このレスは下記の投稿への返信になります。内容が異なる場合はブラウザのバックにて戻ってください |
[979]013 |
投稿者:松浦@長距離3年
|
投稿日:2018年10月22日 (月) 12時03分
|
先日投稿した全日本大学駅伝の問題の解説投稿part1です。 今回は1,7についての解説をしたいと思います。 今回第50回記念大会から、区間距離が変更になりました。総距離は昨年と変わりませんが、各区間の区間距離が変わりました。 変更内容は以下の通りです。 1区14.6km⇨9.5km 2区13.2km⇨11.1km 3区9.5km⇨11.9km 4区14.0km⇨11.8km 5区11.6km⇨12.4km 6区12.3km⇨12.8km 7区11.9km⇨17.6km 8区19.7km⇨19.7km 8区以外は全部変更し、大幅に変わった印象があります。 今までの全日は1,2区にエースを置き、序盤で一気に勢いをつけてその先の区間で粘るチームと、8区にエースを置き、終盤で逆転を狙うチームなど、1,2,4,8区が他の区間に比べて長いということで、どこにエースを置くかで大きく戦略が変わってくるような駅伝でした。昨年は神奈川大学が8区に大エース鈴木健吾を置くことで8区で逆転し20年ぶりの優勝をしました。1995年には8区渡辺康幸が先頭と約1分30秒差を大逆転優勝したこともありました。逆に3年前は、1,2,3区に服部兄弟+口町の3連続区間賞を取った東洋大学がそのままの勢いで優勝しました。 しかし今年からはガラリと変わり、2〜6区はほとんど距離が変わらず11.1km〜12.8km、さらに1区が9.5kmとダントツの最短区間で7,8区が一気に距離が伸び17.6kmと19.7km。 昨年とは違い、1区にスピードランナーを置き2〜6区でうまく順位を守り7,8区エースに託すって感じになると思います。しかし、7,8区は急に距離が伸びるということで、ただエースを置くというよりは距離耐性がある人を置かなければなりません。完全なスピードランナーではないがスピードがある選手が2〜6区どこに置かれるかが各大学気になるポイントです。 他の大学三大駅伝は 出雲駅伝全6区間45.1km 箱根駅伝全10区間217.1km となっており、全日本大学駅伝はまさにスピードの出雲、距離の箱根の中間の位置に位置している駅伝です。スピードだけでは勝てず、スタミナだけでも勝てず、うまくバランスが取れたチームが有利な駅伝です。
今回の解説動画はこの辺にしておきます。
|
|