| [2733] ブログの記述の誤りを糺す |
- タマゴ - 2018年01月11日 (木) 01時49分
>今回は、さらに、医学を本物の医学にしようと取り組んでいるグループが、論理としてすでに10年以上前に提出していた論理を、今回の番組が、事実的に証明するものであることについて見て、説いてみたいと思います。
この“グループ”というのは南郷派のことでしょう。 なぜ名称を伏せているのでしょうか?
>それは、今でも腎臓を「排泄機関」として位置づけるのが現代医学の常識ですが、それは結果的現象論で、腎臓が、生命の維持にとって本質的に果たしている役割とは、血液を生命活動が可能な状態に整えることであると、そのグループは10年以上前にはっきりと規定していました。この規定は、仮説でもなんでもなく、事実でもって科学的に証明された真理として、本にも著されて公にされた立派な学説です。ところが、現代医学はずっと無視してきました。それが、今回自ら発見した新事実でそのことを認めざるを得なくなった、というのが真相だと思います。
医療の国家資格を持つ人が、いい加減なことを述べてはいけません。 10数年どころか、南郷派より遥か以前に、腎臓が血液の調整等に関わっていることは解明されています。 南郷派の成果は、現代医学の実験結果を南郷式の唯物弁証法の見地から説き直したのみです。 天寿堂さんが新発見だなんだと喧伝したら、あちらは「南郷派を辞めた者が勝手なこと言わんでくれ」と頭を抱えてしまうのではありませんか?
>この番組の中で紹介された、腎臓を司令塔とする命を守るシステムは、臓器レベル・細胞レベルの働き方の様子を具体的に明らかにしてくれたものですが、忘れてならないのは、さらにそれを統括する司令塔が存在することです。それが<交感神経ー副腎系>なのです。ですからその統括の内容を見てみますと、同じなのです。これはどういうことかといいますと、<交感神経ー副腎系>の恒常性の維持の実際の実行部隊が、腎臓を中心とする臓器ネットワークだということです。だから、同じなのです。 >そうなると、一つの疑問が生じます。番組の後半に出てきた何をやっても下がらなかった重症の高血圧患者が腎臓の手術をして血圧を下げたという画期的な成果を上げたことに関してです。それはどういう手術かと言いますと、交感神経を焼き切るというものでした。確かにそれによって何をやっても下がらなかった血圧が劇的に下がったようです。 >しかし、それで本当に良いのかという疑問がどうしても残ります。まずそれを論じる前に確認しておきたいことは、この手術の物語ることは、交感神経が腎臓を統括していることです。
番組では、交感神経―副腎系が腎臓の機能を統括しているなどとは一言も述べていません。 天寿堂さんが勝手に言っているだけではありませんか。 それから腎臓の交感神経焼灼術については、番組より以前に私も紹介したことがあったかと思いますが、 もし仮に交感神経が腎機能を統括しているのであれば、それを焼灼した後には腎臓は機能を停止してしまうはずです。 それが停止するどころか正常化したということは、交感神経は腎臓を統括してはいない、というのが論理的帰結ですよ。 初めに結論ありきで、そこに無理矢理こじつけるようなことをしてはいけません。 なぜ交感神経を刺激する治療法で青雲さんの腎機能が一向に回復することがなかったのはなぜなのか、件の番組の内容が天寿堂さんに大きなヒントになるのではないかと思います。
|
|