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あなたは別世界を信じますか?これから始まる物語はある世界に飛ばされた少年の物語です。どうぞごゆっくり・・・・ 《0、愚者》ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン一定間隔で鳴る電車の音を聴きながら、窓の外に広がる見慣れた摩天楼を眺める。ほぼ毎日習慣だ。すぅと景色が消え、駅のホームが滑ってくる。相変わらずホームにはゴミと浮浪者が溢れている。このビル群に群れている社長や政治家はこの現実を知っているのだろうか・・・否、知っているだろうな。けどその現実を見ていない。自分の愉悦欲しさに人間を切り捨てる人種だ。マオ「もっとも、そいつらを駆逐するのが俺たちの仕事だがな、そうだろテミ・アシュバール」テミ「なんだ気付いてたんですか、まあ当たり前ですか、漆黒の影、マオ・F・ジーロなら」マオ・F(フェンリル)・ジーロ、つまり俺の事だ。この世界で暗殺を生業にしている者、俗にアサシンと言われる人種だ。そして目の前でニコニコしているゴスロリファションの女はテミ・アシュバール。俺に仕事(殺し)を持ってくるがほとんどが暗殺ランクA以上の仕事だ。もっともほとんどが腐った政治家か、私腹を肥やしている社長がターゲットであるから、腐った人種を憎んでいる俺は全てのっている。マオ「で、どんな仕事だ?麻薬を使って政治資金を作ったブラック牧師か?それとも裏でギャングを雇ってライバルを殺したヒューズか?」テミ「ふふふ、とても簡単な仕事よ。詳しくはこの紙に書いてあるから。」そう言われて手に取った紙には「山奥の研究所を調べて欲しい。報酬は700$で頼む」と書いてあった。マオ「おいおい、ふざけているのか。こんな簡単な仕事はよそに依頼してくれ」テミ「もう依頼したわ。けど死んだ奴らが殆ど、生きている奴らも完遂出来なかったわ。しかも途中で消えた奴もいるって話よ」マオ「消えた?・・・まさか」テミ「そっ、あなたの親父さんと同じようにね」俺の親父は同じアサシンであり、師匠でもある。けど5年前にとある研究所に入って行方不明になっている。同業者の中では死んだ事になっている。マオ「受ける。親父への手がかりが見つかるかもしれないからな」テミ「そう言うと思ったから受ける事にしているわ」抜け目の無い奴だ。まぁいいかマオ「待っていろよ親父」
木の上から目標を確認したが・・・マオ「研究所って言うよりは・・・」まるでコテージだ。それを5倍ぐらい大きくしたような・・・研究所とは思えないな・・・マオ「指定された場所はここだよな・・・」GPSを確認しても変わらずあの研究所の座標をさしている。マオ「どうゆらあそこしかないようだな・・・」〜〜〜〜〜〜〜〜夜〜〜〜〜〜〜〜〜俺は排気口から潜入して天上裏から中心部へ進んで行った。ここまでは順調だが・・・マオ「なんだこの気は・・・」中心部へ近づくとなんとも言えない気がじょじょに接近してきた。人間が常に出す気とは違う、異質な気だ。マオ「正直逃げたくなってきた」そう言って逃げては漆黒の影の名が泣く行くしかない〜〜〜〜〜〜〜〜10分後〜〜〜〜〜〜〜〜マオ「何だ・・・これは・・・」研究所の中心部には巨大な穴が開いていた。回りは電灯が点いていたが、穴の中は真っ暗で光が届いていないようだ。その穴から異質な気が這い出ていた。マオ「写真を撮って早く脱出しよ」そう言ってデジカメを取り出し、排気口から体を乗り出すと・・・ジリリリリリリリリリリリリしまった警報だ!!『最終ブロックにて侵入者発見!ソルジャーは至急現場へ急行し、侵入者を排除して下さい』マジかよ!クソ、今は脱出を・・・ズズズズズズズズズ排気口が閉まって来た!!!もう向こうへ行くことはできねーよ!!マオ「クソ、仕方ない」俺は下に降りたと同時に一本しかない通路から足音が聞こえてきた。俺は穴の上にある展望台?に向かい、柵に登った。兵隊達はすぐに展望台の俺めがけて機関銃を撃ってくる。が、俺はもう暗い穴めがけてダイブした後だ。そして俺の意識はブラックアウトした・・・
