[106] 103.悟りと「四諦八正道」再び |
- 信天翁 - 2023年04月14日 (金) 20時43分
お釈迦様は、最初の説法で四諦八正道を説かれたと言われています。
これが、ご自分が悟られた方法であることは、間違いはないと思います。
「四諦」は、「苦・集・滅・道」で、基本的な流れだと思われます。
「八正道」、は「正見・正思・正語・正行・正命・正精進・正念・生定」の八つの道です。
お釈迦様は、この八つの道を基準にして、過去の行為と思いを振り返られて、「本来はどうあるべきであったか」とイメージされて、心の曇りを晴らされたのだと思います。
従って、「八正道」は、過去を振り返るための基準であったと思われます。
しかし、これが分からなくなって、「八正道」は、「このように生きれば悟れる」というふうに思っている人が多いのではないでしょうか。
これは、悟りが「心を浄化すること」によって得られるという根本的な事を理解していないためと思われます。
それにしても、過去を振り返るための基準として見れば、「八正道」は画期的な基準であると思われます。
何も基準が無くて反省するより遥かに効率的た思われますから。
言わば、一種の「システム化」であると思われます。
このシステム化を、もっと細かく出来れば良いなという気がします。
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