[9078] 御巣鷹の嶺に祈る
投稿者:naka
投稿日:2014年08月12日 (火) 08時44分
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今から29年前、日本航空の羽田発伊丹便が上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、 乗客乗員520人が死亡した日航ジャンボ機大事故。 その発生原因を追究するときに、山崎豊子さんの徹底的な取材調査などで執筆された 「沈まぬ太陽」、 また白い巨塔、華麗なる一族、不毛地帯など社会的な問題を題材にした書籍が大きな話題になった。 事故の原因と再発を防ぐ社会問題として資本主義社会の闇を鮮明に描き出してくれていた。 「安全と利得」歪みを訴えておられたことは、真に生々しく考えさせられた。 nakaのような知識不足で表面的なニュースでしか知ることができない一般人は事故の原因や 状況も分からない中で「凄い事故」と1点で思うだけで、企業社会の中でただうごめいているしか 無かったのだが、時間が経過するにつれ、その真相がある程度把握できるようになってみると、 世の中の不条理に怒りが込み上げてくる。何故御巣鷹の大惨事が起きたのか? いくら年月が経過しても企業体質は変わらない。JR福知山線脱線事故でも同じことが根源にある。 原発事故も同じこと。安全、安全、と口では言うが、企業の好きなお金は安全を忘れさせる。 実際、「安全ほどお金がかかるものはない」という前提で物を考えると安全に糸目はつけられないもの。 国営でプロの安全衛生産業プロジェクトを立ち上げるわけにいかないものか、銘案があったらと思う。 通路には何が置いてあるか?通路には安全が置いてあるのだ。 安全に絶対は無いことを再認識することだ。
※日航機事故とは、29年、前1985年8月12日(月)18時56分、 羽田発伊丹ゆき日航定期123便ボーイング社製ジャンボジェット、JA8119が、 群馬県高天原山、御巣鷹の尾根に墜落した航空機事故の悲惨な一報はいつまでたっても生々しくよみがえる。 たしか4名、命が助かったと聞いたのだが、確か「川上さん」と云う女の子も居ましたが、 あの人たちは今もお元気なのでしょうか?案じながら知りたいです。
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