マオ・F(フェンリル)・ジーロ歳 17歳 性別 男 職 アサシンこの物語の主人公、感情を表にする事は無いがマジギレするとかなり怖い。頬に雫のような入れ墨がほってある。 テミ・アシュバール歳 ??歳 性別 女 職 情報屋兼ハッカーマオに仕事を提供する情報屋、ハッカーの技術で様々な情報を集める。今回マオが別世界に飛ばすきっかけを作った人物。 マオの父親歳 ??歳 性別 男 職 アサシン失踪したマオの父親、凄腕のアサシンらしいが詳細は不明 レイヴン歳 17歳 性別 男 職 トレジャーハンター兼賞金稼ぎ 所有ゾイド ジェノブレイカー 遺跡でリーゼと共にマオを見つけたトレジャーハンター。ゾイド乗りの腕とかなりの物でかつて世界を救った英雄のひとり。 リーゼ歳 16歳 性別 女 職 トレジャーハンターレイヴンと共に旅をしている古代ゾイド人。遺跡で出会ったマオに懐かしさを感じたようだが・・・ シャドーオーガノイド一番始めにマオを見つけたのがシャドーレイヴンを慕っている。 スペキュラーオーガノイドリーゼと対になるオーガノイドリーゼとは友達のような関係のようだ。 メインクーンオーガノイド遺跡の奥で眠っていた猫のようなオーガノイドマオに懐いており、良く足下で寝る。能力はスピードアップだが・・・
その日は珍しくリーゼが朝食の用意をしていた。レイヴン「珍しいな、 いつもはかなり遅いのに」リーゼ「うーん、 何か目が覚めちゃって」スペキュラー「グルル・・・(眠い・・・)」スペキュラーは眠そうだったが・・・しばらくするとシャドーが新聞を持って来た。シャドー「グルルルル(新聞取って来たよー)」レイヴン「あっ、ああすまないなシャドー」〜〜〜〜〜10分後〜〜〜〜〜リーゼ「でっ、今日はどうするの?」朝食を済ませた俺達は俺の機体、ジェノブレイカーに乗り荒野を疾走している。その道中にリーゼがこう聞いてきた。レイヴン「ああ、昨日情報屋から、 この辺りに遺跡のような建造物が発見され たって情報が入ったからな。 そこを目指してる」リーゼ「へぇー、ところでGFは動かないのか?」その言葉を聞いてバンの顔が浮かんだ。最近あまり戦ってないな。レイヴン「どうやら別の仕事に向かってるようだ」リーゼ「ふぅーん、あっ!あの洞窟じゃない?」そう言われて前方から迫ってくる崖の中腹にポッカリと開いた洞窟が見えた。レイヴン「あれか・・・」まだ知らなかった。あの洞窟に冒険のきっかけが居ることを・・・
《I、魔術師 》でレイブンのセリフがずれていたのをお詫び申し上げます。パソコンのメールが送れない状態なので文章が直せないので、このまま続けます。では本文へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここらは辺境とは言え、共和国と帝国の国境付近だった。石化したコマンドウルフやシールドライガー、ヘルキャットにセイバータイガーの残骸が戦争の悲惨さを物語っているようだ。ジェノを降りた俺は空を飛んでいるシャドーを呼びながらリーゼに釘を刺す。レイブン「リーゼ、お前はジェノの所で待ってろ」リーゼ「はぁーい、レイブンも気を付けてね」リーゼの心配していない声を聞き流しながら、「わかった」と後ろに手を振る。