11月8日の練習日誌をお送りします。
杉坂さん・浅海先生による「ヴィヴァルディが見た日本の四季」
《春》花
●P6 25小節
「すみだがわ」ひとつの単語として聞こえるように。ことばと音をつなげて。
広がっていくイメージで。
●P6 31小節~D部
「かいの/しずくも/はなとちる」間の16分休符をきちんと取る。(/で表した部分)
●P7 43小節~F部
・男声メロディー
「われにものいう~」もっと自分を主張して
・女性オブリガード
流れていくイメージ、上から滑り降りてくるような感じで歌う。
歌いだしは自然に入り音符をつなげていく。
★ソプラノの歌い始め、リラックスして届いた音を出す。(49小節Fisの音程にも注意)
いい匂いをかぐように、目の裏側まで息が入るようなイメージで息を吸ってから、歌ってみてはどうでしょうか?
★アルトは歌い始めの音を強拍にしないように注意。柔らかくつなげる。
●P9 67小節~ アルト
「くるればのぼる」の「のーぼーる」を自然な流れでつなげる。なめらかに歌う。
「のー」部分、DisからFisへ上がるところを突き上げて歌わない。
Fisは音が上がる分、何もしなくても自然と音が強調されるので、返って音量を控えるくらいが良さそうです。
●P10 75小節
76小節を生かすためにも、音量抑えて歌い始める。
●76小節
この曲の一番のクライマックス。フォルテシモでしっかりと歌う。
《夏》城ヶ島の雨
●歌い出し 男声
「あめは」切れ目なく、「ふるふる」あまりはっきり発音せず。よくつなげて歌う。
●P12 35小節~男声
「じょうがしまのいそに」ひとつの言葉として聞こえるように歌う。
●54~55小節 女声
「あめはしんじゅか」同じ太さでまっすぐに歌う
●57小節~「よあけのきりか~」
「きり」の子音kをはっきりと。「か」の子音は強調しないこと。
2拍目から急にクレシェンド。
★男声の35小節「じょうがしまのいそに」も同様(37小節の2拍目からクレシェンド)
●60小節 」アウフタクト」~ 女声
「それともわたしの」下線部分の音をたっぷりと歌う。変則的なリズムなので息を合わせて。
★男声の38小節アウフタクト「りきゅうねずみの」も同様のリズムで(下線部分の音をたっぷりと)
●P15 88~91小節
「ふねはゆくゆく とおりやのはなを」切れ目なく、まっすぐつなげて歌う。
●P15 93小節~
「ぬしの」と「ふね」が別々にならないように
●P15 99小節 アウフタクト
アルト・ベース「ろはうたでやる」
ソプラノ・テナーの96小節からの「ええー、ふねは?ス栫vを受けて、別の歌にならないように一体感を持って歌う。
●P16 113小節~ 男声
「ほがかすむ」の「ほが」部分はあえて浮いた音のイメージで出す。
《秋》村祭り
杉坂さんから、うるお先生より「音楽としての表現を考える」というご指導があった旨お話がありました。
楽譜通り歌えばよいだけではなく、音楽としてどう表現するのか。
以下は、村祭りについて、以前の練習での先生からのお言葉です。
「和と洋が一体化して一緒に豊作を祝う。ワクワク感と楽しそうなイメージにあふれる感じ。」
●P22 48小節~
ドンドンヒャララの部分は、頑張りすぎないように。
《冬》ペチカ
この曲は、明るく楽しい雰囲気を出しましょう。(明るい声で歌う)
●P24 12小節~ヴォカリーゼ部分。
・歌い始めの音は、ふんわりと入る。
・女声の入りはメゾピアノになっているが、ピアノのつもりで歌う。
・クレシェンドは16小節に入ってから。1~2拍目はまだ強くせず、3拍目から強く。
・17小節は思い切り明るい「A」で入り、すぐに落ち着いてデクレシェンドへ。(弱くしすぎない)
●P24 21小節 ベース
「ペーチカもえろよ」の「ペ」はアクセント気味に。メリハリをつけて。
●P25 23小節 ベース
「O―」23小節の頭で<>つけて
●P26 32~33小節
「よびますペーチカ」消えないように、しっかり伸ばしましょう。
●P27 43~44小節
「ペーチカもえろよじきはるきます」
43小節は抑えて、44小節は段階的にクレシェンド(3拍目から)
最後の「す」の音はいちばん強く。(このあとそれ以上強くしない)
●P27 47小節
「もえましょペーチカ」は「も・え・ま・しょ」と一音ずつ期待を込めて、でも決して切れずに歌う。
最後の「カ」の音は、一番明るい音色で。
母音の「A(ア)」を大切に表現しましょう。
杉坂さんのご指導は以上です。
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