7月2日の練習日誌をお届けします。 うるお先生と浅海先生によるミサの練習でした。
【曲目】 ◆Agnus Dei ◆Kyrie
【ご指導いただいた点】
◆Agnus Dei
・おごそかにゆったりとpで始まり、10小節目「peccata」のfへじわじわと広がりながら向かっていく。この大きなまとまりを意識する。 ※25小節目〜28小節目も同様の流れだが、はじめよりは抑え目にする。
・8小節目「dei」が明るくなりがちだが、おごそかな感じをキープする。
・9小節目クレッシェンドが「qui tollis」の「lis」についているが、そこから急激に大きくするのではなく、その小説の頭くらいからふくらませていくイメージで。
・12小節目「mundi」はおさめる感じで。
・18小節目「nobis」の「no」は各パートそれぞれ聞こえるように、「N」をしっかり言う。
・29小節目「peccata〜」は、あまり大きくなりすぎないように。
・32小節目、35小節目、女声「Agnus Dei」は、ピアノの流れに乗るように入り、その後も流れるように。「de」は少し出てOK。
・37小節目「Agnus dei」〜41小節目は、全体的に横につなげて一体となった広がりを聞かせられるように。その中で、38小節目「de」と最後の「mun」にポイントを置く。ベースは40小節目で音が上がりふくらんでいくが、一番のポイントはその後の「mun」なので要注意。
・39小節目「qui tollis」の最後「s」はなるべく後ろにする。次の拍の頭にかかるくらい。
・43小節目「miserere」はこもった感じで。その前の広がりを持った歌い方との違いを出す。 ・45小節目、二回目の「miserere」は、その前の一回目と同じように歌い始めるが、いきなりわ〜っとfにするイメージ。その感じがはっきり伝わるように。
・59小節目〜89小節目のあいだに出てくる八分音符で動きのある部分は、音量を抑えて流れを感じながら軽く歌うように。
・78小節目、アルト「pacem」は前とつなげずに言い直してOK。
・101小節目、「dona nobis pacem」は広がりのあるひとまとまりとして歌い、105小節目「dona」は凝縮したようなトントンとした歌い方で。この違いをはっきりと出す。(その次も同じパターン。)
・119小節目、各パートが順番に「dona〜」で入ってくるところは、しっかり聞こえるように。
◆Kyrie
・7〜9小節目、ベース「Kyrie eleison」は他のパートとはずれて歌っている。入りはしっかりと聞こえるように、その後はそのまま流れるように歌う。タテに刻んだような歌い方にはならないように。
・9小節目、アルトの半拍早く入る「Kyrie」は、「K」の子音を立ててしっかりと聞こえるように入り、その後は流れるように。
・10小節目、ベースの十六分音符の細かい音で歌う部分は目立つようにきっぱりと。
・11小節目「Kyrie eleison」は、威勢よく切りすぎないで、横につなげて歌う。
・13小節目〜、ベースの細かい音で下がっていくところは、最後の二分音符の音を想像してそこに向かって下りていくように。(勢いづいて下がりすぎないように)
・13小節目〜、アルトの音が下がりがちなので要注意。ソプラノを意識しながら歌うと良い。
・24小節目ソプラノ「Kyrie」は、ピアノの流れを受けて入る。
・27小節目〜アルト「kyrie」の「rie」が飛び出ないように。
・32小節目アウフタクト「eleison」は、それまでバラバラしていたものを一旦まとめるイメージで。
・33小節目「Criste〜」は、ガラッと変えて深い言い方で。
・36小節目「Criste〜」は、哀愁を感じるような歌い方にする。特に遅れて入るテノールは「泣き」のイメージで。
・38小節目アルト「son」が下がらないように。言い直して上から歌うと良い。
・39小節目「Kyrie」はすべるように入る。
・54小節目〜最後、「lei」でふくらむように歌う。
以上です。
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