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[8882] ””羈旅を吟う””CD発行によせて 投稿者:naka 投稿日:2013年12月31日 (火) 00時49分
 
 人生は旅、
 行路には数々の偶然に出逢います。これを「えにし」と言うものなのでしょうか。
このたびのCD録音に当たっても他愛もない話の中から湧き出た偶然の出来事でしたが、
常日頃から、「オリジナルなCDを」という声は吟友や周囲の人たちから聞いていましたし、
小生自身も「いつかはやりましょう」と思っていました。
たまたま吟友仲間の薦めとその友人のご尽力に援けられ、また家族の後押しなどもあって一連の輪となりレコーディングに到った次第。
これも人生旅の一コマなのでしょう。

過去の曲折や偶然の出来事などが歴史となって去って行く間に世間は目まぐるしく変動して行きます。
 そんな中で李白や杜甫、人麻呂や黒人、芭蕉や蕪村、白秋たちの詩歌に触れますと人の心の優しさに限りない安らぎを覚えます。
春の花、夏の海、秋の紅葉、冬の雪、月に問い、星に語る。太陽を崇めて無限の感謝を思う。その思いが“慈しみの心”へと繋がる。

137億光年の大宇宙、10万光年の銀河系宇宙、その片隅に存在する太陽系、その中の奇跡の地球。
そこに棲む個の命。個の旅の路辺の刹那に自己を見つめる。無限の大宇宙と一瞬の人の命。
ひと筆描きで続いて行く個の一生には後戻りできない時間の壁が阻んでいる。

「馬の背にゆられて旅することを羈旅と云う」「誰かに援けられながら行く人生行路」その行程は
 生まれ・出逢い・別れ・世情の波・望郷・自己凝視・諸行無常・恋心・旅愁・安らぎ・新生
一つ一つの刹那が全部繋がって一筆書きの人生となる。録音のテーマはこの一連の所以です。
“”刹那の連なりを羈(き)旅(りょ)と見て“≪羈(き)旅(りょ)を吟(うた)う≫”菖豊の人生の羈旅が続く“”

昨夏は例年に類を見ない異常な暑さ、地球が何かに冒されてしまったような竜巻や台風、
異常気象に惑わされ我が身も異状を覚えつつのレコーディングでしたが何とか録音を終えることが出来ました。
明日へ向かって前進しようとする意欲は、生きている確かな証なのだ、可能性に向かって進化したい。
■[8883] CDjewel(2013年12月31日 (火) 11時45分)
CDの吹き込みおめでとうございます。先生の吟詠ですので、すばらしいものと思います。
東京・代々木でのふきこみでしょうか?。出来れば、詠じられた題目をお教え下さい。
■[8886] CD購入させてください。shioyan(2014年01月03日 (金) 20時15分)
ワタシは常々、nakaさんの美声は、天性のものだと思っていました。
どのようにしたら、nakaさんのような声が出るのだろうか・・・?
そう思って、研究していましたら、その方向性が見えてきました。
ワタシは、三重大学の教授でテノール歌手であり、発声研究家でもある
弓場徹先生に師事して、ボイストレーニングに励んでいますが、目指すところは
オモテ声とウラ声が絶妙に混ざったmixed voice にあります。

nakaさんは、気づいているかどうかわかりませんが、nakaさんの声は絶妙に
オモテ声とウラ声が混ざっている声なんです。
オモテ声を張り上げてしまう吟詠家が多い中、本来の緩急強弱や詩情表現を
自由自在にできるのは、まさにこの混ぜ声にあります。

どうすれば、nakaさんのような声がつくれるのか?
これは、もうYUBAメソッドしかありません。

ということで、nakaさんのCD楽しみにしています。
どうか、CD予約させてください。お願いします。
■[8887] shioyanありがとうございますnaka(2014年01月04日 (土) 23時16分)
 
 八坂神社の直会に続き、梅田桜橋の2次会、新年早々お酒をたっぷり体にしみこませましたね。
CD注文ありがとうね(*^_^*)

nakaもいつの間にか上戸になってしまった。「酒って飲み過ぎちゃだめですよ、」といいながら。
shioyanも上戸なのですね、大手術をしながらどうなってるの?

でも酒は、、酒を飲むとしみじみと思い出すのです。酒を飲まなかった彼のことを、、、。そう新子紅秋くん。
酒の肴は彼への回想だけで、、、。酒はやっぱりしみじみがいいね〜(^。^)y-.。o○。

 「ひ〜と〜り酒場で〜飲〜む酒は わ〜かれ涙の味がする」美空ひばりさんのこんな歌が耳に残ってね。

 日ごろ一所懸命に吟詠の稽古をしてやっと関吟指導者級の吟士権を獲得して、これからっていうときに病に倒れた新子さん。
お互いに切磋琢磨しあっていた時もあったね。今は懐かしい思いでだけど。
そのことを思いながら詠んだ短歌をCDに朗詠しています。

 ””天も地も 凍りてすべて 眠る夜の 海に鋭し 流星の飛ぶ””   (夢野水如)

 ””流星は 天地弄り 放浪の 旅にしあれば 命焦がせり””     (夢野水如)

 ””大宇宙の 星の原野の 個の命 生一瞬に 輝きて果つ””   (夢野水如)

 夢の中、、、草原を流れる小川のせせらぎに裸足を浸し、雲の流れを追うわたし。
 私はこの世に何で生まれてきたの?何しに来たの?自問するこの瞬間が一番好きな時。
 水がいいよね、水のように生きていこう。これが夢野水如。nakaの歌号。




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