[41] 39.悟りと「瞑想」 |
- 信天翁 - 2023年01月23日 (月) 21時55分
心静かに瞑想をすることは、本来の自分の心に還ることにとても有効だと思います。
日常生活に振り回されていては、本当の自分の心のことなど考える余裕はないからです。
従って、若い頃から瞑想に集中している宗教家は、本来の自分の心に近い調和した心になる事が多いと思われます。
でも、そういう調和した心は、一時的なもので、世俗の生活に戻れば、すぐに元の心になってしまう事が多いかも知れません。
その原因は、過去の必ずしも調和されていない心がそのまま残っているからではないでしょうか。
過去の心を浄化しないで瞑想しても一時的なものに終わると思います。
白隠禅師は、「大悟18回、小悟は数知れず」と伝わっていますが、それは逆に、その悟りが永続的なものではなく、一時的なものであった事がうかかわれます。
お釈迦の悟りは、そのような一時的なものではなかったのではないでしょうか。
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