは、

根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つける行為

であるそうです。

管理人は「根拠のない」ことを申していないから、「誹謗中傷」などしていません。

管理人は、「tapirさんの意見が日本共産党の主張と似ている」という事実を(根拠とともに)論評しただけです。

そもそも、

tapirさんは「事実と明らかに違う点は、抗議いたします」と言いながら、

その「事実と明らかに違う点」を一つも提出しておられないではありませんか。

tapirさんは、自分が抗議できる根拠を何も提出できないのに、「貴方の意見は誹謗中傷だ!」と抗議しておられる…。

そのような発言態度は、自分の都合が悪くなったから議論相手の発言を封じ込めようとする「発言の自由の抑圧」にすぎません。

それは中学生の生徒会でも(tapirさんは小学生の学級会と言われるのが不愉快のようですから)、次の日に同級生から冷たい目で見られるジコチュー丸出しの幼稚な態度です。



デマに関する抗議の第一号として、スレッドのタイトルに「日本共産党にそっくり」と書いておられますが、それは管理人様の勝手な妄想で、事実無根の誹謗中傷です。

そんなことを言われても…

管理人は「妄想」などしていません。

管理人は絶対にtapirさんではないのですよ。

管理人はtapirさんのように、会ったこともない男系維持派ブレインたちが、

『天皇の大御心が女系容認である』と知っているぞよ~」(トキ41086)と、言い出したり、

一度も顔を見たことがない本管理人の、「現在の痛々しい混乱ぶりを拝見して…」(13908)などと突然言い出すような「霊視」も「妄想」もしていません。

どうぞ安心して本スレッドを御覧ください。

…というよりも、

tapirさんが「日本共産党にそっくり」と管理人に言われただけで、

それを根拠なく「非常に迷惑」「強い憤り」を感じると断言なさっていることは、

日本共産党に対する誹謗中傷になるのではないか…という懸念を感じて仕方がありません。

仮に誹謗中傷にならなくても、日本共産党が「強い憤り」を感じて「非常に迷惑だ」と抗議してくる原因になってしまうのではないか…と、老婆心ながら気になっております。

ぜひご再考を…。



私は、日本共産党とのかかわりなど全くなく、不勉強で、共産主義の本を読んだこともありません。

いやいや。

そこまでご自分を卑下なさる必要はありません。

日本共産党とのかかわりがなく、共産主義の本を読んだことのない人のなかにも、

日本共産党の見解とそっくりの主張を行っている人は日本中に(最近は教団の中にも)たくさんいらっしゃいます。

たまたまtapirさんはその一人なのでしょうから、そこまでご自身を卑下なさらず、自信を持って今後も日本共産党とそっくりの意見をご開陳ください。



事実と異なる印象を読者に与える文言を、文中ならともかく、一番人目を引きやすいタイトルに書かれたことに、強い憤りを覚えています。

はて…?

「事実と異なる印象…」?

