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[8713] 座席にて 投稿者:naka 投稿日:2013年05月24日 (金) 22時34分
 
 電車に乗って空いた座席に坐した。
窓の外の景色がめまぐるしく後へ飛んでゆく。100km/hくらい出ているのかな?
そんな外の景色を見ながらしみじみ思った。今生きて電車に乗っている自分のこと。
「こうして坐して居ても、こんなに早いスピードで私を運んでくれる電車」有難いものだ。
先を急いでも居ないのに気持ちが安らかになる。
この電車を動かしてくれている運転士、電車を作った人、デジタルカードで改札口を通してくれた機械。
そして今ここに坐している。今までに思ったことのない有難い感謝の気持ちが脳裏を満たす。
私が生きていることに身の回りのすべてが協力してくれているように感じていることに気づいている。
生きているということは、今誰かのお世話になっているんですね。
それって誰かはわからないけれど誰かにお世話になっているんですね。感謝ですね。
自分の欲望を満たすことに一生懸命ではいけませんね。これからは自分も誰かのお世話をして行こう。
それは、今自分がやらねばならないことを無心にやることしかないだろう。
■[8715] 思い出tosi(2013年05月25日 (土) 13時20分)
爽やかな一文に出会って、思わず人の世の繋がりと、助け合いの縁について思いを致す一瞬を味わいました。
小学6年生のとき、ローマ字の教科書に「コペル君の発見」と題する一文があり、彼コペル君の今生きているに当たり、いかに多くの人々の支えがあっての上でのことか、
について気付き、考え、味わっていくストーリーでした。あとで解ったその文の原書は、
吉野源三郎の「君たちはどういきるか」という本の中の一節であり、今もその本は古本で購入し、だいじに保存しています。nakaさんの一文に触発され、思い出し、もう一度読み直してみる気になりました。tosi
■[8716] tosiさんの好い思い出に共感naka(2013年05月25日 (土) 19時53分)
 
 tosiさんありがとうございます。
吉野源三郎さんと云う人、無知無学のnakaは存じませんでした。
「君たちはどういきるか」ですか、いかにも人の生き方の羅針盤のような本のようですね。
tosiさんはそのご本に出会ってよかったですね。少年の無垢な日々の思い出ですね。
ひとは誰でも誰かの役に立ちたいと思うのが本能かもしれません。




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