レイブン「シャドー、行くぞ」シャドー「グルル(はぁーい)」俺はシャドーに乗って崖上の洞窟へ向かう。〜〜〜〜〜〜〜〜〜マオターン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ピチョーン ピチョーン ピチョーン ピチョーン目を開けると鍾乳石から滴って来た水が見えた。体を起こすと鍾乳石と岩のような壁が見える。地面は・・・岩マオ「ここは・・・洞窟?」あー何か混乱してきた。兎に角歩くか・・・何かわかるかもしれない。これから始まる物語を知らずに・・・歩き始める・・・
マオは洞窟を歩いていた・・・途中、鍾乳石から滴る水を飲んだだけでふらふらになるまで疲労が貯まっていた。それもそうだろう、いきなり知らない洞窟に飛ばされ、方向どころか時間もわからない状況だ。体よりも精神が参っていた。そして遂に倒れてしまった。マオ「も、もう駄目だ・・・」ふっと「ここで死ぬのか」と言う思いが頭をよぎった・・・悪党ながら訳のわからない洞窟で誰にも知られずに死ぬとはな・・・笑い種だな・・・思考が働かない頭で、最後に考えた事がそれだった・・・マオは目の前が真っ暗になった・・・〜〜〜〜〜〜〜レイヴンターン〜〜〜〜〜〜〜〜俺とシャドーはほぼ真っ直ぐな洞窟を歩いていった。一見するとただの洞窟だが中には精密機械を狂わせる、電磁波のようなものが満ちている。持ってきた小型レーダーが全く作動しない。レイヴン「やっぱりな・・・ 自然にしては電磁波が流れすぎている。 間違いない、古代ゾイド人の遺跡だ。」シャドー「グルグルルル (なんで今まで話題にならなかったん だ?)」レイヴン「ああ、推測だが、 かなり同じような道が続いているのだろ。 それで精神がすり減って、 引き返す者が多いのだろう。 けど俺たちは違う。」シャドー「グルルグルルル (なるほど俺に乗って行けば早い!)レイヴン「ああ、その通りだ、行くぞ!」俺はシャドーの背に乗り、洞窟の奥へ向かう。そこに何が居るのかを知らずに・・・
レイブン達が洞窟へもぐって10分が経った。私=リーゼはジェノの背中に登ってのんびり空を見ていた。空を澄み切った碧い色をしてとても綺麗。あの頃はこうゆう風に空を見た事無かったわね。そう考えるとフフッと笑ってしまった。スゥーと鳥が隣に降り立った。そして私が出した指にチョンと乗り『チュン』と可愛く鳴いた。リーゼ「レイブンはまだかなー」〜〜〜〜その頃レイブン達は・・・〜〜〜〜レイブン「思ったより深いな シャドー、疲れてないか?」シャドー「グルグルル(心配は無いよ。)洞窟にもぐってもう10分になる。道は相変わらず真っ直ぐに続いている。もうそろそろ着いてもおかしくないが・・・シャドー「グルルルル(所でレイブン)」レイブン「何だ?」シャドー「グルルグルルルル (俺たちかなりもぐったよね)」レイブン「ああそうだな。」シャドー「グルルルルル (もう真っ暗になってもいいのに 相変わらず薄暗いよね。 )」レイブン「ああ確かに、何故だ? 何かあるな・・・ シャドー、少し止まってくれ」シャドー「グルル(了解)」俺はシャドーから降りて壁を調べてみた。どおやら壁は自然に発光するようになっているようだ。だがそれ以外に仕掛けがあった。それは壁の向こう側に空間があるという事だ。俺は持ってきた鞄を開け、ダイナマイトを取り出し壁に取り付ける。そして障害物が無いから、シャドーを壁代わりにして発破した。辺り一面に埃が舞あがる。そして埃が収まり、壁を見てみると瓦礫の向こうに空間がポッコリと開いていた。