| 明恵上人 (36) |
- 日時：2015年01月19日 (月) 17時32分
名前：伝統～夕刻版
明日は「大寒」。
厳しい寒さが、続きそうです。
こんな時、温かい一杯のお茶は、心をほぐしてくれます。
・・・
さて、今日１月１９日は【明恵忌】。
明恵上人（１１７３～１２３２）の命日。享年６０。
鎌倉時代の華厳宗の名僧。
南都仏教の復興に努めました。
この明恵上人は月の歌をたくさん詠っており、別名「月の歌人」
とも呼ばれ、歌人・西行法師との交流もあり、
月の明恵に桜の西行と言われております。
明恵上人について造詣が深い人に、”山ちゃん1952 さま”がおります。
その”山ちゃん1952 さま”が元日に、宝蔵神社に参拝して、感想を述べております。
→ http://tecnopla1011.blog.jp/?p=2
宝蔵神社のある宇治別格本山のＷｅｂには、宇治を紹介する項で、
次のように紹介されています
「千六百有余年の永き歴史と伝統に育まれ、
香り高き文化と山紫水明の名も高き宇治の地は、
栄西禅師が明恵上人に伝えた茶の実が広く植栽され、
茶業の中心地としての名声を今日まで伝えている」と。
明恵上人は、宇治茶をひろめた人でもあり、「茶の十徳」を著しております。
「茶十徳」とは、”茶祖”栄西禅師が明恵上人に茶の実（種）を贈られ、
明恵上人はそれを京都の栂尾高山寺の庭に蒔き、茶を育て、
そして、お茶を飲むことの効用を『十ヶ条』に著し、広めたことに由来します。
（１）諸天加護
お茶は強く根をはり、一年中緑を保ちます。
その生命力があなたを守ります。
（２）無病息災
お茶は「飲むサラダ」ともいわれ、毎日を元気に暮らすことができます。
（３）父母孝養
お茶の深い味わいは素直な心を芽生えさせ、父母への感謝の心を育てます。
（４）朋友和合
一服のお茶が楽しい語らいを生み、家族の団らんや友愛の場をかもします。
（５）悪魔降伏
お茶に含まれるビタミンＣは疲労を解消し、心の迷いまでも払拭します。
（６）正心修身
「茶道」として生きている風習は、精神修養の効果があります。
（７）睡眠自除
お茶は神経を活発にさせ、頭脳と血液の循環を増進します。
（８）煩悩消滅
お茶の香気は、わずらわしい世事の疲れを忘れさせます。
（９）五臓調和
タンニン、アミノ酸などの成分が体全体のバランス維持に役立ちます。
（10）臨終不乱
お茶はその昔、仙薬として珍重されました。
愛飲が心の平静を保ち、天寿を全うできます。
＜参考Ｗｅｂ＞
（１）本流宣言掲示板「明恵上人 (6200)」
→ http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=1403
（２）光明掲示板・第一「日本茶 (3031)」
→ http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=605
＜感謝合掌 平成２４年１月１９日 頓首再拝＞
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