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[209]床の振動を考慮してケーブルの下に細工をしてみた - 投稿者:taro
久しぶりのオーディオ記事だ。 4月まで気温の低い時期はレコードはお休みしていた。先日ふと想いが湧き出て床に這わせているRCAケーブルを持ち上げてやわらかいクッションを敷いて音を試してみた。これまでは、床の響きが音に影響があるとは思いもしなかったので気にもかけなかったが、大口径スピーカーの振動は無視できないと思い立ったのだ。
レコードはフィリップスのバッハ でグリミオー演奏のソナタ。古いモノラルの名盤をステレオに仕立てた名盤の一枚である。 これまでほとんど聴くことはなかったが、聴いてみるとその音の清らかさに驚くほどだった。 おそらくバイオリンのここまでの澄通った音はめったにないと感じ入った一枚である。
実は昨日一回このレコードを聴いたときにはここまでの高域の清らかな音はなかった。それがここまでの音になったのは、まさしくケーブルの下に敷いたクッションの効果に他ならない。
これまでのウエストミンスターの音にはどことなく不満があった。音の切れがなく何かしら説得力のない音とでもいうか、低域にしろ高域にしろ決して納得できる音ではなかったが、先日パワーアンプへの配線をバランス接続に替えたことも一因をなしたと思うが、それにも増して今回の床振動のケーブルへの抑制は思いもよらずスピーカーの潜在能力の引き出しに確かに貢献したことを実感する。やはりプリアンプからパワーアンプの距離が長くなる時は音は電磁波の影響を必ず受けていると考えるべきだ。 このスピーカーを駆動するアンプは本来真空管がベターだと言われたこともあるが、弦楽四重奏の厳しい音を引き出すには現在のマランツ半導体アンプのBTL接続が正確な音の制御に房わしいと思えてならない。
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2024年05月26日 (日) 17時37分 )
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