このお言葉は、「事実と少しも異ならない印象」の間違いでしょう。

tapirさんは事実と明らかに違う点を一つも提出しておられないのですから、

本スレッドは、「事実と少しも異ならない印象を読者に与える文言」ばかりでございます。

それにしても…

そこまで日本共産党を毛嫌いしなくてもよいのではないでしょうか。

管理人は学生時代に商業新聞の朝日新聞よりも、思想明確な赤旗を愛読していました。

もちろん、それは論敵の情報を得るためでもあったのですが、日本共産党の一貫した態度には清々しいものを感じていました。

だからこそ専門分野で日共や自称リベラルの多くの教授たちと論争したのですが、トキさんやtapirさんの発言内容や発言態度には清々しさなど全く感じられません。

tapirさんは日本共産党と間違えられて「格を上げてもらった」と思って喜びなさい。



タイトル中の、該当部分の削除、または変更を希望いたします。

まことに残念ながら、

tapirさんのおっしゃる「該当部分」が見つからないので、

仕方がないからタイトルの中の「日本共産党」を「朝敵・日本共産党」に変更し、

親記事さらに子記事の中のほとんどの「日本共産党」も、「朝敵・日本共産党」に変更しました。

ぜひ、管理人と一緒に「朝敵・日本共産党」を成敗して、谷口雅春先生が主張しておられた憲法改正を実現いたしましょう。




また驚きました。谷口雅春先生が憲法第1条の早急なる改正を主張しておられて、tapirさんも同意しておられたのに、tapirさんは第1条の具体的な改正案を全く提出していません。それどころか、1条改正を否定する朝敵・日本共産党の主張に通じる発言を続けておられるのです。(6分の1回目) (13921)
日時:2021年12月22日 (水) 22時30分
名前:管理人

合掌 ありがとうございます

tapirさんのご発言に対する論評を続けます。

今回は、まず谷口雅春先生が憲法第1条を危険視して、早急なる憲法改正を主張しておられたことを、今さらですが確認しておきます。

もちろん、ここでいう憲法第1条とは、

天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

を指します。

まず谷口雅春先生は『憲法の正しい理解』(昭和43年1月1日初版)のなかで、

今の憲法の第1条の規定、「天皇の地位は主権の存する日本国民の総意に基く」によって、社会党(今の社民党や立憲民主党)や共産党が政権を取ったならば、その時の天皇が天皇位から追放されて、天皇のいない日本が誕生する…

という危険性を、次のように訴えておられます。

そして象徴たる(天皇の)位地も、「國民の總意」によつていつ奪はれるか判らないやうな、きはめて薄弱なものであり、社會黨又は共産黨が政權をとつたならば、「國民の総意」と称して天皇をその地位から追放することも可能なのである。吾々が選摯毎に自民黨の代議士候補を後援して來たのも…それを防ぐためであつたのである。(62頁~63頁)

さらに先生は、「天皇を元首として憲法に明記すべきである」とも主張しておられます。

すみやかに…天皇を、単に象徴ではなく真に国家の元首とし…天皇御一人に中心帰一する国家として日本国を復活せしめることである。(同13頁)

そして、

tapirさんも同じようなことを、

「生長の家にとって天皇とは? ― 忌避して黙殺か、敬して遠ざけるか、それとも、神のような御人格の方としてあたたかみを感じて尊崇する、尊敬して親しむ、のか (35844)」
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=6800
の親記事

の中で、

谷口雅春先生は、前掲書(『女の浄土』昭和46年発刊)において、現行憲法が「主権の存する国民の総意如何によって、いつでも天皇を廃し得る」ようになっていることを深く憂えて明治憲法(大日本帝国憲法)の復元を説かれました。

新憲法発布以来74年を経た今日、復元改正は困難ですが、谷口雅春先生の御憂慮は、心に留めるべき警鐘です。


と、述べておられます。

ところが…

tapirさんは、肝心の「具体的な1条改正の方法」を全く語らず、

それどころか「第1条を変えるな!」と主張している日本共産党の意見を結果的に認めることになる発言を堂々と述べておられるのです。

次の子記事で、tapirさんと閲覧者様の正確な理解を期して、一つずつ、

【1】日本会議は「憲法1条の問題点」を具体的に指摘している
【2】日本共産党は「憲法1条を変えてはいけない」と主張している
【3】tapirさんは「憲法1条の問題点」を具体的に指摘している日本会議を全否定し、それなのに「1条改正の具体的方策」を全く提示していない

よってtapirさんは、口先だけ「谷口雅春先生のお心を実現する」と言いながら、具体的には日本共産党の主張によく似た主張を行っている…としか論評のしようがないこと

を説明申し上げます。





また驚きました。谷口雅春先生が憲法第1条の早急なる改正を主張しておられて、tapirさんも同意しておられたのに、tapirさんは第1条の具体的な改正案を全く提出していません。それどころか、1条改正を否定する朝敵・日本共産党の主張に通じる発言を続けておられるのです。(6分の2回目) (13922)
日時:2021年12月22日 (水) 22時58分
名前:管理人

