[19] 17.悟りの妨げになるもの⑦「この世は、とにかく忙しい。」 |
- 信天翁 - 2023年01月12日 (木) 21時55分
「貧、病、争」という言葉があります。
これ自体は、魂を磨く修行であって、無駄なものではありません。
でも、この渦中にあっては、悟るということはなかなか難しいと思います。
そして、あっという間に1年が過ぎ、あっという間に10年が過ぎ、あっという間に一生が過ぎるのではないでしょうか。
古代インドでは、一生を四つに分けていたそうです。
学生期、家住期、林住期、遊行期です。
学生期は勉強の時、家住期は世のためひとのために仕事をする時期、そして、林住期は社会から離れて自然の中で自分を見つめる時期で、遊行期はボランティアの時期なのかも知れません。
長い長い転生の中で「悟り」を求めてきた人は、この「林住期」という言葉を聞いただけで、心が震えるような気がするかも知れません。
悟りを求めるためには、一定期間は社会の喧騒から離れることが必要なのかも知れません。
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