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光明掲示板・伝統・第一

 

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沢庵禅師と生長の家 (32)
日時:2015年01月19日 (月) 04時48分
名前:伝統

*光明掲示板・第三「沢庵禅師と生長の家 (2267)」からの継続です。
 → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=456


《心の世界における運命の形成》


          *『生命の實相』第一巻(P132~135)

ここにあげたこれら数々の不幸の運命の予言は、できるだけ注意して逃れようと焦りながらも
どうすることもできないで、不幸な運命に吸い寄せられて行った人々の実例であります。

せんこく申しましたように、われわれの心は未来において物質世界に映し出さるべき事件を、
それがまず「念の世界」にあるうちに感ずることができるのでありますが、
この感じ知った事件に、或る心の向き方の人は、どんなに巻きこまれまいと反抗しながらでも
必然的にその不幸な事件ヘグングン磁石的な力で引きつけられて行くのであります。

そうかと思うと、三輸栄子さんや、ピー・ハワード夫人のような人は、
不幸な事件が自分の付近に、あるいは自分の住んでいる家にさえ起こってでも、
その事件に引きつけられないでちょつとも危害を受けないですむのです。

なぜ、人によってこんなに結果が相違するかということは、
われわれがぜひ考えなければならないことではありますまいか。

わたしが常にいうことでありますが、
誰も自分の心で招(よ)ばない不幸には出くわすことはできないのであります。
どんな事件でも、最初は「心的存在」であって、自分の心もまた「心的存在」である。

そしてこれらの「心的存在」は「心の法則」すなわち「類は類を招ぶ」という法則と、
「類でないものは反発する」という法則とに支配されて、互いに牽引(けんいん)し合ったり
反発したりしているのであります。

それで不幸な事件にあう人々は、誰を恨(うら)むこともない。
自分の「心」のうちにそんな不幸を引きつける不幸の種を必ず宿しているからであります。

だから昔から「泣面に蜂」とか「悪いことは三度ある」とかいいまして、
人間の運が傾いて来ると各方面から悪いことばかりが引き続いて起こるように
なるのであります。

運命が傾くというのは、その人の「心」の中に不幸な事件を吸い寄せる磁石ができている
わけであって、こんな磁石を「心」の中から取りだして捨ててしまわないかぎりは、
その人の運命が善くなる気づかいはないのであります。


では、この不幸な事件を吸い寄せる「心の中の磁石」とはなんであるかと申しますと、
その根本的なものは、神と一体でない、神と離れた心であります。

心の内に神という無限力に生かされているという自信がなく、自分の生命は物質の
偶然的集合でつくられていて、外から加わる偶然の力ですぐ破壊してしまうであろう
というような誤れる生命観がわれわれの心の奥底の大部分を占領していると、

それが磁石となって不幸を引き寄せる、病気を引き寄せる、そのほかさまざまの人生苦を
引き寄せる。

だからこの「磁石」を取りのけるためには、何よりもまず、自分は大生命の無限力に
生かされているという徹底した大信念を心の奥底に築きあげて、自分の生命は決して物質の
偶然的集合でつくられたものではなく、常に大生命の無限力で護られているという真理を
心の底深く信ずるようにならなければならないのであります。

われわれを生かさずにおかない、無限の大生命のお力、それは神とも顕(あら)われ、
仏とも顕われ、名前のつけようがないので、或る教えではこれを「妙」といいます。
ともかく、宗派によって名前が異っているにしてもみんな一体である。

この霊妙な無限力に生かされていることを信ずる者には力が与えられ、
どんな不幸な事件が近づいて来ても、その人を傷つけることができないのであります。

むかし或る刺客が高僧を暗殺しようとして、毎日つけ狙っていたけれども、
どうしてもその高僧と道が行き違いになって刺すことができなかったというような
話もあります。

自分の心の中に、自分を刺す剣をおいとかないものは、外から刺そうと思っても刺すことが
できない。或る高僧を斬罪(ざんざい)に処そうとしたらその刃(やいば)がかえって
きれぎれに折れてしまったというような話は作り話のようであっても、
真実それは起こりうる事実であります。

