「産土神様」とは一生おつき合いしましょう! (398) |
- 日時:2015年02月21日 (土) 03時51分
名前:伝統
*「あの世を味方につける生き方」美鈴・著(P145~146)より
氏神様といえば、その土地の守り神として担当してくれる神様のこと。 私たちが今住んでいる土地には必ず担当の神様がいらっしゃるので、 常に感謝の気持ちを抱いていただきたい神様です。
そのほか、産土神様といって、私たちが生まれたときに住んでいたところの 氏神様がいらっしゃいます。 この産土神様は、私たちを一生担当してくださる神様です。
昔は村から村への距離もありましたし、自分の土地の氏神様は一目瞭然でした。 それに、生まれた土地から離れて暮らす方はまれで、ほとんどの方にとっては 産土神様と氏神様は同じだったようです。
今は、「引越し・転勤などで、地方の方も都会に流れてきたりなど、人の移動が激しい時代に なりましたが、生まれて別の場所に引っ越してしまったという方でも、 自分が生まれた土地の氏神様、産土神様はずっと私たちを守ってくださっています。
里帰りをして実家で出産された方も、少し離れた土地で出産された方も、 その時に両親の住所があった場所の氏神様が産土神様です。
私たちは宿命として、どの土地に生まれるのかもちゃんとあの世で決めてきました。 その土地には私たちの誕生を受け入れてくださる産土神様が必ずいらっしゃいますから、 私たちがどこに行こうとずっと見守ってくださる存在なのです。
ですから、里帰りをしたときなどに、産土神様に参拝して、
「いつも見守ってくださって、ありがとうございます」
と感謝の気持ちを伝えにいってください。
なかなかそこに行けないという方は、産土神様のことを想って手を合わせるだけでもOK。 神様はちゃんと神界から見守ってくださっています。
・・・
<参考:産土百首リストより②~霊学者・本田親徳(ちかあつ)翁作>
(6)産土の 神の靈の 無かりせば 人の産業(なりはひ) 如何にかもせむ
(7)産土の 神の形を 人皆の 同じ形と 人な思ひそ
(8)産土の 御體踏みて 世を渡る 人をし見れば 貴きろかも
(9)産土の 道行く人を 見ても知れ 神の惠みの 限りなき世を
(10)産土の 數限りなき 御惠みを 一二三四も 知らぬ哀れさ
<感謝合掌 平成27年2月21日 頓首再拝>
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