こんにちは。
　今日、調べものがあってはじめてこのページを見たのですが、かやま先生の訃報を聞いてとても残念で、そして悲しく思い、その思いと私の今までの思いが少しでも先生に伝わればと書き込みさせて頂きます。

　以前風見潤先生が幽霊事件の後書きで「かやま先生が病気で入院されたので時間は別の方がイラストを担当します」と書いているのを読んだ後、先生のイラストでの出版を見なくなったので、心中で「もしや」と「まさか」の考えを往復していました。
　実はBLのジャンルが苦手で、書店で先生のBL作品を見かけて以来、少女漫画やイラストのお仕事は好きだけどその方面のものを見つけてしまうのが怖くて、ネットで先生の情報を調べることは控えていました。先述の風見先生の言葉の件でも検索に躊躇いがありました。今になって思うと、もう少し早くにこのサイトの存在を知っていれば先生がご存命のうちにファンコールを送れたら、何か励ましの言葉も込めることができたらと、悔しくてなりません。

　かやま先生は、私がはじめて意識した「好きな絵描きさん」でした。
　ふーことユーレイシリーズで先生の絵が好きになり、同じ方が挿絵担当という理由で幽霊事件を読み始め、また自分でイラストを描くことも始めました。初めて書いたマンガ絵が幽霊事件のイラストの模写だったと記憶しています。
　その後いくつかの連環を経て現在は数値解析というかけ離れた分野に情熱を注いでいますが、根幹に先生がいてこそ私はここに辿りついたのだと、その先生は私にとってとても大切な人なのだと、できれば直接お伝えしたかった。

　個別の作品の感想だとか、伝えたかったことはたくさんありますが、今は、これだけでも。

　最後に、先生が亡くなられた後もこのサイトの運営を続けてくださっている方がいること、そしてこの掲示板に今もたくさんの方が書き込まれていることにとても驚き、そして嬉しく思いました。
　人は死んだ後、誰にも忘れられたときにもう一度死ぬのだという言葉がありますが、我々の心の中で先生が何時までも生きていますよう……