ともかく、自分の心のうちに病気や死がなければわれわれは病気に
罹(かか)ることも死ぬこともできない。
自分の心のうちに刃がなければ、われわれは刃にかかって死ぬことがない。

人を審判く心のある人は審判かれる。ピストルの弾丸(たま)にあたるような人の心には、
必ずどこかにピストルの弾丸と同じような、一徹な鋭い性質があってその心の引力は
ピストルを引き寄せているに相違ないのであります。


柳生但馬守のような剣道の名人でも
ぜんぜん心の中に剣をもたない人を斬ることはできない。

その証拠に但馬守(たじまかみ)は沢庵禅師(たくあんぜんじ)にうち込むことが
できなかったといいます。

剣でもピストルの弾丸でも外からわれわれにうち込んで来るものだと思ったら
それこそ大まちがいで、われわれの心の内にそれを引き寄せる磁石があって、
周囲から剣でもピストルでも災難でも病気でも失業でも引き寄せるのであります。


ここの道理がおわかりになりますと、どんな災難にあっても病気にかかっても外に対して
恨んだり小言をいったりする必要がなくなって、自分の好まない事件が起こってきたならば、
自分の心の中にその好まない事件と同じものがあるということをかえりみて、
そのよろしくない性質を心の中から取り去るようにすればよいのであります。

そうすると自分の周囲、境遇、肉体の健康状態などが自分の改善された心を映して
改善されてくるのであります。

・・・

関連として、沢庵禅師に関しては、
「“本流宣言”掲示板」内に”童子 さま”によるスレッド「沢庵と良寛と生長の家」
があります。
    (http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=161

           <感謝合掌 平成27年1月19日 頓首再拝>

人時処の三相応に適して生きる (134)
日時:2015年01月30日 (金) 04時44分
名前:伝統

           *『白鳩』誌(昭和49年9月号)より 

私は家内にその曇っている内障ある眼のレンズ 〈水晶体〉 を切除して、
人工のレンズで補うことを勧めたのである。 私は理論的にそのことを勧めた。

「生長の家の誌友や信徒の中には老人性白内障にかかっても、聖経読誦で治したい、
神想観で治したい、悟りを深めて治したいと一心にあんたのように苦労している人も
あるが、そうして治るのは若い人の白内障である。 

老人性白内障は60歳を越えると誰でも顔にシミが出来るが、
これは色素排泄の調節力の老衰であるが、あんたには顔に他の人ほどにあまり
シミが出来ない。 

その代りにそのシミが不幸にして眼の水晶体に出来てそのために
レンズが不透明になって来たんだ。 

その不透明なレンズを人工的に切除して眼鏡のレンズと置き換えることは、
蝕くった歯に金充填するようなもので、歯は金充填をする手術をしながら、
眼の手術を恥じる必要はない。 

宗教人であるから、静坐や、悟りや、読経で治さ‘ねばならぬ’と頑張るのは、
柳生但馬守が自分は剣者だから雨を刀を揮って斬り払わ‘ねばならぬ’と考えたり、
沢庵禅師が、自分は禅者であるから坐禅によって雨に濡れないでいなければならない
と考えて、濡れていながら、実相は濡れていないと頑張るのと同じことだ。

生長の家はそんな‘ねばならぬ’を放ち去って、人時処の三相応に適するように
雨には傘をさして濡れずという風に物質的に処置し得るものは、簡単に物質的に
処置するのが三相応の道であり、それが生長の家の生き方だ。


あんたが白内障にかかって手術によって視力を恢復したということを聴いたら、
今のあんたのように老人性白内障にかかりながら信仰によって、悟りによって
直さねばならぬと頑張って苦しんでいる信者が “生長の家でも手術しても好いんだ” 
と安心してそれによって多くの人々が救われることになるのだ」

 
わたしはこんな話をして、家内をして、ついに白内障の外科手術をすることを
納得せしめたのであった。

http://blogs.yahoo.co.jp/vanon32/18684691.html
 
           <感謝合掌 平成27年1月30日 頓首再拝>



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