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「小田バレーの真髄」 |
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小田正道
(930)投稿日:2007年07月11日 (水) 22時29分
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「自称、日本バレーボール協会どつかない運動会長」として女子バレーボール界をみてみると、指導者が選手を叱る。 選手は立ち尽くし「はい」「すみません」を繰り返す。 選手は指導者の指示通りに行動する様に求められる。 選手は自分の言うことはなかなか許されず、指示した以外の行動を厳しく制限している指導者を見かける。 それは結果的に自分で考え行動することが出来ない選手を育てることにつながっています。 指導者に管理されるばかりで本当に強い選手が育つだろうか?ただサイン通りに動くだけではダメ、サインを受け状況を自分で判断してプレーの成功に結びつけることが大切です。
私は昔、東京オリンピックの金メダル監督大松博文先生の鞄持ちをしました。 そして色々な事を学びました。 同時に大松先生率いる「ニチボウ主体の全日本」に対する、「日本協会主体の日本選抜」を率いる稲山壬子先生にも、我が子の様に可愛がって頂きました。その稲山先生が、『小田、バレーが分からなくなったら、小学校バレーを見に行け、あの自然の形がいいんだ』と言われていました。
人間は怠け者です。 だから我々指導者は恐い面と尊敬・崇拝される両面を持たなければならないわけです。 教育もスポーツも人間相互の理解こそが重要です。 チームプレーでは足音や息づかい、汗の臭いで周囲に誰がいて、何を考えているのか察知しなくてはなりません。 スポーツの妙味は肉体と情念、生理と心理をめぐる生身の人間のドラマにあります。 「身体は心が動かす。その心は自分が動かす」試合前に手が冷たいのは緊張しているからです。 耳が暖かいのもそうです。手を揉んだり、耳をこすると取れます。 こんな時対戦相手のことは考えないで、今迄やってきたことを思い出します。 そうすると集中力を途切れさせないで緊張が取れます。 「肉体には限界が有るが、精神には限界が無い」と言います。 スポーツマンも身体に汗をかくだけでなく、頭の中にも汗をかく努力をすることが必要です。 その為にはイメージトレーニングやメンタルトレーニングにも力を注ぐことです。
例1 脈拍を自由に上げたり下げたりすることが出来る。 前かがみにになり、ハァハァと速く呼吸をすると脈拍は上がる。 後ろにもたれて深呼吸をする。最初に息を吐いてから吸うと脈拍は下がってくる。 例2 目を閉じて「手が熱くなる」・・・・・とつぶやきながら願う。念じると叶う。熱くなる。 例3 ルーティーン(routine)動作をする時にいつも同じ事をする。 深呼吸をしてからサーブを打つ 2〜3回地面にボールをバウンドさせてからサーブを打つ アタッカーやサーバーが肩に力が入りボールがネットに引っかかったり、セッターが緊張の余りトスが低くなるのを防ぐ為に常に肩を回す癖をつけておく。
25メートル走を笑って走るのと怒って走るのを一度測定してみて下さい。 明らかに笑って走る方がタイムがいいですから。
当時(1983.1.13)恐らく私が一番厳しい監督だったと思います。 そんな時に日本経済新聞・スポーツの四季ー試合制するキャプテンシー 試合の状況が目まぐるしく変わるのは、何もラグビーだけではない。変化への対応の仕方はサッカーでも似たようなものだ。しかしこれがバレーボールになると、作戦タイムというシステムがあって、試合中に監督の占める比重はラグビーなどより大きくなる。ところが、ここでも最近はちょっと様子が違ってきた。
女子バレーボール日本リーグで旋風を巻き起こしているイトーヨーカドーの小田正道監督は「最近は私の指示と違うことを選手がよくやる。でも目の前の変化に対応できるのは選手だから、いっこうにかまわない」といって、柴田真弓キャプテンの「キャプテンシー」による造反をむしろ歓迎する様子。
私はこの記事が大好きで、これが「小田バレーの真髄」と思っています
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□毎回ありがとうございます/フミコフ
(932)投稿日 : 2007年07月16日 (月) 22時22分
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毎回ありがとうございます。他の人からの反応がないのは、ちょっと気になりますが、またヨロシクお願いします。 |