[2655] タマゴさんも早く脱皮しないと・・ |
- 愚按亭主 - 2017年08月02日 (水) 19時22分
タマゴさんの紹介してくれた岸先生の論文は、残念ながらいささかもタマゴさんの援護射撃とはならなかったですね。それよりもむしろ、私の説を裏付けるものにしかなりませんでした。たとえば、
「生体においては活性化した交感神経により血圧が変化し、その血圧に応じて交感神経が調節さ れる、極めて「動的」なフィードバックループシ ステムである圧受容器反射がある。圧受容器反射 不全の高血圧における役割については議論がわかれていたが、近年になり高血圧における圧受容器刺激により強力な降圧が得られることが示さ れた。我々も、動物実験において圧受容器反射不全が血圧の変動性を著しく悪化させることや、圧利尿関係において体血圧と圧受容器反射-交感神経がほぼ同等に寄与していることが示された。 したがって、圧受容器反射不全は高血圧の極めて重要な原因であると考えることが出来る。これら の結果は、圧受容器反射により動的に調節される交感神経こそが高血圧となる主たる要因である ことを示すものである。 」
これは圧需要期反射という交感神経のシステムによって高圧が得られるがそれが「不全」になると、つまりバカになると高血圧になると言っています。そのほ他この論文には、交感神経しか循環の統括に関与していないとしかかいておらず、副交感神経の文字も一つもありませんでしたが・・・・それがどうして私の説の反論になるのでしょうか?
タマゴさんもいつまでもドグマに騙されていないで脱皮した方が良いですよ。世の中確実のその方向に動いています。たとえば、以下のサイトをご覧になってください。皮膚の件観を支配している交感神経は促進も抑制もしていると言っていますし。循環は主に交感神経によって統括されているとなっています。
http://health.k-solution.info/2010/06/_1_167.html http://www.ukenko.com/skin/7334
>血管に副交感神経が分布していないというのが誤りです。 現在の解剖学では、副交感神経が作用している血管も一部存在していることがわかっています。 そして、副交感神経から分泌されるアセチルコリンが血管内皮細胞に作用し、そこからNO(一酸化窒素)が遊離して血管を拡張さることは、既に触れた通りです。 つまり、一酸化窒素が神経伝達物質と類似した働きをしていることがわかったのです。 (この作用はアメリカの薬理学者のルイ・イグナロらが発見し、その功績で1998年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。) 標的器官にのみ作用する他の神経伝達物質とは異なり、一酸化窒素は血液の流れに乗って広範な組織に作用することもわかっています。
まず、私が言ったのは副交感神経は手足には分布していないということです。そこは誤解しているようですから、訂正しておきます。つぎに、NO作動神経(一酸化窒素で作動)は副交感神経ではないということです。その証拠に副交感神経が統括する腸管では副交感神経から分泌されたアセチルコリンで腸管の収縮性が強くなり、NO作動神経によってその腸管の収縮が拡張に変化させられるからです。おそらくNO作動神経は交感神経気に属すると思われます。交感神経の統括するマクロファージにも影響を及ぼすそうですから。
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