日本会議は、「憲法1条の問題点」を具体的に指摘している

管理人の見たところでは、日本会議は現在、憲法九条や緊急事態条項の追加などを喫緊の課題としていて、第1条の改正を最重要課題とはしていません。

しかし日本会議が、「憲法1条の問題点」を具体的に指摘していることは間違いありません。

それには明確な証拠が二つあります。

日本会議のホームページのなかの「日本会議の主張」のなかの
「憲法問題資料集。現憲法を知るための12章」
https://www.nipponkaigi.org/opinion/archives/882
の、「第11章。国の代表がはっきりしなくて近代国家といえますか?」

が、

「今の憲法が天皇を元首として明記していない」ことを批判して、

日本の元首は誰でしょうか。…学説上は必ずしも定説がないのです。「天皇だ」いや「内閣総理大臣だ」、いや「衆議院議長だ」「最高裁長官だ」、「いやそもそも元首なんていないのだ」…。学者たちの議論はいつ果てるともしれません。

しかし…外国人は…天皇陛下を日本の元首とみなしています。天皇陛下が外国をご訪問になられる時は、すべての国が天皇陛下を「日本の元首」としてもてなしました。また、諸外国が日本に大公使を派遣してくる時の信任状の宛名は、一国の例外もなく天皇陛下なのです…。

このように、外国人が天皇陛下を元首として扱っているにもかかわらず、国内的には(今の憲法が)それを明確にしていないため、なお様々な問題を引き起こしているという、不思議な憲法なのです。(括弧内は引用者)


と述べていること。

さらに、

同じ「日本会議の主張」のなかの「オピニオン」の中の
「ブラジルからの提言。日本に新しい憲法を!!」
https://www.nipponkaigi.org/tag/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB?cat=3&tag=105
が、

第1条では国民の心のよりどころであった天皇を、元首からただの象徴に格下げした。…日本人が日本の歴史と文化をベースにして、新しい憲法を作らねば、いつまでたっても「アメリカの罠」に片足だけでなく、心までむしばまれたまま、半植民地国家の枠を出られない。

と主張していることからも、

日本会議が「憲法1条の問題点」を具体的に指摘していることは間違いありません。

特にこの最終部の、

「新しい憲法を作らねば、いつまでたっても『アメリカの罠』に片足だけでなく、心までむしばまれたまま、半植民地国家の枠を出られない」

という「ブラジルからの提言」は、

「日本がアメリカの属国から、真に独立するための改憲」(トキ29545)を強く主張しているtapirさんが泣いて喜ぶ主張であるはずです。

また、以上の日本会議の指摘は、谷口雅春先生の「1条改正」というお心を具体的に実現することに繋がる指摘でもあるから、tapirさんは日本会議のこの指摘を否定することができないはずです。

ところが…

なぜかtapirさんは日本会議を全否定してしまいます。

…というと話が飛躍してしまうので、一つずつ話を進めることにして、

次に、予告通り、朝敵・日本共産党の憲法第1条に関する最近の主張を確認します。




また驚きました。谷口雅春先生が憲法第1条の早急なる改正を主張しておられて、tapirさんも同意しておられたのに、tapirさんは第1条の具体的な改正案を全く提出していません。それどころか、1条改正を否定する朝敵・日本共産党の主張に通じる発言を続けておられるのです。(6分の3回目) (13923)
日時:2021年12月22日 (水) 23時08分
名前:管理人

日本共産党は「憲法1条を変えてはいけない」と主張している

日本共産党は、「憲法1条を変えてはいけない」と主張しています。

これは日本共産党が「現行憲法の丸ごと護憲」を主張しているのだから当然の結果なのですが、一応、第1条に関する日本共産党の発言を確認します。

日本共産党の志位和夫委員長は、「しんぶん赤旗」(2019年5月10日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-05-10/2019051002_04_1.html
の中で、

私たちの綱領では、将来の問題として、日本共産党としては、天皇の制度は「民主主義および人間の平等の原則と両立するものではない」として、「民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ」と明記しています。

