[85] 82.悟りへの道「反省」⑤反省の第三段階(新しい反省の提案) |
- 信天翁 - 2023年02月20日 (月) 18時43分
考えてみれば、お釈迦様は反省行に入る前に、ウッダカラーマプッタとアララーカラーマという二人の仙人について瞑想行の修行をされています。
しかも、いずれも半年くらいで最高の境地に達して、後継者として希望されたと伝えられています。
従って、「中道」という基準に基づくお釈迦様の反省は、深い深い瞑想状態での反省であったと思われます。
だから、「中道」という曖昧な基準も、心の深いところにある神の意識と同通して光輝いていたのではないかと思われます。
ですから、現代の人が忙しい仕事の合間に、1時間か2時間反省するのとは、全く別物であったと思います。
では、深い瞑想に慣れない私達はどうしたか良いのかということですが、次のようなやり方ではどうかと思います。
1.まず、現実の自分の過去は、一旦忘れます。
2.次に、この世に生まれる前の本当の自分の心、精妙で、清浄で、愛に満ちた心を想像します。そして、その心が、今、自分の心の中にあると思います。
3.さらに、その心の奥底に、もっと完全な神の心がある事を想像します。(思えば現れるという法則があります。)それは、あらゆる良い心です。
4.そして、その後で、自分の過去を思い出して、本当の自分の心であれば、その時どうであったかと想像します。
5.出来れば、静かに瞑想してこれを行えばもっと良いと思います。
「記憶」と言っても、心の世界のものですから、形があるわけではありません。
後から、光の記憶に変えることは出来ると思います。
このやり方であれば、お釈迦様みたいに、深い瞑想に入らなくても、かなりの反省が出来るのではないかと思いますが如何でしょうか?
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