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[19] じゃっじゃじゃーん(ヤン凹・奥哲) くずは(管理人) - 2004/02/10(火) 22:22 -

「じゃっじゃじゃーーーん」

見なくても分かるその声の主と、まぬけな言葉に和人が小さく溜め息を吐きだした。
下宿の、共同となっているその部屋の扉を開け、中に入ってきたのが哲希だと気付きながらも、和人は寝たふりでもしてやろう、とベッドに横になったまま目を瞑る。
タイミングがいいのか悪いのか、今この部屋には自分しかおらず、哲希が用事があるのもきっと自分になのだろう。
それは予想できるのだが、せっかくの日曜日に、体調が悪いからと横になっていた今の状態で、哲希の相手をしようと思える心の余裕は和人には無かった。
そんな状態を知りもしない哲希は、二段ベッドの上に横になっている和人の上に、無遠慮に乗り上げてくる。
二段ベッドの、上に…だ。
そんな余裕があるはずもない空間に、大の男が二人もいるというのは誰が見てもおかしい状態で。
しかも縦では無く横という、普段と違う体勢でいる和人には、まさか自分の上に人が来るなどとは全くの予想外の事で、寝たふりなど無駄な苦労となり目を開ける。

「おい…っ」

文句を言おうとした口は、開いたまま形を決め、開けたままの眼は瞬きを忘れたように見開いてしまった。
そこにいるのは…哲希。
それは間違いないのだが。

「じゃじゃーーん」

入ってきた時と同じく、まぬけな言葉。それなのに、哲希の口から聞かされると、ワクワク心を躍らせてしまうのは哲希の人柄のせいなのだろうか。
だが、今の状態は。
心躍らせるではなく、心跳ねらせる、だった。

「ど?ど?」

そんな言葉で、感想が聞きたいと和人の上に馬乗りになった哲希は、満面の笑みで首をかしげて見せる。
動いた拍子に、そのサラサラとも表される髪が揺れる。
サラサラと。

真っ黒の髪が。

「お前、その頭…」
「ど?ど?どーなんだよ、かっちゃん!」
「……黒いな」
「そんな感想は求めてないっちゅーの!」

黒く。
そして、僅かに短くなった哲希の髪型。
今まで、トレンドマークとも言える程の長さをもち、メッシュさえも入れていた哲希の頭が、今はまさに真っ黒に。

これで眼鏡でも掛けたら田舎から出てきた純朴な少年だな…。

人が騙せるぞ、などと。
これもまた哲希の望んでいないであろう感想を心の中で呟いた和人は、自分の体調不良の事など忘れて哲希に視線を送る。

「んーーっで、どーなんだよ?」
「………」
「もしもーーし、聞こえてる?かっちゃん」

今度は逆の方に首を動かし、大きな瞳をきゅるりと動かしながら哲希が和人の顔を覗き込んだ。
途端、ぐるりと視線が動き、和人を見上げる事となった哲希がさすがに慌てて頬を染める。

「え…な、なんだよっ」
「感想は…今から教えてやる」

身体にな。

滅多に見せてくれない笑顔を浮かべたまま口付けられて、哲希は悔しそうに「ずるい…」と呟いた。




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ミニアンケート奥哲20表記念。今のあのユマの髪型を和人に見せたらどうなるかなぁ…と思いまして。でも分かりにくい文章ですみません(汗)



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