小説専用掲示板
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時は2225年、今から220年後の世界。世界はアメリカを中心とし、ネットワークでつながっている。が、ここ日本はアメリカをもしのぐネット開発に成功していた。それは、=人の意識をオンラインに定着させる=というものだった。これより、世界は望ましいほどの経済と、ネットワークの成長をはたす・・・・・・。=人の意識をオンラインに定着させる=技術の活用から、最新式のオンラインゲーム「ZOIDS・WORLD」が誕生。過去絶対に不可能と言われていた、実体験型オンラインシュミレーションゲームはまたたくまに世界中を熱狂の渦へと誘った。そして、今は2227年。=人の意識をオンラインに定着させる=技術の開発から15年、「ZOIDS・WORLD」の開発から2年の年月がたったころ。これは東京のとある高校、そこに通う普通の学生の物語・・・・・・
こんにちは、こんばんは。最初に謝らせていただきます。前回書いていた小説が途中になってしまっていましたがまったく更新ができていませんでした。あの作品は永久封印として(勝手だな)ここに新しい小説を載せさせていただきます。この小説は途中で終わってしまうことがないよう努力させていただきます。心機一転で整った内容の作品になることを期待していてください。
「・・・・・・・・・・・・・で、あるからでして。ここの公式を活用します。はい、じゃあ今日は7月18日なので、25番の人答えを入力してブラックボードに転送してください。」 今日は間近に夏休みが迫っているときて先生の話を聞く気にもならない。今日は2227年7月19日、外気温・・・・暑い! 照りつける太陽が窓を通してその存在を示しつけるかのように輝いている。 ここは東京のとある高等学校、その13HRだ。数学の先生がデジタルブラックボードに打ち込まれた25番の生徒の答えをまじまじと眺めてちょくちょくうなずくような仕草をとっている。現代はすべての学校がこのデジタルブラックボードを使用しており、生徒個人のPCも支給されている。机の上には学校から支給されているPCを使っているものもいれば個人の私物PCを使っている者もいる。 「ふあぁ・・・・・ねむっ・・・・・。」そんなことを静かにささやいてみる。いくら高度情報化社会になったとしても、昔から学ぶことはほとんど変わらないらしい。理屈からとおして結果までもってくることが大切なのはわかるのだけど、今学んだことが将来役にたつ人はごく少数だ。とか考えながら目を閉じて眠ろうとした矢先、隣席の人物に思いっきり足を踏まれた。 「!!!!っ。お、おい!?」 先生に聞かれない声で隣席の人物をなんだよ?という目つきでにらむ。が、無視された。少しして自分のPCにメールが届いていた。開いてみると隣席からのメールのようだ。 「まったく、いちいちメールで送らなくてもいいのに・・・・。」 しぶしぶ思いながら開かれた文章を読んでみると。 (寝るな。あほっ) ・・・・・・たった一行!!それだけならいちいちメールするなよ。 そんなことをしているうちに終了を知らせる鐘がなった。 放課後。明日は終業式だねー。とか、やっと夏休みがすぐそこまで!!とか言って楽しんでいる女子の声が耳に入る。 夏休み・・・・・それは学生にとってHEAVENなのだろうけど・・・・忘れてはならない。そこにはやつがあるのだ。そう・・・・宿題!!!昔はどっしりとしたノートがたくさんあったらしいが、今はCDたった一枚だ・・・・とても軽いが中身がやばい。それを考えると憂鬱になる。 「はぁ・・・・夏休みか・・・・・なんでこう・・・・微妙な気持ちになるのだろうな。」 ふと、横から答えがかえってくる。 「いつも微妙な表情している君がいえることかな?少年?」 俺の席の横に座ってニヤけた表情を作っているこの黒髪ショートヘアの女こそ、先ほどメールをおくってきたやつだ。さらに話を続けてくる。 「て、いうか思ったことをすぐ口にする癖はなおしたほうがいいんじゃないの?恭二?」 恭二(きょうじ)・・・・それは俺の名前。神白恭二ただの高校生。彼女いない歴15年の没落者だ。って、それはよしとしてその問いに答えてやる。 「いいだろ、別に。お前が気にすることじゃない。」 といって横にすわって俺を馬鹿にしている女を見つめ返す。 こいつは天河玲奈(あまかわれいな)、昔からの古い仲だが、まさか高校まできてこいつの顔を見るとは思っていなかった。 「ねえ?」 突然身を乗り出し顔を近づけてきた。