[ No.11000 ]
道を尋ねられる
投稿者:
2018年10月13日 (土) 22時10分 |
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道をよく尋ねられる私ですが、恐らく普通の人では ない人にも道を尋ねられたことがあります。
私の実家は小さな町です。 JRの駅から歩いて10分くらいかかります。 駅前には店が並んでいて、実家の近くには大きな スーパーもあります。
以前、8月15日に実家に娘と行ったときのことです。 JRから降りて実家まで歩いていく間、誰1人として すれ違わずにシーンと町じゅうが静まりかえってい ました。
すると、ずっと遠く、実家の近くのスーパーのそば に年配の男の人がいるのが見えました。 なぜか、 「あの人は私を待っている」 と感じました。 (娘もそう感じたそうです)
その男の人はスーパーには入らず、ずっと店の駐車 場の前の道路に立っているのが見えました。
「やっぱり私を待っている」 となぜか確信し、歩いていくと、やはり話しかけら れました。
「○○小学校にはどうやって行くのですか?」
「○○小学校はこの道をすぐ左に曲がって、その 道をずっと歩いていくと着きますよ」
「そうですか。ありがとうございます。ずっと前 にその小学校に勤めていて、懐かしくなって来て みたのです」
男の人は笑顔でお礼を言って、道を曲がって行き ました。
えっ? 私、ずっと前からここに住んでいた(40年近く) けど、道は変わっていないよね? もっと前にいたの?
などと思いながら、私たちも少し遅れて道を 曲がりました。 ……そこには男の人の姿はありませんでした。
でも、いやな感じはしませんでした。 教えてあげられてよかったなあと思いました。
余談ですが……。 私のハンドルネームの「トモ」は父の祖母の 名前です。 彼女には不思議な能力があり、滝で修行をし ていたのだそうです。
父が生きていた頃、よく言っていました。 「おばあちゃんは本当におれのことをかわい がってくれた。大好きだった。とても優しかった。 お前はそのおばあちゃんによく似ている」 ここまではいいのですが、そのあと必ず次の 一言が。 「でも、美人じゃなかったけどな」
……お父さん、それは私がよくわかっている から言わなくていいからって思っていました(笑) |
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