同時に、天皇の制度は憲法上の制度ですから、その「存廃」は「将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきもの」だということを綱領では書いています。そういう対応をしていくということです。


と述べています。

したがって、

日本共産党は「共和制(国王や天皇がいない政治制度)」を志向しているのだから、

日本共産党が現行憲法1条の、「天皇の地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」を利用して、

「この人は天皇にふさわしくない」
「次のこの人も天皇の地位に就くにはふさわしくない」
「三番目の人も皇位継承権を持っているけれども、天皇にふさわしくない」

という国民世論を盛り上げて、

国民が気付いたら天皇になる人がいなくなっていた…という国内状況に持ち込むことを狙うのは当然でしょう。

つまり、日本共産党は今の第1条を利用できるだけ利用して、最後は天皇存在そのものを否定する憲法改正を狙っているわけです。

この日本共産党の戦略は、もちろん谷口雅春先生が危惧しておられた戦略です。

だからtapirさんが激怒して、真っ先に否定なさるはずの戦略なのです。

ところが…

なぜかtapirさんは、ご自身が泣いて喜ぶはずの「日本会議の指摘」を全否定して、

その反対に、

ご自身が激怒して、真っ先に否定なさるはずの日本共産党の戦略を結果的に認めることになるような発言をたくさん行っておられるのです。





また驚きました。谷口雅春先生が憲法第1条の早急なる改正を主張しておられて、tapirさんも同意しておられたのに、tapirさんは第1条の具体的な改正案を全く提出していません。それどころか、1条改正を否定する朝敵・日本共産党の主張に通じる発言を続けておられるのです。(6分の4回目) (13924)
日時:2021年12月22日 (水) 23時16分
名前:管理人

さて、ここまでの話が複雑になって来たので、ここまでの内容を復習します。

まず、谷口雅春先生が憲法第1条を危険視して早急なる憲法改正を主張しておられ、また、天皇を国家元首と明記することも主張しておられました。

tapirさんも憲法第1条の改正を主張しておられました。

次に、日本会議が「第1条の問題点」を指摘していて、「ブラジルからの提言」は「対米自立」までも主張していました。

これらの主張は、tapirさんが泣いて喜ぶような(すなわち谷口雅春先生のお心を具体的に実現する)主張でした。

それに対して日本共産党は、「第1条を変えるな!」と言って、tapirさんが激怒して否定するような主張を行っているのでした。

ところが…

繰り返しになりますが、なぜかtapirさんは、

第1条の問題点を指摘して「対米自立」を主張する会員がいる日本会議を全否定し、

それなのにtapirさんご自身は憲法第1条を改正する具体的な意見を一つも提出せず、

それどころか、「1条を変えるな!」と主張している日本共産党の意見を結局、認めることになる発言を述べておられるのです。

…その具体的な事実確認は長くなるので、次の子記事で行います。




また驚きました。谷口雅春先生が憲法第1条の早急なる改正を主張しておられて、tapirさんも同意しておられたのに、tapirさんは第1条の具体的な改正案を全く提出していません。それどころか、1条改正を否定する朝敵・日本共産党の主張に通じる発言を続けておられるのです。(6分の5回目) (13925)
日時:2021年12月22日 (水) 23時24分
名前:管理人

tapirさんのたくさんのご発言のなかには、

具体的に第一条を改正しようとする内容を含む発言がほとんど存在しません。

もっとも…

「発言がない証拠を出せ!」と言われても、管理人は無いものを出しようがありません。この点はご理解を願います。

それに対して、

「tapirさんの意見を徹底すると、第一条の改正が出来なくなってしまう…」というご意見はたくさんあります。

その典型的な実例が高市早苗さんと日本会議を全否定するtapirさんのご発言です。

すでに上にある13893で管理人が引用しましたが、tapirさんは、

自民党総裁選挙に立候補した高市さんについて、

https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=7154
の上から12番目の記事、
「今の高市早苗氏には、自民党総裁になってほしくない (44053)」
のなかで、

