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[65]オーディオの工夫 - 投稿者:taro
むかし、誰だったかオーディオの専門家という華々しい人が居て、私のようなLPレコードは冬場は聞くことができないと言っていた。LPのビニール材料の関係で気温が下がるとまともな音が出ないというのである。 それが本当がどうかわからなかったが、実はその言葉信じて、今でも冬の間は離れのオーディオ室には出入りすることはない。 部屋は全体で30帖足らずの広くもないところだが、ここに引っ越してきた直後に駐車場の2階に建てた。 いろいろとオーディオルームにうるさい人の注意も聞いたが、結局私の考えで建築してしまった。
それと、今回掲載しているターンテーブル に独自の趣向を凝らしたもの。マニアならわかるが、あらゆる素材には固有の共振周波数が付きまとう。そのため、本来のレコードの案額は使用した素材の影響を受けるのだ。それを防ぐには、空中に浮かすしかない。というのが私の発想の原点だ。 そのため高さ15ミリほどの真鍮の円錐の駒をプラッターの上に、レコード盤を支えるために何個か張り付ける。 この三角錐のとがった頂点によって、工藤モーターの振動が抑えられ、LPレコードは本来の針(カートリッジ)の特性を発揮できる ことになる。この発想は約20年以前のものだが、これまでLPレコードの音質について共振の音の歪みは一切なくなった。 一般にはこのターンテーブルの上に銅板や 真鍮板、やわらかい毛布は動物の皮を敷くのを見かけるが、すべてレコードの音をゆがめてしまう。 従って浮上式というのは理想的である。
発明に関しては、このほかにオーディオとは関係ないが、市販の商品で、窓に貼るプチプチでも実用新案を取得した。 プチプチをそのまま張っただけだと外の様子が見えない。それをなくすため、プチプチの真ん中に15センチの穴を空けるのである。これで雨の様子も部屋の中からまどを 開かずに確認できるというわけである。 発明というのはこんな風に実につまらない ものから生まれるのである。
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2022年01月04日 (火) 12時44分 )
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