「一笑一若 一怒一老」 (397) |
- 日時:2015年02月21日 (土) 03時48分
名前:伝統
【怒りの息の色】
*メルマガ「人の心に灯をともす(2014年1月14日)」より
(笠巻勝利氏の心に響く言葉より…)
アメリカの心理学者エルマ・ゲイツ博士は人間のはきだす息を使って、 つぎのような実験をした。
人間がはきだす息を冷却したガラス管に集め、液体空気で冷やしてやると沈殿物が できるのだが、人間の感情の状態によって、おどろくべきことが起こるのである。
○健全な人間のはきだす息は無色である。
○人間が怒っているときの息の沈殿物の色は栗色をしている。
○悲しんだり、苦しんでいるときの息の沈殿物は灰色をしている。
○人間が後悔して苦しんでいるときの息の沈殿物は淡紅色をしている。
博士は、栗色の沈殿物を水に溶かしネズミに注射したところ、 わずか数分でネズミは死んでしまった。
もし一人の人間が1時間、腹を立て続けると、 なんと80人の人間を殺すことが可能な毒物が発生するという。
また、私たちの血液は、
○怒ると黒褐色で渋くなる。
○悲しむと茶褐色で苦くなる。
○恐れると紫色で酸っぱくなる。
といわれている。
いつも、ニコニコしている人が健康であることが理解できる。
まさに「笑う門には福きたる」である。
私たちが、怒り、悲しみ、苦しむことはすこしでもなくしたいものである。 それは、周囲の人に迷惑をかけるばかりでなく、自分自身を傷つけることになる。 いつもいらいらしている人が体の具合を悪くすることも、病気になることもうなずける。
私たちは酸素を吸いこんで生きている。 その酸素が全身にくまなく流れていくのだが、 自らつくった悪い酸素が体中にいきわたるのだから恐ろしい。
また酸素との関連や、自らつくった化学物質が血液の色や構成まで変えてしまう。 それによって身も心も傷ついていく。
自分で原因をつくって自分が損をする。 まこと、世の中は健康をつくるのも自分、病気をつくるのも自分である。 さらに周囲を暗くしたり、明るくしたりするのも自分である。
<『眼からウロコが落ちる本』PHP文庫>
・・・
「一笑一若 一怒一老(いっしょういちじゃく いちどいちろう)」という言葉がある。
一つ笑えば一つ若くなり、一つ怒れば一つ年をとる、というものだ。
まさに、怒りは相手の気分を害するだけでなく、自分の心身もダメにし、まわりを暗くする。
逆に、笑いは、相手を喜ばせるだけでなく、自分の心身も健康にし、まわりを明るくする。
人は絶えず、魂を磨き、人格を向上させるために生きていると言われる。
魂を磨き、人格を向上するための大きな要素の一つが、自分の「許容範囲」を広げること。
許容範囲が広がれば、たいていのことは気にならなくなり、そして怒らなくなる。
いわゆる、「心の広いおおらかな人」、「大きい人」になる。
いつもニコニコとして、まわりを明るくする人でありたい。
<感謝合掌 平成27年2月21日 頓首再拝>
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