[72] 69.「転生の秘密」③過去世のカルマが今世で消滅した例があった。 |
- 信天翁 - 2023年02月05日 (日) 16時51分
「椅子浸しの伝道師は今生で夜尿症になった」(第4章)
子供の夜尿症で悩む母親が、エドガーケーシーのライフリーディングを受けたところ、その子は初期の清教徒の時代の伝道師であり、魔女の疑いのある女性を椅子に縛り付けて、池に浸す刑を行なっていたとのことであった。
そこで、ケーシーが勧めたのは、その子が眠りに入る直前に、耳元で、次のように囁くことでした。
「あなたは、親切で立派な人です。あなたは多くの人を幸福にするでしょう。あなたは、あなたと付き合うすべての人を助けるでしょう。あなたは、親切で立派な人です。」
その晩から夜尿症が止まり、数ヶ月間暗示を続けると、それ以後完全に治ったそうです。
そして、その子は、大きくなってから、暗示の通りの親切な人になったとの事です。
この子は、心の奥底に罪の意識を持っていたのが、寝る前の暗示によって、その罪の意識が消えたのだと思われます。
この例は、今世の暗示によって、過去世の罪の意識を消すことができる事を示しており、悟りを考える上でとても参考になります。
このことは、反省とは、過去の悪い心を見つめ悔い改める事だけではなく、逆にそれと反対の心が本当の自分の心である事に気がつくことではないかと思われます。
なぜなら、悪い心の反作用として起こる悪い現象は、悪い心を修正するためのものであり、悪い現象が起こる前に悪い心を修正してしまえば、必要無くなるからです。
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