日本会議と学ぶ会が一押しの候補者は、それだけで心配の種が尽きません。…日本会議の傀儡が総理大臣になれば、安倍政権同様の問題を起こす可能性大であり、日本のためにならないと思います。

と述べて、日本会議を全否定していました。

ここで正直な管理人の感想を申しますと、

管理人は、「tapirさんは日本会議のことを知らないのではないか。tapirさんは長所・短所を含めて日本会議の全体像をつかもうと努力したことさえ無いのではないか…」という気がしてならないのですが、

ともあれ、この発言のほかにもtapirさんが日本会議を全否定しているご発言は山のようにあります。

しかし…

すでに確認したように…

日本会議は、「憲法1条の問題点」を具体的に指摘している団体でした。

その指摘は、谷口雅春先生のお心を実現することに繋がる指摘であるから、tapirさんが賛成するはずの指摘でした。

さらに、

日本会議のブラジル会員は、「対米独立」をも熱心に主張していました。だから、日本会議はtapirさんが泣いて喜ぶ団体であったはずです。

それにもかかわらず、tapirさんは日本会議を全否定しておられます。

しかも…ここが重要なのです…

何度も繰り返すようで恐縮ですが…

tapirさんは日本会議を否定したあとで、

具体的な「第一条の改正方法」を何も語っていません。

この態度は、tapirさんが日本共産党の主張と同じように「現行憲法丸ごと護憲」という本心を持っているのではないか…と言われても仕方のない態度なのではないでしょうか。

何だかんだと言っても、

結局のところtapirさんは、

憲法第1条の具体的な改正に反対し、

憲法第9条の改正による「自衛隊は合憲」にも反対し、

自衛隊を違憲状態に放置した上で日本の防衛力増強に反対し、

日米安保条約を一方的に破棄して世界最強のアメリカを敵国にまわし、

(tapirさんは明言していないが、常識的に過去のtapir論理をつき詰めたら)

とても信用などできないロシアや中国と「平和条約」あるいは「軍事同盟」を結んで、

ある日突然、ロシアや中国から軍事侵略を受けて占領憲法と偽物の天皇を押し付けられ、

結局、日本が実質的に亡国状態に陥るようなことをtapirさんが語っておられるのですから…。

これが、「谷口雅春先生のお心を実現する」と語っている人のご発言である…と言えるのでしょうか。



ということで…

普通の場合は以上でこの話が終わるのですが、

今回はまだ終わりません。終わらせるわけには行かない事情があります。

それは、tapirさんが卑劣な「政治主義的ジコチュー発言」を平然と行っているからです。

つまり、tapirさんは自分が否定している第1条を利用して男系主義者や日本会議を批判しながら、

ご自身は第1条を改正する具体策を語らず、内心では1条改正を阻止しようとしているようだ…という事実です。

これを簡単に申すと、

tapirさんは、悪い物を使って日本会議を悪い者にして、そのくせ自分は悪い物をなくす努力をせずに放置している

ということです。

…と申しても、

おそらく閲覧者様だけでなく、

tapirさんご本人にも何のことかお分かりにならないでしょうから、

次の子記事で具体的に事実を挙げて、tapirさんが文句を言えないよう緻密に論評もうしあげます。




また驚きました。谷口雅春先生が憲法第1条の早急なる改正を主張しておられて、tapirさんも同意しておられたのに、tapirさんは第1条の具体的な改正案を全く提出していません。それどころか、1条改正を否定する朝敵・日本共産党の主張に通じる発言を続けておられるのです。(6分の6回目) (13926)
日時:2021年12月22日 (水) 23時36分
名前:管理人

tapirさんは悪い物を使って日本会議を悪い者に仕立てたが、ご自身は悪い物を良くする努力をしていない。

tapirさんは 「国民主権病」という面白い言葉を使っておられます。

たとえばtapirさんは、

「2016年9月の伊藤哲夫氏宛の投稿を再掲いたします (29550)」
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=6558
の上から49番目。

