| [1312] ぱろでぃー |
- メロロン - 2008年10月05日 (日) 02時09分
ちょっと思考中の小説を。
D社ともスク社とも関係御座いません。 ただのぱろでぃです。パクリではありません。
「こんな所来たことないのに」
今日はハートレス集めである場所に来たのだがどうもこの場所は見覚えがあるのだ。
「懐かしい・・・いや、最近来た記憶が・・・」
可笑しい。マレフィセントに頼まれてこの場所に来たのだが初めて来たはずなのに此処最近、来た覚えがあるのだ。
「おまけに眩暈ですよ。こりゃひどい」
眩暈がして倒れそうになるがなんとか体制を立て直した。
「さーて、さっさと終わらせてピートと遊びいこっと」
5分足らずでハートレスを集め終え、その場所から離れようとしたときだった。
「・・・シャレになんねぇ。幻覚が見える」
目をこすっても向こうに薄っすら何か見える。 蜃気楼かと思ったが此処は砂漠じゃない。
「帰ろ。気味悪ィ」
見えた幻覚は黒コートを着ていてよくわからない・・・しかしフードはとってあったので顔だけ見えたのだが自分と瓜二つの男の子が自分と同じような武器を持ってハートレスを一掃しているのだ。
続きはあったがオレが見たのは其処まで。 だって気味が悪かったから。
あの日以来・・・そう、ホロウバスティオンに訪れたローブの男に会ってからというもの変な幻覚に襲われることが多くなった。
「あいつに何かされたっけ?気がついたらあそこで倒れてて―」
これ以上は思い出せない。気がついたら倒れていただけだ。 何もされてない。武器も無事だったし、怪我一つなかった。
「気絶させられただけ?いや、でも目的もないのに」
独り言が虚しく城内に響く。 こんな事しててもしょうがないと思い、自分の部屋に戻る道へと足を進める。
「マレフィセントが消えて、ゼアノートのハートレスがリクに・・・奴を倒せないと思った挙句・・・オレは何もできないとわかって此処にただ立っていた」
「それからローブの男がオレの前に現れた。それから―」
「何やってるんだい?もうハートレス集めは済んだのかい」
「マレ!んー、まぁ、済んだよ」
「独り言を言いながら歩いているからてっきりサボっているのかと思ったよ。ところで・・・ピートは知らないかい?」
「さぁ?ピートと遊びたかったけど留守みたい」
「あいつは・・・ちゃんと収集してるのかも危ういねぇ。悪いけど・・様子を見てきてくれないかい?」
「うん、わかった。どうせ暇だからいいよ」
考え事をしていたがどうせ答えにたどり着けない考えだ。 いっそのこと忘れてしまおうと思い、ピートの様子を見に行くことにした。

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