“出来ない”という言葉を使わない (169) |
- 日時:2015年02月03日 (火) 03時01分
名前:伝統
*メルマガ「成功への道しるべ」(2015年1月14日)より
(1)私達は成功した人達を見て、自分と比較したり、賞賛したり、羨むことには 熱心であっても、成功した人と、そうでない人は、何が違うかということを、 真剣に考えることは、それほどありません。
それは肉体的なものでも、また高い教育とか親から受け継いだ財産といった 類のものでもないことは明らかです。
使い切れない潜在能力は全ての人に与えられています。
成功するか、しないかは、その潜在能力を、どれほど引き出し活用したかどうかに、 かかっているのです。
(2)それなら潜在能力を引き出し活用出来た人と、出来なかった人は、 何が違うかと、いえば、それは考え方が違うということに過ぎません。
これは素晴らしいビッグ・ニュースだと思われませんか?
私達の考え方を変えるだけでいいのです。
“私は出来ない”とか“出来そうにない”といった否定的、消極的な考え方を、 “私は出来る”という積極的な考え方に変えるのです。
(3)下記は雑誌「致知」に掲載された永守重信社長の日本電産、創業の頃のお話で、 創刊以来、最も反響の大きかった記事のべストスリ─の1つだそうです。
『会社を設立したと言っても、自宅の一室で図面を引き、近くの染物工場の一部を 借りて、そこに中古の旋盤、ボール盤、プレス機を置かしてもらい、 仕事を始めたのです。
ところが、どこへ行っても仕事がもらえません。 やっと受注できたのは、他社が“出来ません”と断った仕事です。 帰って社員に話すと“出来るはずがない”と言います。
そこで私は、“出来る、出来る”と100回皆で言おうと提案しました。 そして“出来る、出来る、出来る・・・・・・”と反復して“どうや”と尋ねました。 が同じように「絶対に出来ません」という答えです。
そこで私は、これから“出来る”を1000回反復しようと言いました。 そして“出来る、出来る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・”と反復していると、不思議なことに、出来る気になってきたのです。
そこですぐ仕事に取り掛かかりました。
日本電産はこうして技術を蓄積していき、大きくなれたのです。 この時“出来ない”と言っていたら、とっくに倒産しています。』
“出来る”という意識になったら、すぐ仕事に取りかかったところは大切です。 一休みしてからでは、もう“出来ない”という意識に戻ってしまうからです。
(4)潜在能力は無限です。
出来ると思って取り組めば、出来るし、 出来ないと思ってとりくめば、出来ないという結果を引き寄せます。
私達は「出来ない」と云うコトバを安易によく使いますが、それによって、 潜在能力の存在を不定していることに、また出来るかもしれない可能性を 完全に閉じてしまうことに、気付いていません。
「出来ない」と言わずに、やせ我慢を張ってでも、 “私はそれをやらないことにする”とか“やる勇気がない”と言う方が、 まだ救いがあります。
何をやる場合も、数百回も出来る、出来ると反復するのは、現実的でありませんが、 どんなことに対しても、どんなことに出会っても「出来ない」とは考えない、 言わない習慣を身に付けることが必要です。
そのためまず「出来ない」という言葉を使わないようにすることです。
出来ないと思っていることを無理に「出来る」と言うことではありません。
文字通り「出来ない」という言葉を使わないで考えたり、報告することです。
そうすると、この問題が無ければ出来るとか、○○の期日だったら出来るとか、 と考えたり、言うようになります。問題点が明確になり、無意識のうちに、 どうしたら出来るかと前向き積極的に考えるように変ってきます。
(5)ただ自分でも気付かず、無意識のうちに「出来ない」と言っていることが、 結構多いものです。
長年お付き合いのある上能喜久冶社長のJSK会計事務所では、 “出来ない”という言葉を使って、誰かに指摘されたらペナルティーボックスに、 いくらかのコインを入れることを取り決めておられました。
このようにやればゲーム感覚で楽しく会社全体の意識改革が進みます。
(6)紙に書いて、いつも見えるところに貼っておくのも一つの方法ですが、 いつの間にか新鮮に感じなくなってしまう危険もあります。
そこでおすすめするのは、(毎日)紙に書くことです。 毎日何回も書くので次第に潜在意識に擦り込まれていきます。
成功は、
“私は出来る”、というこの5文字、をどれだけ信じるかにかかっているのです。
<感謝合掌 平成27年2月3日 頓首再拝>
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