[8664] 冬のオリオン・姉が逝く
投稿者:naka
投稿日:2013年03月04日 (月) 07時57分
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中天に冬の名残りの星空に ペテルギュウスのほのぐらきかげ わが命 生(あ)れしな時ゆ変はらずも 慕情ひと掻き姉が世を去る わが遠き日々の思ひ出よる辺なし 姉嫁ぐ日の雨のことのみ 遥かなるオリオン星座眺めける ありし慕情のつのるこの夜 シリウスにペテルギュウスとプロキオン 姉懐かしむこの星の群 三つ星のベルト支えの日々にあり 宇宙の彼方 姉が旅ゆく
2013年3月2日92才の生涯を閉じました。今日3月4日12時30分告別式です。
上の端と下の端、下の子が生まれる前に夫と死別した母は女手一つでたくさんの子供たちを育て上げた。 長女の姉と下っ端の弟ですもの、産めよ増やせよの時代では”ざら”の話です。 20才の年齢差、下が1年生になった弟、同時期に嫁いで行った姉でした。 女児ばかり5人姉妹の子を残して去って行きました。5人の姉妹には沢山の子供たちが生まれました。 棺の中の姉の素顔も安どの顔、まるで微笑んでいるかのごとく。幸せな姉でしたね。 浪曲子守唄、高校三年生 が姉の愛唱歌、式場のシンセの演奏にこの歌が流れるとは、姉らしい。
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