まぁたいしてドキっともしない。 「なに?」 「夏休みの初日さ、部活ないからゲームでもしにいかない?」 玲奈の言っているゲームとはあれだろう「ZOIDS・WORLD」。全世界レベルで広がっている実体験型オンラインシュミレーションゲーム。人の意識をゲームに引き入れてしまうというびっくりするほどのものだ。「ZOIDS・WORLD」は一人用のカプセル型ハイテク機器に乗り込み、一時的に意識をゲームの世界に送ることでその場で起こることをそのまま体験できるというものだ。もちろんそのままといっても加減はされる。例えば爆発に巻き込まれたらふっとばされすこし痛みを感じたのち意識を失う(ゲーム内でのゲームオーバー)だけであり。本物の肉体には支障をきたさない。本物の肉体は一時的に催眠状態に入る。あ、ちなみにお腹もすいたりするから長くはやっていられないな。 このゲームは専用のセンターで行うことができる。大きなビル?の様なものの中にはところせましとカプセルが並べられていて圧倒されるほどだ。 「ああ、いいよ。」 とりあえず二つ返事で返しておく。 実はこのゲームをやり始めたのは高校入学してからで、まだ数ヶ月しかたっていない。べつにそれまでやりたいとは思ったこともなかったが親父が俺のために(高校入学祝いに)オリジナルの機体を作ってくれるといったので試しにプレイしにいった。言い忘れていたけど家の親父は「ZOIDS・WORLD」の製作スタッフの一員であり、それなりに高い地位を持っている・・・・らしい。玲奈のほうは中二から友達とやっていたらしくゾイドの操縦がうまい、それに家の親父がオリジナルの機体をプレゼントしてしまったせいで俺より数段上のランクにいる。 「それじゃあ夏休みの初日、朝10時にセンターの前で待ち合わせね!?」 「了解。」 そう会話したのち帰路につくことにした。
暑い・・・・・実に暑い。公園の木々や並木にとまって絶えず鳴いているセミが気温を上昇させる大きな役割を担っているような気になる。あれさえいなければもう少し涼しい気持ちになれるのだと思うのだが・・・・。 俺はセンター(ZOIDS・WORLDの専用ゲームセンター)へと向かっている途中だ。いたるところにビルやらマンションやらが建っているが、それなりに緑も多い。温暖化を気にしているのだな、とか思う。いくら今の時代が高度な技術をもっていても、空を車が飛んでいるなんてことはまずない。ただ、立体映像とかは町の案内役としてそこらへんを点々としてあったりする。大きなビジョンがビルについていたりもする。ちなみに、今の時代は車の燃料は電気で統括してある。これにより、温暖化の心配はへった。 やっとのことでセンター前に到着するが、いつもながら驚かされる。まるで大型のショッピングモールのような、科学博物館のような大きなビルのような・・・・うん、とにかく大きな建設物なのだ。たのむ、わかってくれ。 夏休みの初日とあってかなりの客がいたが心配はしない。これだけの人がいるにもかかわらず満員になることがないのがこのセンターの不思議なところだ。 ここでざっとこの「ZOIDS・WORLD」がどんなゲームか説明しておくとしよう。そういえばしていなかったからな。 最初にも話した通り、カプセル型の機械に乗り込み意識をゲームの世界に送り込む実体験型オンラインシュミレーションゲームだ。ちなみに月額制だったりする。 最初に降り立つ場所は「狭間」といわれている大きな施設で、そこで初めてゲームを行う人は帝国側か共和国側、はたまた傭兵と三種類の職業を選ぶことができる。帝国と共和国の戦争ゲームみたいなものだ、大きく言えばだけど。傭兵だけはどちらがわにもつかず、依頼を受けて行動するものだ。個人でやっているものや、傭兵のクラブみたいなところで働いている人もいる。 この「狭間」から帝国の町や共和国の町などにワープすることが可能、ただし帝国軍人は共和国の町や施設にはワープできず、もちろん共和国も帝国にはワープできない。傭兵はどちらとも可能だが、基地などには入ることができない(お呼びがかかったりした時などは許可さえもらえれば可能)。 ゲームの世界では、一人一つノート型の小さな機械(KEY)を所持している。それは、現在の状況や他人との連絡、ゾイドを動かす鍵の役目もある。 と、まぁこんなところだろう。説明は終了させて頂く。ああ、ちなみに俺も玲奈も傭兵だ。もちろん個人でおこなっているのではない、「守護の盾」などという傭兵サークルに入っている。玲奈のほうがランクは上で、よりレベルが高い任務につくことができる。 しばらくして玲奈がやってきたので一緒にセンターの中へと足を運んだ。 