三角の部屋 レコードコレクション 

                                            

 

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[38]タンノイ ウエストミンスターの音 - 投稿者:taro

◇全体を右の写真のように「安っぽい」システムで構成している。但し、プリアンプ不使用  
◇アンプはどこぞの10万円くらいの真空管アンプ メーカーはサンバレー(キット商品?)
 マランツの7番のコピーと言っていたが、結構いい音がする。
◇イコライザーはオルトフォンのEQーA1000だが、これは奥行き表現と前面表現を切り替えられる優れもの。
◇プリアンプ不使用 パッシブフェーダーの「モーツアルト」という商品使用
 プリアンプの余計な音が無い分解像度が効果的に高まり、満足している。
◇MCトランスに張り込んでパートリッジの   9708を使用 これは文句なく素晴らしい
(システム中、これが一番高価だった)

 以上、スピーカーに比して極めて安価なシステム構成だ。だが、問題はその音だ。LPレコードを聴くのに大枚はたいて機器を揃えて何になる。
私は決してCDのように高い定位感とか口の開き方がわかるような解像度を求めて等はいない。
音楽の感動とはそんなことで得られるものではないからだ。
 このシステムで聴く音楽は完璧とは言い難いものの、まさしく聴き手に音楽の感動をもたらしてくれる。サブスピーカーで使用しているビクターの20センチ×2台装着のスピーカーの音は全く違った音場を目の前に形成する点で比較にはならない。例えばオペラを聴く際もバリトンの歌手のアリアは朗々と目の前で歌い上げる点で、聴き手は圧倒されるに違いない。
 もちろん他のジャンルの音楽の聴けるが、例えばこじんまりとした弦楽やピアノソナタなどは、あまりにもスケールが拡がりすぎて聴き手は戸惑ってしまうだろう。
 したがって、私は交響曲とオペラに絞ってこのウエストミンスターを聴くのである。



( 2020年10月22日 (木) 11時47分 )
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