[29] ROUND1とROUND2の感想でありますっ!! |
- すおう - 2006年08月03日 (木) 11時33分
あんなにお世話になっているのに、感想所はまだ2回目。 そんな出不精もの、すおうです(苦笑)。 本日は『摩天楼の翳』ROUND1、2の感想を引っ提げて参りました^^
藪から棒ではありますが、誤字脱字を発見したので、忘れないうちに〜。 ・ROUND1 前編 (照子と最初に合う場面、照子の描写) 肩り少し長い髪をまとめるゴムをしきりに触っている。 →肩[よ]り少し長い髪をまとめるゴムをしきりに触っている。
・ROUND1 中編 (囚われの身になった結、地下室にて独白の直前) 薄暗くじめっとして、かび臭い部屋の様子からして、ここは地下室のようだ、 →薄暗くじめっとして、かび臭い部屋の様子からして、ここは地下室のようだ[。]
・ROUND1 後編 (自白剤を打たれ掛けた結、決死の反撃に出る) マフィアの男達は、凄まじい闘気の波を直撃した。 →マフィアの男達は、凄まじい闘気の波を直撃を受けた。 or凄まじい闘気の波が、マフィアの男達を直撃した。
・ROUND2 中編 (ニードル襲撃、章彦視点。「“ニードル”は来ると思う?」の返事) よほど大きなチャンスがなけば、とでも思っているのかもしれないな →よほど大きなチャンスがなけ[れ]ば、とでも思っているのかもしれないな
以上になりまーす。もしご指摘が不快なようでしたら、遠慮なくお申し出ください。 次回から控えますので。こ、今回はもう書いちゃったので、お目こぼしを〜><。
ROUND1の前編は、リライトされてから読むのは初になります。 「極めし者」についての説明と、人物の姿形などの描写を増やされたんですね。 以前のままでも十分分かったとは思うのですが、より分かりやすいですね。 私自身「属性のあるオーラみたいなものかな」などといかにも少年漫画の影響を受けた 納得の仕方をしていましたし……正解なのかしら(苦笑)。 姿形などの描写については、私も自作では限りなくスルーするタイプなんです(汗)。 最低限かそれ以下しか書かず、あまり容姿に重点を置かない。 読者の想像におまかせっ!と言えば聞こえはいいのですが…… でも今回のTERIKOさんのリライトでは、より登場人物が分かりやすくなっていたし、 ちょっと反省どころでもあります(笑)。
ROUND1の個人的ニヤリ場面。 「部下が一人〜」などという文章がありますよね。 初読では絶対ニヤリとできないこの箇所。いいですね、こういうニヤリ(笑)。
長くなってしまいましたが、まだまだ書きますよー!! ROUND1を久々に拝見して思ったのは、 エリーの心が、ちょっとずつちょっとずつ、それこそ蟻よりも小さいぐらいの進歩で 結の存在を気にかけ始め、打ち解けていくさまが素晴らしい、ということです。 心に大きなキズ・闇を抱えていればいるほど、他人と打ち解けるのは難しい。 もとより、万人と仲良くなれる人間などいるわけがない。 そんななかで、結の考えていることが分からなくて悩み、彼を拒絶するエリーや、 エリーとどう接していけばいいだろうと悩む結の姿は、 すごく身近でリアルで、深く濃く人物が練られていると感じました。 いきなり打ち解けて協力し合うというのは、個性が強いほど難しくなると思いますし。
ROUND2で黒崎くんとエリーが初めて会う場面とか、 ニードルに襲われた大怪我の後、エリーが照子に詰め寄るところとか、 「な、仲良く〜」などとはらはらしてしまいますが、だからこそ面白い(笑)。 TERIKOさんの作品拝見すると、「自分もうちょっとキャラ練ろうぜ」と奮起できます(笑)。
ROUND2は、もうなんと言っても黒崎くんですねっ!!(何だそれ・笑) 結にだけ懐いたり、結の親しい人にだけ少し打ち解けてみちゃったりする黒崎くんは、 名字のせいもあるのか、黒いワンコのようです(笑)。猟犬かな〜? 自分にしか懐かなかったり、周りの人間とすぐケンカしちゃったりと 結にはものすごく手のかかるワンコでしょうが、それがもう、愛しくって!(笑)
空港にて、レッシュと照子と信司くんの会話、 以前読んだときも面白かったですが、やっぱり好きです、これ。 天然コンビ(照子は計算込みなのでしょうが)と化している二人と、 どんどん泥沼に陥っていくレッシュが、もうツボでツボで(笑)。 これは、レッシュが何かするんじゃないかっていう緊張感に満ちているからこそ、 こんなにも笑えるんでしょうね。ここ、すごく秀逸な場面だと思います♪
TERIKOさんの書かれる文章は、アクションシーンはさることながら、 普段のシーンのところにもテンポとスピード感があって、 決してゆるゆるとくどく感じるところがありません。 簡潔で明確な状況説明をなされているため、 流れるようにスムーズに状況が頭の中に展開していきます。 それでいて、繰り出される言葉は頭の中をただ行き過ぎるのではなくて、 細かい心理描写がキャラの行動を盛り上げ、 納得したようにすとんすとんと胸の中に落ち込んでくる、そんな感覚があります。
……うわぁ。書きすぎてしまいました><。 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます(苦笑)。
えっと、マタニティダイアリー、追加された分拝読いたしました。 「拝読しました」なんてご報告の言葉しか言えない自分がいやです><。 色々言う言葉を考えはしたんですが、どの言葉も軽々しくはないかと穿ってしまって。 ただただ本当に、お疲れ様でしたと。それしか言えなくてすみません。
ええっと、次回ROUND3と、たぶんROUND4の感想も書きにまいりまーす。 今回という前科もありますし、かなり長くなってしまう予感がひしひしと(笑)。 ご迷惑でなければよろしいのですが……(苦笑)。 それではこのへんで。
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