「はぁ〜、なんて涼しいんだ・・・・。」 本音がでる。あの暑い中待たされた俺の体が徐々に回復の傾向にある。 「あはは、ごめんね。ライセンスカードどこにしまったか忘れちゃって。」 「そもそもセンターの前じゃなくて中の喫茶店かなにかで待ち合わせすればいい話だったんじゃないのか?」 さらに本音。 「ああ!?そうだね。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 言い返す力が無かった。と、玲奈が入ってすぐの巨大モニターに目を通す。 「えーと・・・・。3階がすいているみたいだね。」 そのモニターには現在プレイしている人数とその階のゲームの空き状況を示していて、一目で確認できるものだ。1階から7階の現状況が見て取れる。 「そうだな・・・じゃあ3階に行くか。」 そういってエレベーターに乗り込み3階を目指した。 「おぉ・・・・・さすが夏休み・・・・・・人がたくさんいるな〜。」 「狭間」にでた俺たちはしばしその人の多さにボー全とする。まぁ、夏休み初日だ。それも仕方の無いことなのであろう・・・・・・。が、やっぱ今日はいつもより人が多い。ちなみにキャラクターは初回登録したときに自由に選べる。ネカマもいるだろう。俺のキャラはリアルと大して変わらない、髪型も色も同じもちろん性別は男だ。服装はこの世界で自由に買ったりすることができる、なので動きやすい長袖の上着にうすでの長ズボンにコーディネート。色は白に青と流れるような色にまとめてある。 玲奈はというと。なんか日本の着物を短くした踊り子のような服装で、ピンクと黒、黄色を主体にしている。髪形はショートで色は黒だ。 「さて、どこに行こうか?」 玲奈が問う。プレイヤーネームもわかりやすいように本名で登録してある。 「え?サークル行かないのか?」 「ん〜、じゃあサークルに顔見せてから共和国でショッピングしよう!」 また突然だなとか思う。 「そうだな、まぁ久しぶりにゲーム内での買い物も楽しむのもいいかな。」 それから俺たちは共和国領土の町「舞谷」へと足を向けることにした。ここには俺たちが登録しているサークル「守護の盾」の施設があるところだ。「狭間」からそのサークルまでの直行ワープルートコードを入力してワープポイントに乗った。 ワープで飛んだところは少し広めのオフィスだった。それなりに人もいる、どこかのホテルのくつろぎ場を想像してくれればいい。壁には立体ホログラフィーが浮き上がっていて、そこには依頼内容とそれを受けているサークルのメンバーが記されている。俺は広いオフィスのちょうど隅にあるイスに一人の女のキャラを見つけて近づく。 「こんにちは、マスター。」 俺がマスターと呼んだ女は見た目18歳くらいのキャラだ。まぁ本当のところどうだかわからない。俺のことに気づいたのかピンクのロングヘアを揺らしてその場に立ち上がった。 「ハーイ、恭二!調子どうよ?」 「あいかわらず軽いですよ口調が。あなたは仮にもこのサークルのリーダーなんですから。」 本当に軽い人だ。いや、キャラだ。まったく、1500人ものキャラを束ねる大きなサークルのリーダーなのに。 「あ、俺たちたぶん今日は依頼を受けないとおもいますので。少ししたら町に出かけてきます。」 「お?デートかい、玲奈ちゃんと?」 そう言うとマスターは依頼掲示板をしげしげと眺めている少女を顎で指す。 「馬鹿いわないでください。幼馴染ですのでそんな感覚まったくないですよ。よく引っ張られて買い物行ったりしていましたし。」 「ふーん。でも付き合ってるんじゃないか?とか言われたりしなかった?」 「うっ・・・・・・・。」 図星だ。よくからかわれたものだ中学時代は、今となっては慣れもした。そりゃ慣れるさ。しかたないだろ。 「まぁそれはよしとして。君と玲奈君の機体の改良が終わったみたいだね、倉庫に届いているよ。」 「え、ああ。そういえばKEYにそんなメールが届いていたような・・・。」 すっかり忘れていた。まぁ後にでも倉庫に見にいってやるか。親父がやり残したシステムを入れるためだとかで少しのあいだ改良にだしてたんだった。なにが変わったんだろう。 「そろそろ出ようよ、恭二。」 おっと、そうだった。 「わかった。じゃあマスターまた来ます。」 一度マスターに軽い会釈をしてその場を後にした。
う〜む。字をつめすぎて読みにくくなってしまったかな。まぁとりあえずいま掲載できるのはこの2話だけです。こまったことにゾイドがほとんど出てこないのが自分の小説の悪いところです(^^;あ、でも最後にはだすつもりです。たぶん