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[953] ゾイド伝説 サイトー(元baseball) - 2005/05/25(水) 08:18 -

プロローグ
ここは、ゾイド達が暮らす世界。
しかし、人間という生物が現れてから
世界は荒れ始めた。
人間はこの地で争いを始め、
更には、ゾイド達をも使い争い始めた。
この状況を深い地下で見ていた王は
起き始めようとしていた。

[960] 少年エイク サイトー - 2005/06/13(月) 14:19 -

「うわー!」
悲鳴のような声と共に、地面が割れる。
声の主はエイク=ベリオン。
人間がこの星、惑星ziに来てから異変が起きていた。
どんどん星の生態系は崩れ、危機が訪れていた。
エイクも地割れに飲み込まれそうになり、
地面には大きな穴ができていた。
「ん?続きがあるのか?」
ひび割れた穴の先には、道があった。
恐る恐るエイクは、飛び降り道の先へと
歩いていった。

[961] 何かが眠る地下道 サイトー - 2005/06/22(水) 13:38 -

ふう…。
地面に空いた穴をひたすら歩きながら、
エイクはため息をついた。
ため息くらいつきたくなるものだ。
もうかれこれ3時間程度
休憩を取らずに歩き続けたのだ。
「もう何かあるとは思えなくなってきたよ。」
エイクも嫌になっていた。
「しょうがない、引き返そう…。」
エイクは方向転換すると、自分の目を疑った。
そこにはもう道はなく、
ただ銀色の壁だけがあった。
「ど、どうなってるんだ!?」
その時、頭の中に声がした。
(逃げてはならん、
 お前は俺のパートナーなのだから)
「誰だ!」
エイクは何もない空間に話し掛けた。
声が共鳴している。
(俺の名は百龍。さあ我が元へ来い!)
エイクの右にあった壁は、音を立て崩れた。
「行くか…どうせ帰れないんだから。」
エイクは謎の生物に向かって歩き始めた。

[962] ビャクリュウ サイトー - 2005/06/22(水) 14:57 -

エイクが先に進むと、
そこはひんやりとした広場だった。
ただ普通の広場と違うのは、薄暗く、
周りが凍っていて、なにより
白い龍のような見たこともないゾイドがいた。
(こいつは…?)
そう思ったときあの声がした。
(来たか。さあ!俺の封印をといてくれ!
 貴様ならできるはずだ!)
「でもどうやって…?」
その時氷が解け始めた。
「やっと外に出られたか…。
 礼を言うマスター。」
そういうとゾイドは起き上がり自己紹介した。
「俺の名はビャクリュウこの惑星ziの王を
 封印するため生まれたゾイドだ。
 今、その王が復活しそうなんだ…。」
それを聞き終えるとエイクは巨大な暗闇に
一人たっていた。

[963] ビャクリュウの記憶〜黒龍ゼオン〜 サイトー - 2005/06/27(月) 15:43 -

ここは…?
そう思った瞬間、辺りは闇から森になった。
森の中からビャクリュウと、
…もう一匹のゾイドがでてきた。
「ここまでか…ゼオン。
 俺はあの洞窟で眠るよ。」
しかし、ゼオンという名のゾイドは反論した。
「ここで終わるわけにはいかない。
 王はまだこの世界で暴れているのだ。」
そう言った途端に、
頭の上からレーザーが降ってきた。
ぐああああ…!
ゼオンは消滅し、辺りは闇に戻った。

[965] ビャクリュウの記憶〜白虎ザク〜 サイトー - 2005/06/27(月) 16:13 -

辺りは闇から大地に変わった。
広い大地を見渡すのは二匹のゾイド。
一匹はビャクリュウで、
もう一匹は…体の白い虎のようなゾイドだった。
「終わったか…長かった。」
ビャクリュウは安堵したように話し掛けた。
「そうだな。いろんな仲間を失った…。」
もう一匹のゾイドは悲しそうな口調だった。
ビャクリュウはもう一匹のゾイドに問いかけた。
「ザク…これからどうする?」
「ああ、俺は疲れた。
 どこかで休みながら眠るよ。」
それから二匹は長い時間話続けた。
そしてザクは遠い所へ歩いていった。

[968] エイクの疑問 サイトー - 2005/07/04(月) 17:06 -

目をあけると、辺りはあの洞窟に戻っていた。
目の前には、
白い龍がたたずみ、こちらを向いていた。
エイクは、その龍に今見たすべてを話し、
質問した。
「今の二体のゾイドは何…?」
ビャクリュウは静かに答えた。
「今のゾイドは、古い時代の戦友だ…。
 この世界に人間が来てから50年後の話だ。」
「何があったの?」
エイクはおそるおそる聞いてみた。
するとビャクリュウは封印されていた歴史を
語り始めた…。

[969] ゾイドの誕生とこの世界 サイトー - 2005/07/04(月) 17:23 -

「この世界の始まりは、大きな爆発だった。
 お前たちの住んでいた地球と同じだ…。
 世界にはゴミのように金属が散らばり、
 何もないところだった。
 しかしある日、ひとつの光が金属の破片に
 吹き込まれた。 
 それで生まれたのが『王』だった。
 まず王がしたことは、いろいろなモノに、
 『命』を吹き込むものだった。
 この星は生命にあふれ、ゾイドが誕生した。
 そのころのゾイドの中の一匹
 王でなくても命を吹き込むことが出来た。
 さらにこの世界には多くのゾイドが誕生し、
 いろいろな形のゾイドが生まれた。
 それから2億6000年後、この世界に
 人間が現れた。」

[975] 世界は壊れ始める・・・ サイトー - 2005/07/21(木) 22:37 -

「その当時この世界は人間とゾイドが
 支え合っていた。
 しかし、人間は我々ゾイドが自らの手で
 動かせる事を知り、我々を「道具」として
 使い始めた。しかし、それは一部の人間で、
 完全に全員では無かった。
 我々はこの一部の人間を「デルタ」と呼んだ。
 ゾイド達はこの人間達を滅ぼそうと、
 総攻撃を仕掛けた。しかし結果は大敗だった。
 人間達の手によって改造強化されたゾイドは
 まるで殺戮兵器だった。
 感情が無く、謎の武器を装備させられたゾイドは、
 この世界を破壊し始めた。
 そこで、王は天空から舞い降りた・・・。」

[976] 登場人物1 サイトー - 2005/07/22(金) 22:21 -

エイク
主人公。ビャクリュウのマスター
ビャクリュウ
王を倒すため生まれた8体の1匹
ゼオン
王を倒すため生まれた8体の1匹
ザク
王を倒すため生まれた8体の1匹



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