の中で、日本政策研究センター代表・伊藤哲夫さんを批判して、

伊藤氏のことですから、谷口雅春先生の天皇信仰を体得して、政策を研究されていると思っていましたが、何のことはない「国民主権」の毒に侵され「天皇よりオレ様が偉い」と思っている御仁だということがよくわかりました。

と述べて、「伊藤哲夫さんの国民主権病」を批判しておられます。

それでは 「国民主権病」とは何なのでしょうか。

tapirさんは 「国民主権病」について、

「非、日野様と、日野様に、感謝御礼申し上げます! (40556)」
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=7003
の上から14番目の記事。

の中で、

国民主権病に罹患している人々とは、憲法第1条「この地位(天皇の地位)は、主権の存する日本国民の総意に基づく」が骨の髄まで沁みとおっていて、天皇は自分たちの思いのままになると考えている人々を指します。

と、解説しておられます。

もちろんtapirさんはここで、「国民主権病」を悪いものとして使っておられるわけです。

そしてtapirさんは、男系主義者全体が 「国民主権病」に罹っているのだと主張します。次の文章は、この引用文のすぐ上にある文章です。

今上陛下の御叡慮を信じることができず、今上天皇が女性天皇、双系天皇を容認されていることを無視して、強固に反対を唱える男系支持派は国民の分をわきまえていない人々、いわゆる「国民主権病(こくみんしゅけんびょう)」に罹患している人々と言わざるを得ません。

この引用文を注意して読むと、ここでtapirさんは、「今上天皇が女性天皇、双系天皇を容認されている…」と、勝手なことを叫んでおられます。

それは大きな問題なのですが、今はそれにこだわらず論評を続けますと…

ここでtapirさんが 「国民主権病」を悪いものとして位置づけて、その 「国民主権病」を男系主義者や男系主義の日本会議を批判するために使っておられる。このことは間違いありません。

…もっとも、

tapirさんは、

お待たせいたしました (40615)
https://bbs5.sekkaku.net/bbs/toki2/mode=res&log=7003
の上から35番目の記事。

の中で、

「国民主権病」の言葉は…予想以上に反響が大きく、一般に定着していない言葉だったことが分かりました。今後、使用について慎重にしたいと思います。

と述べて、 

自分が「国民主権病」と言う言葉を使ったことを若干反省ぎみに語っておられるのですが、

tapirさんが憲法第1条と 「国民主権病」を悪しきものであると認めていらっしゃることに変わりありません。

…ところが、

なぜかtapirさんは、

何度も申すように、具体的に第1条(悪い物)を改正しようとする発言を行わず、

ただ、第1条を利用して男系主義者や日本会議を悪い者に仕立てあげているだけです。

つまりtapirさんは、憲法第1条という悪い物を利用できる時には利用して男系主義者や日本会議を悪い者にしたてて叩き、

「いざ悪い物を改正しよう」という具体的な話になると口をつぐんで黙ってしまい、一言も物を言わなくなってしまっているのです。

ここで、

誰がどう考えても、

tapirさんが、男系主義者や日本会議の悪い理由が「国民主権病」(つまり憲法1条病)にあると言うのならば、

tapirさんは病気の根本原因である憲法第1条を改正するための具体的な方策を語るのが当然であるはずです。

ところがtapirさんは、「憲法第1条を改正する方法を具体的に考えましょう」と呼びかけることすらしていません。

これは極めて政治主義的な発言態度です。

「政治主義的な発言態度」とは、すでに申したように、「敵を定めておいて、その敵にはどのような論理矛盾であっても言行不一致であっても、卑怯な態度をとることが許される」という発言態度です。

ここで少し話がそれますが…

管理人はこのような卑劣な発言態度は絶対に認めません。

たとえ「谷口雅春先生を学ぶ会」の会員様の投稿であったとしても、

一度警告して、それでも政治主義的態度を改めないならば、厳しい投稿禁止に処します。

実際に、すでに管理人が13902記事
https://bbs6.sekkaku.net/bbs/kaelou/&mode=res&log=3382
で説明もうしたように、

「学ぶ会」の会員らしい人で、何度警告しても政治主義的態度を改めない人を投稿禁止に処しています。

そもそも、このように「政治主義的な発言態度を排除する」ということは、「本来の生長の家が持っていた人類史上最高のレベルを維持する」などという高尚なレベルの問題ではありません。

それ以下の問題、つまり、ごく一般的な、普通のレベルの、しかも誰であっても必ず守らなければならない大切な常識レベルの問題なのです。

もともと、

管理人がこのように異常にtapirさんの発言にこだわり、しつこく批判しているのは、

tapirさんの諸発言が「本来の生長の家が持っていた人類史上最高のレベルを失墜させる」という理由もあるけれども、

それ以前に、tapirさんが普通のレベルの、しかし誰であっても必ず守らなければならない大切な常識的投稿ルールを無視して、政治主義的な投稿態度(しかも幼稚)を改めようとしないからです。

tapirさん。

以上にご不満がおありならば、

管理人が上の13918で説明もうしたように、貴方も「トキ掲示板」から出て、自分から、

竹田恒泰さん、八木秀次さん、日本会議、日本青年協議会、日本政策研究センターの伊藤哲夫さん…を直接批判して御覧なさい。

管理人はすでに13918のなかで、

>もし管理人がtapirさんだったら既にこれらの人や組織に直接郵送して、激しい論争を始めていますよ。

と言って、彼らと直接論争することを勧め、

さらに、

>頑張ってください。

と、エールまで送ったのに、

貴方から「論争に勝ちました」という報告はもちろん、「論争を始めました」というご報告さえいただいていません。

tapirさん。

tapirさんは今でも本掲示板に立ち入り自由なのですよ。

tapirさんは、トキさん掲示板の、

面白半分で顔を出して引っかきまわし、最後に全てをぶち壊しにする素晴らしい才能を持つ「訊け」君や

「貼り付け」と「引用」の違いが分からずに今も、「破邪さんと比べて不公平だ!」と文句を言っている志恩さんや

「教団にいるのは苦痛だけれども退会しないでくれ!」などと、自分が恥ずかしいことを言っている事にまだ気づいていないトキさんと違って、

tapirさんだけは、(あまりに幼稚でジコチューかつ政治主義的だから、管理人が対等の立場で引っぱたけるように)今も投稿可能にしているのですよ。

tapirさん。

貴方が本気で、命をかけてでも主張したいと思って日本会議などを批判しておられるのならば、早く彼らに批判の矢を放ちなさい。

ぐずぐずと何をしているのですか。

早くやりなさい!

…ということで話をもどして…

結局、tapirさんは、「憲法第1条を変えるな!」と主張する日本共産党と同じような内容を読者に摺り込んでいる…としか思えない発言を繰り返しておられるのでした。

はたしてこれが「谷口雅春先生のお心を実現する」と語っている人の発言だと言えるのでしょうか。



…さて、今回でtapirさんのご発言への論評を一応終えようと思います。

しかしtapirさんが今後もジコチュー丸出しの政治主義的発言を続ける様子が見られるようならば、管理人はtapir論評を再開します。

そのテーマは、

tapirさんは別の日に書いた二つの文章の中で自己矛盾を語っておられるだけでなく、なんと一つの文章の中で自己矛盾を何度も語って、あっちへ曲がったあとでこっちへ戻り、こっちへ戻ったと思ったらまたあっちへ曲がる…という名人芸を演じておられる

あるいは、

tapirさんは、「皇室が男系継承の意志を持っていたことを示す歴史事実」を紹介して、「これこそ皇室が女系継承の意志を持っていた証拠である…」と、滔々と誇らしげに弁じておられる

…等々、たくさんあります。

ともあれ、

まずは、tapirさんに、

竹田恒泰さん、八木秀次さん、日本会議、日本青年協議会、日本政策研究センターの伊藤哲夫さん…に直接、批判の矢を放って、本気で論争を始められることをお勧めしておきます。



管理人 拝






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